こんにちは。
13:40-14:40 は輪中の郷の見学です。
「輪中の郷」の館長さんから、輪中についてレクチャーがありました。
とても話がお上手で、失礼ながら「ただものではないな」と思い、あとでうかがったところ、
元先生ということでした。
やはり魅力的な話しぶりは、人を惹きつけますね。
「輪中の郷」HPには、以下のようにあります。
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「堤が切れたぞ~」「水が出たぞ~」。川面をたたきつける大雨、襲いかかる大水…。木曽・長良・揖斐の三川が集まる輪中地帯は、洪水の多発地帯でした。水の恩恵を受けながらも、その歴史は洪水との闘いでありました。
その悪条件の下、私たちの祖先は堤防を築き田畑を開墾して、自然と調和した長島町を築いてきました。 輪中の郷は、「輪中」をテーマに、郷土の歴史、文化、産業を紹介するとともに、失われつつある貴重な生活様式や生活技術を保存伝承し、将来に向け継承・発展させることを目的に誕生しました。 ご家族で、お友達同士で、皆様のご来館をお待ちしています。
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館長さんのお話では「長島というところは、水の被害を受けてきたが、河口部に位置するということもあり、富が集積した。豊かであった。水による被害ばかりではなくて、水とともに生きてきました」ということでした。
たしかに、1570年頃に「長島一揆」がありました。「戦国末期、伊勢国長島を拠点に本願寺門徒勢力が織田信長に敵対して行った武力闘争」(山川出版社『日本史小辞典』)です。このあたりは海上交通の要衝でもあり、きっと多くの物資と富があつまったのだろう。そのため、織田信長にとって反対勢力の掃討という意味もあったのでしょうが、経済的に豊かなところをおさえたのかな、と思いました。
「水によるいいところも、わるいところも受け入れて、ともに生きてきた」と聞いたとき、ベネチア(ベニス)みたいだなと思いました。
たいへん勉強になりました。
館長さんありがとうございました。
「輪中の郷」へのアクセスは以下の通りです。
http://www.waju.jp/7_access.html
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この後、バスで移動し、15:20頃名古屋駅で解散しました。
とても寒かったのですが、有意義な日でした。
今日も来てくださってありがとうございました。