今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

新型コロナウィルス感染拡大下の教育実習(その5)(2020.8.29更新)

2020-08-29 10:09:16 | 日記


(「パンダ」が役立っています:パンダに向かって話しかければ、自然とカメラ目線になります。)

 こんにちは。お久しぶりです。

 よく考えてみると、タイトルの「新型コロナウィルス感染拡大下の教育実習」というのはちょっと違いますね。
 
 正しくは、「新型コロナウィルス感染拡大下の教育実習の『事前指導』」です。

 実習以前の事前指導をどうやって指導しているのか、ですね。訂正「せず」、お詫びいたします。このまま続けてしまいます。

 さて、前回の更新は8/22でしたので、1週間たってしまいました。

 今日8/29 9:50にも彼らは「学習指導案」を作っているはずです(確認のしようがない)。とにかく、31日から模擬授業が始まるので、それまでに完成させればよい、という指導です。

 それにしてもこの1週間忙しかったです。

 ・パワーポイントのスライド作り(すべてパソコンの画面上で行うためスライドを作る必要があります)

 ・2〜3日おきに行うTeamsを使った107人を相手にして行う全体指導(伝えることに漏れがあると、学生は混乱するので、最低限かつ間違いがないように気を遣います)

 ・毎日9:10〜10:40位までTeamsで行う「相談」(当然わからないことがあるので、それに対応します。今日29日もやっています。学生に土曜日に活動させている以上、私もやるということです)

 ・提出物を出していない学生への督促(これは気を遣いますね。こちらが見落としてしまうと、学生も頭にくるでしょうから、細心の注意が必要です)

 ・欠席者の対応(欠席者に連絡して、理由をきく。まるで小学生への対応みたいです。無断でも平気な学生は、たいていメールをみていない)

 ・学生が提出する学習指導案などの添削指導(かなり時間がかかります)

  そして一番きついのが、
 
 ・いつもメールを気にしていることです。
  (Teamsで相談できないときは私にメールを送ること、と指導しています。そのためメールで相談がきます。少しの時間くらいほっておいてもいいのですが、知りたいと思った時に答えたいという気持ちがあるので、いつもメールが気になります。これは私の性格によるものなので、「勝手にきつくなっている」という気もします。)

 以上です。

 これまでオンデマンドまたはオンラインで指導してきましたが、31日からは「対面による模擬授業」が始まります。

 本日もお越しくださりありがとうございました。(つづく・・・)

新型コロナウィルス感染拡大下の教育実習(その4)(2020.8.23更新)

2020-08-23 07:20:17 | 日記

(タロウ:うちでは「笑わない男」と言われている)

みなさん、こんにちは。

「新型コロナウィルス感染拡大下の教育実習」の4回目です。

今日は日曜日ですが、いつものように9:10〜10:30までTeamsで待機していました。

さて、いつもどのようにしてリモート授業をしているのかを公開します(それほどたいしたことではない)。

「七つ道具」ですね(笑)。



 机の上にパソコンをおきません。見下ろすような映像になるので、できるだけ顔の位置と同じになるよう、床に座り、椅子の上にパソコンを置いています。姿勢が悪くなり、体が大変疲れます。(改良の余地がかなりあります)

Aは、パソコンその2です。ネットに入れない学生がメールなどを送ってくることがあるため、それに対応するためのパソコンです。

Bは、スマホです。今回聴覚に障がいのある学生さんがいるため、「UDトーク」というアプリを使っています。このアプリは、話した内容を文字化してくれるものです。話し終わったら、それを学生さんに送ります。そのために、スマホを使っています。

Cは、メインパソコンです。これにTeamsをいれ、話しています。Aよりは性能がいいものを使っています。授業の時は、「Wi-Fi」ではなく「有線」でネットにつないでいます。

Dは、とっさの時にメモをとるためのノート。やはり、手書きははやい!

