今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

土木学会エクスカージョン(5;最終回 )

2012-12-07 08:08:33 | 日記


 こんにちは。

 13:40-14:40 は輪中の郷の見学です。

 

 「輪中の郷」の館長さんから、輪中についてレクチャーがありました。

 とても話がお上手で、失礼ながら「ただものではないな」と思い、あとでうかがったところ、

 元先生ということでした。

 やはり魅力的な話しぶりは、人を惹きつけますね。

 「輪中の郷」HPには、以下のようにあります。
 ーーーーー
 「堤が切れたぞ~」「水が出たぞ~」。川面をたたきつける大雨、襲いかかる大水…。木曽・長良・揖斐の三川が集まる輪中地帯は、洪水の多発地帯でした。水の恩恵を受けながらも、その歴史は洪水との闘いでありました。
 その悪条件の下、私たちの祖先は堤防を築き田畑を開墾して、自然と調和した長島町を築いてきました。 輪中の郷は、「輪中」をテーマに、郷土の歴史、文化、産業を紹介するとともに、失われつつある貴重な生活様式や生活技術を保存伝承し、将来に向け継承・発展させることを目的に誕生しました。 ご家族で、お友達同士で、皆様のご来館をお待ちしています。
 ーーーーー
 館長さんのお話では「長島というところは、水の被害を受けてきたが、河口部に位置するということもあり、富が集積した。豊かであった。水による被害ばかりではなくて、水とともに生きてきました」ということでした。

 たしかに、1570年頃に「長島一揆」がありました。「戦国末期、伊勢国長島を拠点に本願寺門徒勢力が織田信長に敵対して行った武力闘争」(山川出版社『日本史小辞典』)です。このあたりは海上交通の要衝でもあり、きっと多くの物資と富があつまったのだろう。そのため、織田信長にとって反対勢力の掃討という意味もあったのでしょうが、経済的に豊かなところをおさえたのかな、と思いました。

 「水によるいいところも、わるいところも受け入れて、ともに生きてきた」と聞いたとき、ベネチア(ベニス)みたいだなと思いました。

 たいへん勉強になりました。

 館長さんありがとうございました。

 「輪中の郷」へのアクセスは以下の通りです。

 http://www.waju.jp/7_access.html

 ーーーーー
 この後、バスで移動し、15:20頃名古屋駅で解散しました。

 とても寒かったのですが、有意義な日でした。

 今日も来てくださってありがとうございました。


 

 

 

エクスカージョン(4)

2012-12-06 06:49:04 | 日記

 エクスカージョン4回目です。

 12:50-13:30 国営木曽三川公園(展望タワー・水と緑の館)で昼食・見学


 
 20年くらいまえ、大学生の時、来たことがあります。(細かいことはまったく覚えていませんが・・・)

 高さ65mです。


(向こうが木曽川、手前が長良川)


 (高い建物につきものの、「透明な床」)


 

 国営木曽三川公園(national government park)のHPをみると説明がありました。

 「木曽三川公園は、愛知、岐阜、三重の3県にまたがる日本一広い国営公園です。
  木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が有する広大なオープンスペースと豊かな自然環境を活用し、
  東海地方の人々のレクリエーション需要の増大と多様化に対応するために設置された公園です。
  本公園は三派川地区・中央水郷地区・河口地区の3地区からなり、現在11拠点が開園しています。
  各拠点において、花や木などの自然を生かした景観づくりに加えさまざまなイベントを開催しております」

 どうやら、ここだけではなく、もっと手広く運営していることがわかりました。

 解説のかたは「愛知県の一宮市にもタワーがあります。そちらのほうが高いですが、こちらのほうがみやすい高さになっています」とおっしゃっていました。

 調べてみたら、展望タワー「ツインアーチ138」がありました(高さ138m)。

 興味のある方は、HPをごらんください(http://www.kisosansenkoen.go.jp/index.html)

 ーーーーーー

 つぎに、13:40-14:40 「輪中の郷 」に行きました。

 またちょっと長くなったので、つづきは明日にします。

 今日もきてくださって、ありがとうございました。


 

 




土木学会エクスカージョン(3)

2012-12-05 16:29:59 | 日記

 こんにちは。

 エクスカージョンのつづきです。

 11:20-12:00 船頭平閘門(せんどうひら こうもん) の見学です。

 

 この閘門によって、木曽川と長良川がつながっています。

  (国土交通省の「船頭平閘門」パンフレットより)

 「閘門」とは、船が、水面の高さの違う川を進むときに、水門で水の高さを調節し、水面の高さを一定にします。これをする水門を「閘門」といいます。


  (同パンフレットより)

