今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

教育実習事前指導(2017.8.28-29)

2017-08-30 10:25:14 | 日記
 

 こんにちは。

「教育実習事前指導」がありました(8/28・29日)。

 2日間9:00〜17:00までびっちり講義を受けさせ、模擬授業を学生達にやらせます。私の担当はまとめ役でした。

 まとめ役は、自分はそんなに話しません。7人の先生方をお招きして、多様な教育観・授業方法を学生達に話してもらいます。そのお膳立てをするわけです。

↓ 模擬授業の板書




 先生方がはなしていらっしゃる時、聴いているのですが、勉強になります。逆に教員経験者が聴いた方が役立つとすら思います。実習生にとっては今はわからないかもしれませんが、あとで「ああ、このことか」とわかるものなのかもしれません。
 元校長先生、20年経験者、10年経験者、大学教授をそろえているのですから、「濃い」のです。
 いつも濃すぎるので、今回は2年目の先生をお招きしました。やはり、初々しいです。とてもよかったと思います。学生たちも自分と重ね合わせられるからです。

 ともあれ、2日間無事におわりましたのも、講師の先生方のおかげです。
 ここに御礼申し上げるしだいです。
 また、来年もよろしくお願いいたします。

 本日もお越し下さってありがとうございました。

52回生の同窓会(2017.8.27)

2017-08-28 08:16:56 | 日記


こんにちは。

お久しぶりです。

「国定教科書『中等地理』廃止の法令上の理由」(仮題)
「明治期から戦中期にいたる実業学校における地理教授制度」

という論文を8月中に書いておりました。

それに集中していたため、ついついブログがおろそかになりました(いいわけ)。
 
すみません・・・(T_T)

さて、昨日、前勤務先の卒業生の同窓会に出席しました。

東京・市ヶ谷で行われました(13:00〜15:30)。

彼らは東大附属学校の52回生で、私が中3と高1で受け持った子どもたちです(彼らは32歳くらい)。

約20年ぶりでした。

出張中にロケット花火を教室の窓から発射してくれたことが一番の思い出ですね・・・。

それがみんな立派になってました。

芸術家、漫画家、カメラマン、医者、SE、保険会社・・・などなど。



一気に昔にもどりますね。

彼らの活躍を祈ります。


さて、今日(8/28)は、教育実習事前指導(2日連続)です。がんばるぞ!

がんばるのは、学生たちか・・・(笑)


本日もお越し下さりありがとうございました。

ピカチュウに遭遇(2017.8.14)

2017-08-15 13:22:09 | 日記


こんにちは。

昨日、横浜の桜木町へ行ってきました。

ちょうど「ピカチュウのパレード」をやっていました。

ピカチュウは私でも、すぐにわかりました。有名ですからね。

とにかくすごい人で、なかなか前に進めません。

こども、おとな、外国からきたひと、みんながピカチュウのパレードに歓喜していました。

こんなに人気があるなら「ポケモンランド」を作ったらいいのに・・・と思いました(安易か)。











↓ 会場でもらったサンバイザー(かぶりませんでしたけどね、ぜったいかぶってませんから・・・。家でつくりました《笑》)




↓ きちんとした動画をとってくれていた方がいました(youtube)。私はこんなにきちんとみられませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=t7M-CvKrMbg

(コピペしてご覧下さい。動画だから迫力があります)


本日もお越し下さりありがとうございました。

10年経験者研修(2017.8.9)

2017-08-10 08:01:58 | 日記


こんにちは。

昨日は「10年経験者教科指導研修」があり、助言を担当いたしました。

この研修は、小・中学校で10年つとめた先生方の研修会です。

昨日のプログラムは模擬授業で、朝の10:00〜15:30まで行われました。

私は8つの模擬授業をみて、最後に助言するのです(20分間)。

授業をみながら、パワーポイントのスライドを速攻で作っていくので、あとで見たときにわからなくなっちゃってるものもありました(笑)。

「あれ・・・これなんだったっけ?」ということですね。

そのスライドの一部を下にのせます。

何のことかわからないでしょうが、雰囲気だけお伝えします。










先生方は10年目ですから、授業の内容はすばらしく、本当は特に言うこともないのです。

それでもちょっとでもよくなるように、アドバイスさせていただきました。

一番最後のスライドが ↓ です。



本日もお越し下さりありがとうございました。

13年前のなつかしい手紙(2017.8.4)