Eは、iPodプロ、これはイヤホンとマイクの機能があります。今回リモート授業が始まるにあたり、新たに買いました。「耳からうどん」が出ているように見えます。

Fは。タオルです。ネットが突然切れる、いろいろな質問に答えるなど、汗をかくシーンはたくさんあります。

Gは、電波時計です。秒単位でリモート授業をやっているため、正確でなければだめです。Teamsに1分でも遅れようものなら、「どうした、どうした」となるため、私も時間にかなり敏感になりました。

他にもありますが、また紹介します。

本日もお越しくださりありがとうございました(つづく・・・)。







新型コロナウィルス感染拡大下の教育実習(その3)(2020.8.22更新)

2020-08-22 07:00:40 | 日記

(書道の紙のうえで、のんびり中)


 こんにちは。
 今日もリモートにより教育実習事前指導を行っています。
 オンデマンド(動画)授業のメリットをいかし、19〜23日までは学生に動画をみてもらっていますが、その間質問に対応するために、私はTeamsに入り待機しています(9:10〜10:30)。
 
 20日:3名の学生とTeamsで話しました。
 21日:この日は0名。
 (これ以外にも、6名からメールをもらいました)

 さて、先日のブログで現職の先生に動画を作成してもらったとお話ししました。その動画を作成してくださったH先生とのメールのやりとりを今日紹介したいと思います。

 H先生
 (・・・前略・・・)
 少しですが、協力することができ、考え直す機会になりました。
 学生さんに伝わればよいなと思います。ありがとうございました。
 コロナの関係で、当たり前にできていたことの幸せさ、いろんな人とつながり合えることのすてきさを感じています。
 2週間の実習も、どのような物語にするか考えていきます。

 私はこのメールをうけて、

 「2週間の実習も、どのような物語にするか考えていきます。」
 偉そうにいって申し訳ないですが、Hさん、これすばらしいですね。
 受け入れる側が物語を考えていてくださる。
 ただの実習ではなく、物語なのですね。

 すべての人としての行為は無機質、機械的なものではなく、物語でなければならない。
 物語であると出来事をとらえることで、ひとつひとつの景色・出会いが唯一性をもってくる。
 そして輝く。
 そう感じました。
 なんだかじーんとしました。

 以上です。
 私の日常は、このようなすばらしい先生に支えられています。
 ありがとうございます。
 新型コロナウィルスが収束したら、現職の先生方と前のようにお酒を飲みたいですね。

 本日もお越しくださりありがとうございました(つづく・・・)。


新型コロナウィルス感染拡大下の教育実習(その2)(2020.8.21更新)

2020-08-21 09:08:39 | 日記

(暑いですね・・・)

 こんにちは。
 教育実習の事前指導をどうやっているのか。特に35コマ分をどうするのかについて簡単にお話しします。

 私は社会科教育の担当です。今回社会科免許取得希望者は107名です。この学生たちに35コマ分(35✕90分)の指導をします。

 私が今回の企画進行を担当していますが、いちばん恐れたことはやはり「3密状態になり、大学がクラスター化すること」でした。大学上層部から「絶対集めるな」とは言われていませんので、教科によってはそれこそ35コマ分、対面による授業をしているところもあるようです。

 余談ですが、私はN大の非常勤講師もしていて、そこでは「緊急事態のため、対面授業はよほどのことがない限り行わない」となっていますので、ずっとオンライン授業になりました。私の本属である大学はそれはありません。

 私は、できるだけ集まることはせず、動画・課題のやりとり(メールなどによる)・会議ステムであるTeamsをもちいて学生たちにオンラインで話しかける方法を考えました。

(1)動画をみて、基本的な授業作りや生徒指導のやり方を学ぶ。
(2)それらをふまえた上で、学習指導案などをつくり、ネット上で学生たちが批判検討する。
(3)最後は、総決算として「模擬授業」を行う。
 
 問題は、この(3)です。
 模擬授業はさすがに、多くの学生の前で、実際にやってみないことには効果は少ないと言えます。多くの目にさらされ、批判されてこそ、力をつけていくことができます。もちろん会議システムTeamsをつかってできないことはありませんが、緊迫感がまったく違います。

 そこで、(1)と(2)は、非対面、つまり大学に学生を呼ばないで実施し、(3)はやむを得ず、大学で対面で行うことにしました(3コマ✕3日間)。(模擬授業は8/31から3日間行われます)。

