ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲プチポレ第二弾! 鳴虫山 <前編>

2007-03-12 10:07:23 | ▲2007年山行報告

 

歩いた日 2007年3月10日 (土)

鳴虫山は駅から歩いて登れる山として人気があります。

古くから日光の修行僧が参詣した歴史ある山であり、また

ヤシオツツジやカタクリなど 花を楽しめる山でもある。

プチポレ隊で山に行く場合、なんといっても交通の便が良いというのが一番の条件。

いくら行きたい山があってもアクセスに時間がかかってはお手上げですから。

今回、二つの山が候補に挙がったのですが 隊長は迷わず標高が高い鳴虫山の方を選びました。

駅から登山口まで徒歩15分という人気のお山です。

 

 

 

 

 

 

自宅から最寄駅に向かう始発のバスの時間は6時9分。

もうちょっと早い時間のがあればいいのに、ってブツブツ言いながら出発。

お月様、行ってきます。 

無事を祈っててくださいね。 

 

 

 

 

 

今度は朝日。

バスの中から撮りました。

あなたも祈っててくださいね。

 

 

 

 

 

東武線の快速で日光へ向かいます。 

 

 

 

 

 

列車の旅もいいよね。

窓の景色がビュンビュン飛んでいく。

一つ飛ぶ度に 山が近づいてくる。 

ワクワクするね。

 

 

 

 

 

おおっ! 女峰山が見えた!

そういえば・・・・・同じ車両にすごい装備のパーティが一緒だった。

「どちらに登られるんですか?」 と聞くと 女峰山でテン泊とのこと。

かなり年配の方を含むパーティ。 10名ほどいたかな。 

「すごいですねー。 どうか気をつけて」 というと 

「ありがとう」 と力強いお返事。

翌日はかなりの荒れ模様だったみたいだけど みなさん大丈夫だったかしら。

 

 

 

 

 

そうこうしてるうちに日光駅に到着。

女峰山へのパーティも一緒に下車。

行ってらっしゃい!

 

 

 

 

 

駅を出ると国道を右に向かいます。

消防署を左折すると見えるのが写真の道標。

ここからずっと登山口までわかりやすく導いてくれます。 

 

 

 

 

 

普通の住宅がある 何気ない場所に登山口はありました。

プチポレ隊、行くぞ~!  

(`0´)ノ オウ!

 

 

 

 

 

駅から歩き始めてすぐに雪を見つけました。

そう、国道の脇にうっすら雪が。

実は今回、「お守り」 しか持ってきてなかったので

それを見て弱足隊員、かなりビビっていた。

せっかく6本爪買ったのに、もう使うことはないだろうと 勝手に判断し

でも何も持たないのもどうかね、ってことで 

「お守り」 だけザックに突っ込んできたのでした。

考えて見れば3月の日光だよ。

例年ならばまだまだ冬山の山域だった。

いくら暖冬と言えども これは大失態か?

 

 

 

 

 

どうしよう・・・・・ますます白い部分が増えていく。 

 

 

 

 

 

葉っぱも雪化粧。 

 

 

 

 

 

ただね・・・・これはどうも昨晩降った雪らしい。

前回の天城では ツルッツルだったけど この雪はフカフカで全く滑らない。

 

 

 

 

 

道標を見るとなんか安心するんだよね。 

 

 

 

 

 

この鳴虫山は行った人のレポを見ると 

「甘くみてた」 とか 「侮ってはいけない」 とか 「かなり絞られた」 

なんて書いてある。

駅からすぐに登れる低山・・・・・ということで 

「楽な山」 というイメージを持ちやすいんだと思う。 

ところがどっこい登ってみると こんなはずじゃなかった・・・と急登が何度も現れる。 

そして 着いた!頂上だ! と思わせといて実は違うという

いわゆる偽ピークが何度も登場するのです。

弱足隊員はその辺のこと、ちゃーんと下調べしてあったので

急登が現れても 「なんのこれしき」 と思えたし

偽ピークが登場しても 「へへん、だまされないぞ」 なーんて

最初は余裕だったんですよ。

そう、最初は・・・・。 

(下調べしてた割りにはアイゼン、気を抜きましたね・・・と
 伊那のあの方に言われそうです。だから言われる前に書いときました。)

 

 

 

 

 

はい、休憩しまーす。

神ノ主山 (こうのすやま) 。

日光市街が一望。

 

 

 

 

 

ねえねえ、隊長、なんでそんな隅っこの方で

しかも眺望を背にしての水分補給なの?

プチポレ独占なんだからさぁ。

もっと堂々と休もうよ。 

 

 

 

 

 

う~ん・・・・

本当ならさっき車窓から見た女峰山が 目の前にドッカーンのはずだったのに。

雲が出てきちゃったよ~。

今日は晴れの予報だったのに どうして~?

副隊長がいないと お天気もこんなになっちゃうの?

 

 

 

 

 

 

それでもこの時点では まだ霧降高原方面は見えてました。

この時点では・・・・・・ってことは・・・・・ 

 

 

 

 

 

歩いてる時は暑いくらいだったカラダが じっとしてるとどんどん冷えていく。

今日の埼玉の予想最高気温は15度だったのに 日光はなんと4度!

これ以上冷える前に出発しよう。

 

 

 

 

 

おっと忘れてました!

慌ててザックの中から手ぬぐいを。

お雛様のは使い損ねちゃったし、かと言って桜にはまだ早いしね。

結局 今日はこんなおもしろ手ぬぐいにしてみました。 

 

 

 

 

 

一旦下ります。

あら、ここは雪、全然ないね。

この後も 雪が見え隠れしながらの道でした。 

 

 

 

 

 

 

どんどん進もう。 えっちらおっちら。 

 

 

 

 

 

根っこの道は歩き辛い。

その歩き辛い道を 隊長はズンズン早く歩いて行く。

もちろん弱足隊員は追いつかない。

小さく見えていた隊長の姿がいつの間にか消えていた。

どこかで待ってるだろうと思って初めは気にせず歩いていたけど

いつまで経っても姿が見えない。

急に心細くなってきた。

「隊長~~~!!」 (実際には名前で呼んでいる)

・・・・・・・・ し――――――ん ・・・・・・・・・・

え、うそでしょ。 隊長、どこ行った?

それから二度ほど繰り返して呼んでみたけど 全く応答がない。

さっきまでは心地よかったこの静寂が 急に恐怖の対象に替わった。

重いカラダにムチ打って スピードを上げる弱足隊員。

 

        

          <後編> へ続く・・・

 

 



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