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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

長崎県野崎島 「 沖の神島神社 と 王位石 」

2015-11-24 02:00:11 | 離島めぐり















沖の神島神社は、慶雲元年 ( 704年・飛鳥時代 ) に、
小値賀島にある地の神島神社と向かい合う形で創建されたといわれている神社です。
山道をひたすら歩き続けるとうっそうとした原生林とそびえたつ巨石 「 王位石 」 が現れ、
その真下に沖の神島神社があります。
最後の住人として島に残っていた神官も平成13年に島を離れました。

その沖の神島神社社殿の奥には、
古来より 「 おえいし 」 と呼ばれている巨石がそびえたっています。
頂上までの高さ24メートル、両柱の端から端までの幅 12メートル、
頂上テーブルの広さ5メートル×3メートルというとても大きなものです。
自然の産物か、人の手によるものか、その成り立ちは謎に包まれており、
この石の上に神島明神が現れたという話をはじめ多数の伝説に彩られています。



長崎県の無人島 / 青い海に包まれる 「 野崎島と旧野首教会 」

2015-11-13 01:53:11 | 離島めぐり





















      かつてはこの島に人が住み
      生活を営み
      祈りの場があった

      今はその祈りの場と
      学校だけが残り

      人は誰もいなくなった
      そんな島を
      青い海がつつむ





長崎県野崎島 ・ 無人島となった 「 野崎港と旧野崎集落跡 」

2015-11-10 01:05:03 | 離島めぐり
























































平成13年から無人島になった野崎島。

島民が暮らしていた頃は、
港のある野崎地区と教会のある野首地区。
そして、島の南端に位置する舟森地区の3地区で生活が営まれていた。
その形跡が遺る島の港である。

この島に医療機関が無いことなどの理由から・・・
生まれ島をこの港から離れて行ったのだろう。


生まれ育った島
そして思い出が遺る家
せめて、家だけは壊さずに遺して行こう

じぃちゃんやばあちゃん
父ちゃんや母ちゃん
兄ちゃんや姉ちゃん
そして妹
そんな家族が暮らした証として

そして・・・
なによりも自分が生きた証として




長崎県野崎島 「 野崎島の子鹿 」

2015-11-07 00:19:41 | 離島めぐり


































     野生の鹿が700頭以上生息する野崎島

     草原をバンビのように
     ピョンピョンと跳ねて
     愛らしく見せた子鹿だが
     何故か?カメラを向けると
     走るのをやめてしまう

     警戒するのか?
     立ち止まって
     こっちを凝視する。



長崎県野崎島 「 野崎火山火口跡 」

2015-11-02 03:01:41 | 離島めぐり






































野崎港から旧野首教会の方には行かず、
港から右手に赤土の剥き出た丘を進むと北崎展望所に行き着く。

ここからは野崎火山火口跡が見える。
野崎島は、他の五島列島の島々と同様に、
大半が隆起によって形成された島ですが、
東部は小値賀単成火山帯の活動によって形成されたものだそうです。
よって島の基盤層は野崎島溶結凝灰岩ですが、
東部は火山性の玄武岩質溶岩で構成されています。
海蝕により形成された断崖は東北方向に延びるノコギリ状の地形になっており、
恐竜のしっぽのようである。


長崎県小値賀島 ・ 小値賀港に入港する 「 シークイーン 」

2015-10-30 01:09:41 | 離島めぐり













   この日は 「 はまゆう 」 で野崎島往復して、
   夕方の便で有川港まで 「 シークイーン 」 に乗った。
   シークイーンは高速船なのでフェリーだと50分かかるところが
   上五島の有川まで35分で到着する。




長崎県小値賀島 「 小値賀港の夜明け 」

2015-10-25 00:40:41 | 離島めぐり












      港の駐車場には
      佐世保ナンバーの車がずらりと並ぶ
      目と鼻の先に見える上五島では
      長崎ナンバーは目にするが
      佐世保ナンバーを見ることはほとんどない

      佐世保へ出ることが主流の小値賀島に
      朝陽が昇る


      

長崎県久賀島 ・ バイバイ!久賀 ( ひさか ) 島

2015-10-02 02:04:41 | 離島めぐり










































雨に濡れ、そしてエンジントラブルでバイクから
急きょ歯医者さんの自転車を借りて回った久賀島。
かなりの急坂の繰り返しで堪えたが、
今となっては懐かしい思い出である。

五輪真弓の原点である久賀島。
素朴で何もない島だけど、
そこには温かさがあった。



長崎県五島市福江 ・ 「 福江みなと歯科医院の自転車 」

2015-09-12 02:56:41 | 離島めぐり



一緒に 「 シーガル 」 に乗って久賀島の行った 「 歯医者さんの自転車 」







自転車をお借りした 「 歯医者さん 」





先週、奈留島から福江に帰って来て、
わずか40分の間に久賀島に行く行程だったため、
レンタカー店でバイクを借りる予約をしていたが、
エンジントラブルでバイクはキャンセルになった。
それで、出航までの残った30分以内に代わりを探さねばならない。