 さて、もうひとつ問題だったのは、例年ですと、(1)は現職の先生方にきていただき、直接学生にむかってお話しいただいていました。しかし、今年は先生方は夏休みが終わり、大学へこられないということと、感染拡大を避けたいと思ったことから、先生方に「動画」を作成していただきました。
 動画の作成とは、基本的には、パワーポイントで作成したスライドに音声(話し言葉)をいれ、完成させます。簡単なように思えますが、せりふを間違えたり、つっかかったりして、慣れないとなかなか大変です。
 それを先生方にお願いしましたが、もしかしたら面倒なことなので、断られるかもしれないと思って依頼したところ、先生方は引き受けてくださったことは以前ブログに書きました。これにも本当に頭が下がる思いであり、感謝の気持ちで一杯になりました。

 8/21現在、学生たちは動画をみて勉強しているところだと思います。
 その間、わからないことや疑問がわいたら、私に質問できる体制をとりました。Teamsに9:10〜10:30頃まで私が待機するのです。(20、21、22、23、26、27、28、29、30は、9:10〜10:10まで)。
 
 かくしてこのような流れで実習事前指導を行うことになりました。
 では、またこの事前指導についてご報告します。

 本日もお越しくださりありがとうございました(つづく・・・)。

新型コロナウィルス感染拡大下の教育実習(その1)(2020.8.20更新)

2020-08-20 18:05:35 | 日記


 こんにちは。
 私が働いている大学は教員志望者が多いです。

 今年は新型コロナウィルスの感染拡大により、教育実習が3週間から2週間になりました(愛知県・名古屋市の場合)。

 そのため、減った1週間の分を大学で指導することになりました。これまでと比較すると以下のようになります。(「1コマ」=90分授業)

(これまで)
  事前指導(8コマ)→教育実習(3週間)へ行く
(今回)
  事前指導(8コマ+27コマ)→教育実習(2週間)へ行く

 この27コマは毎日4コマ(9:10〜16:30)ずつやっても、7日間かかります。とにかく、教育現場で体験し学ぶ内容を、大学で学生に指体験させなければなりません。努力はしますが、それは容易ではありません。

 といいますか・・・、それは無理です。絶対無理といってもいいでしょう。

 教育現場で学ぶことを大学では学べません。そのために実習に行くのです。

 ただ、今年、文科省は、新型コロナウィルスのせいで学校側の受け入れが難しい場合で、学生が実習を行えないときには、大学での模擬授業などの実習や、各教科の指導方法や生徒指導などの講義で代替できるようにすることを特例として決めました。

 しかし、8/20の時点では、学生たちは2週間の実習にいくことになっています。つまり、どこの学校(教育委員会)も「(それどころではないから)来ないでくれ」とは言っていないのです(実際はおもっているけれども、しかたがないと思っているかもしれませんが)。そのため、10月末頃から実習は行われます。

 しかし、小中高の先生方にしてみれば、コロナ対策で学校は通常の状態ではなく、そこに実習生がくることになります。先生方は実習生にアドバイスをするなど面倒をみなければなりませんので、かなりきつくなると思います。本当にもうしわけないと思います。

 このような状況になるまえのお話をしますと、実習でお世話になる学校へ大学の教員が挨拶にいきます。こちらが「お忙しいところ申し訳ありませんが、学生のご指導をお願いします」というと「そうですよ、学校現場は忙しいですから、適当な気持ちでやられたら困ります。大学でしっかり指導してからこちらへよこしてください」と言われてことは一度もありません。

 現場の先生方は「わたしもそうやって成長したので、よろこんで引き受けますよ」とほぼ100%の確率でおっしゃいます。たしかにそのとおりなのですが、実際の仕事の負担は増えて、大変になります。
 本当にありがたいことです。感謝の気持ちで一杯になります。

 さて、最初にも述べましたが、私はいまその35コマ分の指導をおこなっています(8/19から)。そのときの様子については、次回お話したいと思います。

 本日もお越しくださりありがとうございました(つづく・・・)。

新型コロナウィルスでかわった大学授業(その4)(2020.8.18更新)

2020-08-18 06:02:12 | 日記

(「たろう」寝ている )

