ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲可哀相な山 武甲山  <前編>

2007-01-29 19:45:32 | ▲2007年山行報告

 

歩いた日 2007年1月27日(土)

秩父市街をドーンと見下ろしている武甲山。

その姿は実に堂々としていてカッコいい。

でも北側斜面の山肌を見た途端 その思いは哀情へと変わってしまう。

武甲山の石灰岩採掘が始まったのは大正時代。

その当時1336mあった標高は今では1304mに。 
(ガイドブックには1295mと書いてあるものも多いが 2002年登山者の指摘によって再測され、1304mに訂正された。)

標高も山容も変わりつつあるそんな武甲山に ポレポレ隊、朝もやの中登ってきました。

 

 

 

 

 

 

なんだこれは!!!  

極秘でCIAを育成してる秘密情報基地か!? (映画の観すぎ)

いや、でも冗談抜きに ほんと異様な雰囲気でした。

「ウォーッ!」  とか叫びながら車で横を通り過ぎます。

 

 

 

 

 

秘密基地が見えなくなると 何事も無かったかのように林道に入ります。 

 

 

 

 

 

 

一ノ鳥居到着。  

この奥が駐車場になってますが止められるのは10台くらいかな。 

思ったほど混んでませんでした。

 

 

 

 

 

 

鳥居の下には狛犬さん。  いつもお疲れ様。 

 

 

 

 

 

 

この暗ーい先にはもう一つの秘密基地があります。

ありません・・・・。

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 

テーマは ♪旅の宿♪  by 拓郎   

わかる人にはわかる。

 

 

 

 

 

 

樹林帯の中に入っていきます。 

 

 

 

 

 

 

杉がすごい。

そういえばそろそろ飛び始めてるらしいですよ、アレが。

ポレポレ隊は2年前に隊長が診断受けちゃってます。

「杉」 にはマックスの反応値。  「檜」 にはその半分くらいの値が。

今年も早めに病院行かないと。 

 

 

 

 

 

 

しっかり登山届を出しましょう。  

 

 

 

 

 

 

武甲山には丁目石があります。 

車を止めた一ノ鳥居が 一丁目。

頂上は五十二丁目です。

この丁目石って 最初は 「ヨーシ!全部写真撮ってやるぞ」 

とか張り切ってるんだけど  絶対に途中で忘れたり、疲れて面倒になるんだよね。

 

 

 

 

 

 

岩がゴツゴツ。 

 

 

 

 

 

道なりにまっすぐ行くと 「表参道」 コース。 

武甲山の登山ルートはいくつかありますが 

一般的なのは この 「表参道」 を登り 「裏参道」 から下るコース。

ただ、これだと出発地点とゴール地点が別なので、マイカーの人には向かない。

じゃあ今回は表参道からのピストンだね、と思っていたら 

隊長が 『シラジクボ』 を通りたいと言い出した。

シラジクボ? なんだそりゃ。

片っ端からガイドブックを見てみたが 一ノ鳥居から出発して

シラジクボを経由するルートなんて どっこにも出ていない。

昭文社の地図を見たら 実線じゃなくて破線表示になってるぞ。

どういう意味だ? と凡例を見た弱足隊員 唖然。

破線は 『難路』 って意味らしい。

( ̄□||||!!   な、難路!!!!!

最近老化現象が激しい弱足隊員の前頭葉でさえ、

数秒間の間に 『難路』 という言葉から

「難関」 「難儀」 「難航」 の三つが連想ゲームのように浮かんだのである。

つまり難しいってことだ。  

いやだ、そんな道! 却下!

と騒いだが、反抗期の隊長が 「シラジクボ」 「シラジクボ!」 と一歩も引かない。

今日のメンバーがプチポレ隊だったならば

どんなことがあってもダメ出ししたが 副隊長が一緒なら なんとかなるかな、

と 結局押し切られて その 「シラジクボ」 を通って行くことに。

だいぶ脱線しちゃいましたネ。 

つまり上の写真の場所は分岐になってまして、

右の 「表参道」 じゃない方(つまり左)をポレポレ隊は進んだのでありました。  

ほんの少しの不安と共に。 (ほんとはイッパイ・・・)

 

 

 

 

 

 

これから向かう 『難路』 を予感させる薄暗い道・・・・・

 

 

 

 

 

 

それにしてもすごい杉林だ。 

 

 

 

 

 

 

上を見ても杉ばっか。 

 

 

 

 

 

 

ちょっと明るい場所に出たみたい。 

 

 

 

 

 

 

ここで一回目の休憩タイム。  

「難路」 はまだかね・・・なんて話してる。

 

 

 

 

 

 

歩き出すよ。 

 

 

 

 

 

急に雪が現れたぞ。 

 

 

 

 

こんなにいっぱい! 

しかもかなり深くて先頭を行く隊長、膝下までズボズボ入ちゃった。 

踏み跡があったのでその上を そぉーっと歩いて通過。

もしかしてこれが難路か!!?

 

 

 

 

 

 

と思ったら今度は急に秋の道。  サクサク。 

 

 

 

 

 

 

いい感じじゃーん。 いったいどこが難路なんだ?

 

 

 

 

 

 

隊長に言われるまで気付かなかった。

南側から見た武甲山の頂上部分!

あらま、こっちから見るとすっごく穏やかで緑もいっぱい。

できる限りこの姿は残してもらいたいよね。 

 

 

 

 

 

 

上の写真を撮ってる弱足隊員。  

 

 

 

 

 

 

また雪が現れた。   

実はここからが難路の始まりだったのです。

でも写真だと全然伝わらないんだよね。 

 

 

 

 

 

 

雪がなければ・・・・・滑らなければ・・・・・全然問題なし。

でもね、なにしろ滑るのです。  

しかも平じゃない場所が時々あって かなり難儀しちゃいました。

一番怖かった場所を通る弱足隊員の写真を 後ろから副隊長が激写したんだけど

画面いっぱいに デカ尻が写り、これはもうR指定ついちゃうくらいショッキング。 

とてもじゃないけどアップできません。

あ、言っときますけど 普通の人には全く問題ない道です。

隊長も副隊長も普通に通れました。 

いつものように 怖がりな私だけが大騒ぎしたんです。 (´ヘ`;) 

反抗期の隊長は 「全くこんな道でビビっててどうすんのさ」 

と 天使のように優しい母上様に向かって冷酷極まりない態度。 

グレテヤル・・・・・

 

 

 

 

 

 

でもって とうとう本当の 『難路』 がわからないまま シラジクボに到着!

やった~! 

 

 

             <中編> に つづく・・・

 

 

 



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