ふと、見ると歯医者さんの向かいの床屋さんに自転車が置いてあったので、
「 スミマセン、この自転車をお借りしたいのですが・・・ 」 というと、
「 この自転車はパンクして乗れない 」 と、 速攻で返事が帰って来た。
それで半ば落胆していたら、歯医者さんの前に自転車が置いてあったので、
今度は歯医者さんに訊いてみた。
すると、 「 ちゃんと時間までに返してくれたらいいよ 」 という。
そんな温かい返事をもらった。
それで港の桟橋まで一気にペダルを漕いだ。

久賀島の田の浦港から五輪教会まで自転車で往復したが、
3時間踏みっぱなしだった。
自慢じゃないが、競輪選手のなかでもロードワークは抜きん出た存在だった。
それなのに、五輪教会までの17キロの距離は山坂の連続で、
心も腰も折れるくらい厳しいものだった。

自転車でこれだけキツいのだから、
徒歩では2時間以内にとてもたどり着ける場所ではなかった。

そんなこんなで、かなりカラダを酷使したが、
それでも自転車を貸してくれたことに感謝している。
お礼は帰ってすぐに手紙を書いてお礼の品を送ったが、
それ以外にまた、福江に行った時に手みやげを持って挨拶に行きたいと思っている。

予定ではあるが、7月、9月に続いて来月も五島に行きたいと思っている。


長崎県新上五島町若松郷 「 ヘボ島 」

2015-09-08 01:01:41 | 離島めぐり















九州の西に、仙人(せんにん)がすむ島があったんだと。
 仙人といえば、それはそれはながい間、おく山やはなれ島で、
きびしいしゅぎょうをしてな、どんなこんなんにも、がまんできるんだそうな。
 この島にすみついた仙人もな、どこかのはなれ島でしゅぎょうをつんできて、
いまでは村人をしあわせにすることを仕事としていたんだと。

 ところが、あたたかなこの土地では、人びとが、なにふじゆうなく、
くらしているもんで、仙人はしごともなく、
しゅぎょうもせずに、ひまをもてあましていたんだな。

 ある日、どうくつの中で、いつものようにひるねをしていると。
これもまた、どうくつの住人(じゅうにん)であるネズミが、
えさをはこんで、うろちょろしていたんだと。
 きげんがわるかったのだろうかの、ひるねをじゃまされた仙人は、
「うるさーい」とどなったんだと。
 「そんなこといわないでください。ここはあなただけのすまいではなく、
私たちねずみや、てんじょうにいるコーモリさんのすみかでもあるんですから」

 「ほんとうに、仙人なのかな。このじいさまは?」
 一ぴきのネズミが、小さな声で、いったのが聞こえたようだったと。
 「なんだと、わしがにせもの仙人だというのか」
 しわだらけの顔をまっかにして、ネズミたちの上に、
もっていた”つえ”をふり下ろそうとした。
 「待ってください」
 一ぴきの若いネズミがとめたんだ。
 「あなたが、仙人であることは、うたがいのないことです。
で、ひとつお願いがあります。
私たちは、この山おくにすむ大山猫(おおやまねこ)におどされて、こまっています。
 まい日のように、なかまがつかまっています。なんとかしていただけませんか」
 と、思い切ってたのんでみたんだと。

 「うーん、いたずらする大山猫だといっても、
しあわせをあたえるのが仕事の私に、猫をころすことはできない」
 と、仙人はいったと。

 若いネズミは、かまわずにいった。
 「仙人さまには、かんたんなことだと思います。
里に下りてこないように、大山猫をおどかすだけでもけっこうです。お願いします」
 「そうか、おどろかすのだな。
わたしのつえで、大山猫のしっぽを切り落とすなどして、こらしめてあげよう」
 「さすが仙人(せんにん)さまだ」
と、ネズミたちはおだてたんだと。
「かんたんなことさ」
 仙人はやくそくした。
 でも、ふだんのひるねのようすを見ていたネズミたちは、
それほどきたいしていなかった。

 それからいく日かして、仙人は海べの岩山で大山猫を見つけた。
すばやく、つえをふりかざし、ねらいをさだめてふり下ろしたんだ。
 ところが、大山猫のしっぽどころか、毛の一本にもさわることなく、
にげられてしまったんだと。
 それどころか、ばか力で大山猫を切ろうとして、岩山を切ってしまった。
そして、大切なつえさえもおってしまい、
あげくのはてに海へ落ちて、ぬれネズミ?になってしまったんだと。
 ふだんのしゅぎょうがたりなくて、ただの人になっていたんだな。

 つえももたない、水でよごれた、
ただのひげじいさんになってしまった仙人は、とてもネズミ会わす顔はない。
 ネズミとのやくそく以上に、力のなさにすっかりじしんをなくした仙人は、
どうくつをすて、島をすて、どこかにしゅぎょうのやり直しに出かけたんだそうな。

 その後、ネズミたちは大山猫(おおやまねこ)に食べられてしまったのだろうかね。
この島にはネズミが少ないのだと。
 仙人が、ばか力をふり下ろしたみさきは、銅切崎(ずんぎりざき)とよばれてな。
切り落とされた岩も、おきにのこっていて、それはヘボ(仙人)島とよばれているそうな。

 そう、そののち仙人はな、しばらくの間、
このヘボ(仙人)島にすんでいての、しゅぎょうのかたわらで、
そうなんしかけた船や漁師(りょうし)を助けていたんだと。

 しゅぎょうした仙人の力が今ものこっているのだろうかね。
あらしのときに、この島かげに入るとふしぎと風はやみ、
助かることが多いといいつたえられているんだそうな。




長崎市高島 「 アラ、いらっしゃい! 」

2015-09-01 00:00:41 | 離島めぐり






        アラ、いらっしゃい!