 みなさん、こんにちは。 
 新型コロナウィルス感染拡大により、大学の授業は大きくスタイルをかえました。「ついでに」私の生活もかわりました。
 新しい授業には、【課題提出型】、【動画視聴型】、【会議ツール型】が選択肢としてあった、とお話ししました。

 今日は【会議ツール型】です。

 これは大学推奨のマイクロソフト社の「Teams」と有名な「zoom」を使いました。Teamsは事前に登録した人がはいって会議(授業)をしますので安全と言われていました。zoomはセキュリティに問題があるといわれ大学は推奨していませんでした。

 このTeamsの事前登録が面倒だったので、zoomを使うことが多かったです。

 私の前期の授業は学部や大学院のゼミの担当ばかりで、5〜8名程度の授業が多かったため、このTeamsを使いました。Teamsは6名くらいまでは画面に顔が出るのですが、それ以上になると顔は消えてしまいます(もちろん、いることはわかるので、呼べば学生は返事をします)。

 一方、24名の授業ではzoomを使いました。zoomは24名でも全員の顔が見られました。そのため人数が多い授業ではこちらを使い授業をしました。

 この24名の授業は「1年生を対象にした授業」でした。この授業は「初年次演習」というもので、高校から大学へはいってきて学生が戸惑わないようにするための授業です。最近の大学は親切なのでこういうこともするのです。具体的には、レポートの書き方やプレゼンテーションのやり方、討論のやり方などを教えるのです。

 さて、1年生は1,2度教科書を買いに大学にきたきりで、入学式もなく、ずっと家で勉強しているのです。大学がサークル紹介のような企画を実施したので、サークルにはいっている1年生もいます(遠隔でサークル活動をしている学生もいました)。しかし、同級生どうしはLINEなどでつながっているようですが、例年のような交流(わいわいさわいで、情報交換する)はしていないとのことでした。

 こういう1年生を相手にするには、【課題提出型】【動画視聴型】では一方通行になるおそれがあり、かれらの不安を少しでも払拭することができるのは【会議ツール型】だろうと思いました。

 この初年次演習(90分)では、最初はクイズ大会のようなことをやったり、「最近困っていることはない?」ときいたり、どうでもいいようなことをまったりとやってから、上記のような本題にはいります。こうしたなかで「先生たちからメールの返事がないが、みているのでしょうか?」などといった、大学教員の困った状況を知りました。そのときの回答は「あなたが送ったメールに【届いていない・相手に届いていない】というメールはきていないよね?じゃあきっと届いているはずですよ。メールは送れば記録にも残るし、それを受け取っていないといわれたら、あとでしっかり事務や私を通して、訴えましょう」でした。

 この1年生の授業も8/17で終わりです。私のつとめはそこで終わるのですが、このように学校へ行けないような状況なので、1ヶ月に1度でも、「zoomで話そう会」をしたほうがいいのかな、と思っていますが、学生が迷惑だったら気の毒なので悩みますね(これを書いているのは8/15)。
 
 この会議ツールの欠点は、ネット環境がわるいとたちどころに硬直し、途方に暮れてしまうところです。それもいつ襲ってくるかわからず、「もし、わたしが落ちちゃって、いなくなったら、10分後にみんなもはいりなおしてね」と言っておくしかありません。まるで、「うちの家族は、災害があったら、ここの避難場所に集合ね」みたいな感じですね。

 この会議ツール型は静かな場所でやらなければならないという欠点?もあります。先日、自宅のネット環境がよくない学生が、喫茶店へ行きフリーのWi-Fiを使い始めたのですが、喫茶店のおばちゃんたちの声をひろってしまい、まったく授業にならなかったということがありました。そのときは「○○さん、音声は無理なので、チャット(文字入力)で発言してください」となりました。

 その「硬直」さえなければ、資料提供の不便さや、グループ討論などができないなどの大変さはありますが、結構いいやり方だと思っています。学生も、恐怖の「課題」が乱発されることが減り、授業に出られないときでも、「レコーディング」できるのであとで見直すことができます。

 授業にもよりますが、私の場合、「動画視聴をメインにして、補助的に会議ツールを使い、課題はポイントポイントで出してもらう(多くて2回)」のがいいのではないかと考えています。