2017-08-04 09:26:46 | 日記

(横浜市でみつけたネコです。笑っているみたいだなあ・・・)

こんにちは。

ご無沙汰しております。

さて、昔のファイルをみていたら、懐かしいものがでてきました。

これは13年前に、私が元担任(中1と2)だった子ども達(その時中3になっている)にあてて書いた手紙?です。

13年前ですが、世の中の状況はなにもかわってないのですね(笑)。

文中にでてくる「58回生」というのは、その学校では創立以来入学生をナンバリングしていて、58番目に入学した子ども達を表します。学校がある限り、59、60、61・・・と続いていきます。

「ギンタ」というのは、58回生が拾って、いまでも私が飼っているネコのことです。



ーーーーーー以下 手紙文ーーーーーー

 すっかりご無沙汰しています。
 皆さんの担任を離れてから、はや半年が過ぎました。今、私は2年C組の副担任として、ボチボチやっています。球技大会などで皆さんの元気な姿を拝見するのはうれしいものです。

 さて、今日は最近読んだ、丸山眞男『現代政治の思想と行動』の中から、私が印象に残ったところを紹介します。中学生には馴染みのない人物かもしれませんが、丸山眞男は日本を代表する著名な政治学者です。覚えておいて損はしません。

 今、日本国憲法の改正について多くの人たちがいろいろと意見を述べ、行動しようとしていることはニュースなどで、皆さんは知っていることでしょう。今特に注目を浴びているのは憲法第9条の箇所です。

政治家の中には、憲法の条文が「時代に合わなくなってきている」、「新しい時代に対応するために変える」と言っている人がいます。

 しかしながら、丸山眞男は次のように言います。1945年8月15日の敗戦から、日本国憲法が1946年11月3日に公布される日までの世界の状況は、すでに米ソの対立があり、決して平和ではなかったという歴史的な事件を列挙した後で、以下のように述べています。


「私達日本国民が「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意」して、一切の武力を放棄し、「国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓」(憲法前文)つたのは、決して四海波静かなるユートピアの世界においてではなく、米ソの抗争がむろん今日ほど激烈でないにしても、少くもそれが世界的規模において繰り拡げられることが十分予見される情勢の下においてだつたのです。こうした情勢にも拘わらず敢て非武装国家として新しいスタートを切つたところにこそ新憲法の画期的意味があつたと少くも私は記憶し理解しています。」(185㌻)


 第二次世界大戦後は平和な世界ではないだろうことが予想されたにもかかわらず、敢えて日本は「非武装国家」としてスタートしたのです。困難な道を敢えて進もうとしたのです。この点にこそ、日本国憲法の意味があったということを丸山眞男は述べているのです。
 
 日本国憲法が書き換えられることに対する判断は、それぞれがすることですから、今ここで私があれこれ述べるつもりはありませんが、今日本が大きな岐路に立っていることを考えれば、この文章のもつ意味は重いと思います。

 その他、「無責任の体系」というのも興味深い話です。いわゆる郵政民営化法案について政治家の中で自分の主張を変えた人がいます。そのことに照らし合わせて、これを読むと失笑を禁じ得ません。

 この本が書かれたのが1950年頃であり、2003年4月の段階で「156刷」されている、古いけれど今でも十分に新しい内容を持った本なのです。皆さんは「公民」で政治についていろいろと勉強していると思います。政治に興味がある人は、内容はちょっとレベルが高いかもしれませんが、読みやすく書かれているところもありますので是非読んでみてください。

 本当はギンタの話でも書こうかと思ったのですが、15歳という少しは大人になったみなさんに少々面倒くさいかもしれないけれど、大事なことを書いてみました。

ーーーーー以上 手紙文ーーーーー

本日もお越し下さりありがとうございました。