長崎市伊王島 「 やすらぎ伊王島 」

2015-08-21 00:11:41 | 離島めぐり







       たまには・・・


       ゆっくりして

       やすらげる

       海の見える場所で

       のんびりしようよ

       なにも考えないで

       風のように

       雲のように





長崎県五島列島などの離島で得する 「 しまとく通貨 」

2015-08-11 01:02:41 | 離島めぐり




















いま各地で話題になっている 「 プレミアム商品券 」 。
一冊5000円の商品券を買うと6000円分のチケットが付いていて、
一冊につき1000円がお得になる。
ひとり5万円までだとすると、6万円分の商品が購入できるわけだ。
それと同じような性質を持っている 「 しまとく通貨 」 。

だけど、これが使用できるのは 「 島に限られている 」 ので、
島に滞在している時に使い切ってしまわなければならないのである。
この違いがあるが、島旅をする者にとっては ” お得 ” な 「 しまとく通貨 」 である。
まぁ、 「 しまとく通貨 」 は、1回の購入は3万円までなので、
考えて使えば無駄にならないお得通貨である。

前回は、高島、福江島、上五島、若松島、を巡ったが、
台風で一日早く引き上げたから、6万円分のチケットが1万ほど余った。
それで港で島の特産品をチケットがあるだけ買って使い切ってしまった。
長崎市内では使えないので、長崎市内では現金になるが、
せめて帰りの船だけでもチケットとして使えたらいいなと思っている。

まぁ、考えようによっては、土産の1万2千円分は、
しまとくの得の分で買えたようなものである。
公共工事が早目に終われば、また年内に行きたいと思っているので、
この 「 しまとく通貨 」 の恩恵を受けたいと思っている。

そうそう、「 しまとく 」 には関係ないが、沖縄にも行かねば・・・



長崎県五島列島 ・ 福江島 「 コッテージ・スモーキィ 」 がある半泊

2015-07-26 16:11:41 | 離島めぐり



「 さとうのしお 」 と書かれたユニークな看板








目の前に広がる半泊湾







コッテージ・スモーキィの前にある教会の石積み







半泊の集落に降りて行く分かれ道の案内板





昨日の 「 人生の楽園 」 で紹介された 「 コッテージ・スモーキィ 」 。
ここで佐藤さん夫婦が天然の塩づくり「 さとうのしお 」 の販売や
「 コッテージ・スモーキィ 」 を経営している。

佐藤さん夫婦がカリブ海の島で暮らし、
そして老後移住したのが長崎県五島列島福江島の
福江市から約30分のところにある半泊 ( はんどまり ) 地区です。


「 コテージ・スモーキー 」 は1組だけ泊まれる贅沢なコテージで、
” 薪ストーブの煙 ” がその名の由来らしいです。
風呂はもちろん、薪で沸かす五右衛門風呂です。

ここは、プライベートでの生活が満喫できる設備が完備されているので
家族連れや友達と行くのには最適です。

また、 「 コッテージ・スモーキィ 」 では、塩作り体験や
日本蜜蜂の養蜂の体験で採蜜やピザ作り、さらに里山整備味噌作り、
そして五島の半泊湾での釣りやシュノーケリングなどのほか、
山ではトレッキング、山菜採り、椿の実採取などなどが楽しめるそうです。

この半泊へは、福江から堂崎を過ぎて宮原から糸串鼻方面に入って行き、
曲がりくねった細い道を2~3キロ走らねばならない。
途中にある写真の小さな看板から降りた所が半泊地区である。

ここから眺める久賀島との間を流れる田ノ浦瀬戸が素晴らしく、
家が数件しかない長閑な場所である。
「 あの対岸に見える教会は何ですか? 」 と訊ねると、
わざわざ草刈機のエンジンを止めて、浜脇教会だと教えてくれた。


で、 「 さとうのしお 」 の看板だが、これを見て、
” 砂糖で出来た塩なのか? ” と、バカげた解釈をしてしまったが、
自分の知っている場所がテレビに出るとウレシイものである。
今度は泊まるか、そうでなければ食事をしていこうと思っている。




沖縄県伊江島 「 大力者 ( ウプテームン ) / 安里五良 ( アサトグラ ) 」

2015-07-23 00:00:41 | 離島めぐり



ミースイ公園の入口に建つ 「 大力者 ・ 安里五良 」 の碑








ミースイ公園











大力者 安里五良は「イーハッチャー」の語源となった力士だそうです。
「イーハッチャー」とは伊江村民の「負けん気性、進取の気性」を意味するようです。