 後期もまだどのように進められるのかが明確にAK大学から言われていません。W大は「対面にしない」と言っています。
 今後も試行錯誤が続きそうです。また、なにかありましたら、ご報告いたします。

 本日もお越しくださりありがとうございました。

新型コロナウィルスでかわった大学授業(その3)(2020.8.17更新)

2020-08-17 06:59:15 | 日記


 みなさん、こんにちは。 
 新型コロナウィルス感染拡大により、大学の授業は大きくスタイルをかえました。「ついでに」私の生活もかわりました。
 新しい授業には、【課題提出型】、【動画視聴型】、【会議ツール型】が選択肢としてあった、とお話ししました。

 今日は【動画視聴型】です。

 「動画をつくる?」
 最初は、「はあ????」という感じでした。動画をつくるということは、自分が教室で話しているところを録画して、それをYOUTUBEにでもあげ、学生がみるのか?・・・、まったく未知の領域でした。
 W大から「もう対面での授業はやりません」と言われてから、最初は【課題提出型】にしようと思っていましたが、すぐにやめました。まだ4月初旬には【課題提出型】になる可能性はありました。しかし、とっとと、【動画視聴型】に考えを変えました。理由はよく覚えてないのですが・・・。

 おそらく、「動画?どうやって作るんだ?」とYOUTUBEをみたり、「機材は何が必要なのだ?」とインターネットを調べたりしました。するとおもしろくなったのだと思います。「へー、そうなんだ・・・。意外と簡単にできるものなんだな」と思い始めたのです。簡単に言えば、「おもしろくなってきた」ので、課題はやめて、動画を作ってみようと思ったのでしょう。
 しかし、同じように考えている人はいるわけで、カメラ・スマホを固定するアダプター・三脚・ライト・マイクなどが売り切れ、なかなか入手できませんでした。(どのような機材を使い、動画を作成したのかについてはまた別の機会にお話しします。)

 それでも、5月にはいったあたりで欲しいものはなんとか入手し、5/11から授業開始のW大のために動画作りを始めました。基本はプレゼンテーションソフトに音声を吹き込むことから始めました。「へー、そんなことができるのか。録音できるとは知らなかった」とこわごわ自分の声を吹き込んでみます。「へんな声だなあ」、「早口だなあ」、「滑舌(かつぜつ)がよくないな」など、いろいろ気づくことが多かったです。自分が授業をしているところを録画・録音してみたり、聞いたりすることはこれまでにほとんどありませんでした。実に学ぶことが多かったです。

 つぎに、「自分を映す」ことにチャレンジしました。こちらは「姿勢が悪い」、「落ち着きがない」、「壁にかいた文字の前に立つな」とかいろいろな発見がありました。
 私の授業に「5分間授業をやってみよう」「25分授業をやってみよう」などの内容があるため、学生にやらせる手前、私がやっているところを録画してみせました。もちろん、編集なしです。そのため、いろいろな発見があったのです。

 そうして、プレゼンテーションソフトでつくったスライド(30〜45分くらい)、そして自分がうつっている動画(10〜20分くらい)の二つができました。
 この後が、編集になります。余計なところをカットし、イントロをつけたり、音楽を入れたりしました。私はマック使用者なので、「imovie」という最初から同梱されているものを使いました。2,3日間この操作になれる日がかかりましたが、それでもなんとか編集ができるようになりました。
 ただ、他の操作についてもそうなのですが、使わないでいると操作方法を忘れてしまうのですよね。一回やっても、2週間くらいあいてしまうと、また調べ直して、作り方を学び直します。それの連続です。
 そして、W大指定の学びサポートシステムに動画をあげます。ここまでがひとつの作業で、これを10数回繰り返しました。ひとつの動画を作るのに、プレゼンテーションのスライド作りが「2時間」、音声吹き込みが「1時間」、自撮りが「1時間」、編集が「2時間」、動画の変換というのがあってこれが「2時間」くらいかかりました。90分の授業のために、「8時間」くらいかかりました。
 あとで学生にきいてみると「YOUTUBEみたい」と言われましたが、ユーチューバーのみなさんのような立派なものではありません。
 かくして、最後の動画が完成したのが8/5くらいです。また、後期からも動画授業があるため、これを繰り返すことになります。授業内容が同じならばいいのですが、かわってしまうので作らなければなりません。

