おおまかに言うと、庭の手入れや窓拭きなど、
暮らしのちょっとした困りごとをサポートする有償ボランティアグループである。
現場では、現金のやり取りはしたくないということで、
あらかじめチョイてご券(会員1枚300円、非会員同400円)を買ってもらう。
※ 「 てご 」 は方言で、 " 手伝い " の意。
一人が30分の手伝いをして、1チョイてご。
2人が2時間活動すると8チョイてごになる計算だ。
券1枚につき、活動に行った本人には200円が支払われ、
残りは事務局の運営費に充てられる仕組みになっている。
依頼の大半は、梅雨時期から夏場にかけての草刈りだ。
時には、耕作放棄地の草刈りもあり、
「暮らしのちょっとした困りごと」の範囲を超えている感もある。
しかし、ご先祖さまから受け継いだ土地を荒らしてはならないという思いは、
暮らしの困りごとではないにしても、
土地を受け継いだ者にしては重大な問題でもあるに違いないと思うと、
放ってはおけないだろう。
いずれにしても 「 地域の事は地域で助け合う 」 ことだと思う。