 国土交通省のかたのお話によると、昔、木曽川上流域から運んできた材木を、わざわざ木曽川河口を経由しなくても、長良川流域へと運べるようになったとのことです。

 わたしは「閘門が動くところをみたい」と言ったのですが、「船がくればみられます」と国土交通省のかたに言われました。

 さらに、わたしは「じゃあ、手こぎボートできたら、お願いしたらやってくれますか?」と聞いてみました。

 「はい、あけてもらえます。しかも、これは無料です」との答えでした。

 心の中で「空気でふくらませるボートを持ってくればよかった・・・」と思いました。

 下の写真は、閘門の全体です。水面から出ているところは、閘門全体の半分にすぎず、まさかこんな大きなものが水面下にあるとは思いませんでした。

 むかし、橋が未整備だった時、上の手すりみたいなところをとおって、子どもたちはトコトコ渡っていたとのことです。

 

 閘門だけで、ちょっと長くなったので、つづきはまたあしたでお願いします。

 今日も来てくださってありがとうございました。
 



土木学会エクスカージョン(2)

2012-12-04 10:09:07 | 日記


 こんにちは。

 エクスカージョンの続きです。

 9:10に名古屋駅をバスで出発し、最初に住吉地区(七里の渡し)を見学しました。









 しじみ漁が行われていました。資源保護のため、とる量を制限していると説明がありました。




 11:00頃、長良川河口堰 に到着しました。

 まるいデザインは、かっこつけているわけではなく、耐震性を増すための形だそうです。



 バスに乗車したまま、河口堰をわたります。





 魚道をつくり、鮎などのさかなが遡上できるようにしているそうです。

 この河口堰より上流は淡水、下流は海水が混ざっているとのことです。

 

 河口堰は、水をせき止めているのではなく、写真のように海水や河川の水を流しているそうです。

 海水を淡水域に入れるときには、淡水化してから取り込む工夫がなされています。

 万が一、海水が入ってしまった場合、知多半島や三重県などで、3~4時間後には、蛇口から塩水がでるそうです。

 


 今日もきてくださってありがとうございました。(つづく)

土木学会エクスカージョン(1)

2012-12-03 09:35:24 | 日記


 こんにちは。

 12月2日、エクスカージョンにいってきました。(コースについては12月1日のブログをご覧ください)

 当日の朝、とても寒かった。

 あまりに寒いので、集合前に、牛丼を食べて体の内側から暖めることにしました。

 名古屋駅の噴水広場が集合だったのですが、土地勘がなくなかなかみつけられませんでした。
 (有名な待ち合わせ場所らしい・・・)

 それでも、なんとかみつけて、学生たちを待ちました。

 案内をしてくださる4名の土木学会の方々と合流し、学生たちの点呼をとりました。

 そして、出発です。(1名欠席)

 この話はまだ続きます。

 今日も来てくださってありがとうございました。(つづく・・・)

明日、エクスカージョンに行って参ります

2012-12-01 08:28:47 | 日記


 こんにちは。

 明日は、国土交通省中部地方整備局 企画部広域計画課のお世話になり、エクスカージョンに行って参ります。

 行く場所は、木曽三川付近です。もちろん愛知県出身の学生にしてみれば、社会科見学の定番です。

 しかし、これを教員の「教える立場」から考えるとしたら、どうでしょうか?ということで、取り組みます。

 詳細については以下の通りです。
 
 ーーーーー

目的: 愛知県等の教員志望者にとって必ず見聞しておくべきである、東海地方屈指の教材価値のある木曽三川(輪中・開拓の歴史・人間と自然など)を教材化する技法を学ぶために実施する。

日時:2012年12月2日(日)9:00-15:30
場所:木曽三川下流域
対象:28名(学部生・院生)

見学予定(バスで移動):

9:00 名古屋駅前 集合
9:10 出発
9:50-10:20 住吉地区(七里の渡し)他 見学
10:30-11:10 長良川河口堰 見学
11:20-12:00 船頭平閘門 見学
12:10-12:50 昼食(木曽三川公園)
12:50-13:30 木曽三川公園(治水タワー・水と緑の館)見学
13:40-14:40 輪中の郷 見学
15:20 名古屋駅前到着・解散

現地指導:国土交通省中部地方整備局 企画部広域計画課 他

費用:無料

注意:昼食は自分で用意する(持って行く)。

その他:
【事前】・・・「いい見学のためには、予習が必要」
・「七里の渡し・長良川河口堰・船頭平閘門・木曽三川・輪中」について調べる。
・A4用紙2枚にまとめる。エクスカーション直前の日に提出

【事後】・・・「将来につながる成果を残そう」
・このエクスカーションをうけて、地域の小学生(4年生)に教えるための「教材」を考える(全箇所でなくてもよい)。(例:持ち歩きながら書き込む教材をつくるとしたら、どのようなものを作るか? など)
・この地域にすでに馴染みの人(たとえば尾張出身者)→中学生用をつくる。この地域に馴染みのない人(たとえば三河出身者)→小学生用をつくる。など工夫する。

 ーーーーー
 というわけです。

 明日は寒いらしいので、暖かくして臨みます。

 国土交通省中部地方整備局 企画部広域計画課のみなさま、よろしくお願いいたします。

 今日は、大学院の修士課程の最終発表会です。


 今日も来てくださってありがとうございました。