 このようにわたしは「動画デビュー」を果たしました。言えることは、先にも申し上げますが大変でしたが、おもしろかったです。知らないことを学ぶことは楽しいですね。でもユーチューバーになるつもりはありません。できればもう動画作成はしたくありません(笑)。

 では次回は「会議ツール型」についてお話しします。(つづく)

 本日もお越しくださりありがとうございました。

新型コロナウィルスでかわった大学授業(その2)(2020.8.16更新)

2020-08-16 07:57:46 | 日記


 みなさん、こんにちは。 
 新型コロナウィルス感染拡大により、大学の授業は大きくスタイルをかえました。「ついでに」私の生活もかわりました。
 新しい授業には、【課題提出型】、【動画視聴型】、【会議ツール型】が選択肢としてあった、とお話ししました。今日からそれぞれについて、私はどのように対応したのかをお話しします。

 今日は【課題提出型】です。

【課題提出型】
 利点は、「ある本(論文)を読んで要約し、自分の考えを述べなさい」みたいに、すぐに課題が作れます。「明日までに課題作りが必要」というような緊急事態にはよい方法かもしれません。さらに、授業でぼーっときいていてなんとかなった学生も、こればかりは自分でやるしかなく、ある意味で「力がつく」かもしれません(コピペしていないということが前提ですが)。学生のネット環境が劣悪でも、メールをやりとりできる環境があれば続けられるため、他の方法より安心感があります。

 欠点は、この「すぐに作れる」というのがくせ者であり、すぐに作れる試験や課題は大抵「採点が大変」です。経験上そう思います。もちろん、採点が大変だから、この方法はよくないと言っている訳ではありません。必要ならばこの課題型をすればいいので、ひるむことはありません。

 ただ、学生に聞くとこの課題提出型が増えると、学生たちは課題を「処理」することに忙殺されることになります。「先生は安易に『論文の要約をせよ』『まるで出席を確認するかのように安易に課題を提出せよ』という課題が多くあり、この課題が増えると、時間がいくらあっても足りない」と愚痴をいう学生が多かったです。また、「きちんと添削してくれているのか、みているのかもわからない」という学生もいました。きちんとレスポンス(反応)をすることが大切ですね。

 これは課題提出型だからということではないのですが、「メールを送っても『受け取った』というメールが返ってこないので、どうなったのか不安」という学生は多かったです。これは先生が悪いです。メールを受け取ったらかならず機械的でもいいので「受け取りました」と返信すべきです。
 先生方も「こういうやり方に慣れていないから許してほしい」とおっしゃるかもしれません。このやりかたに慣れておらず不安なのもわかります。私も不安です。しかし、不安なのは先生よりも学生のほうで、人生経験がゆたかな先生が返信をしないのはどうしたものかと思います。
 わたしは、課題を課すことによって学生に力をつけることができないと思ったため(私の内容では)、この課題提出型は実施しませんでした。4月から4ヶ月たった今でもやっていません。
 私はやらなくてよかったと思っています。しかし、学生はどう思っているのかは別問題です。ただ、「先生の授業は動画で、課題じゃなかったので、助かりました」と言ってくれた学生もいました。ただ、これとて長い目で見なければ、私のやり方が正しかったのかどうかはわからないでしょう。

 では、次回は【動画(オンデマンド)視聴型】についてお話しします。(つづく・・・)

新型コロナウィルスでかわった大学授業 (その1)(2020.8.15更新)

2020-08-15 17:48:08 | 日記

(「モモ」です)

 みなさん、こんにちは。 
 新型コロナウィルス感染拡大により、大学の授業は大きくスタイルをかえました。「ついでに」私の生活もかわりました。
 私の仕事の一部である「授業」についてみてみると、「対面型(ふつうの授業)」ができないため、いくつかの方法から選ぶ必要がありました。

1 【課題提出型】
 課題をだして、それをメールで教員に送ってもらって、添削し、学生に返却します。これは添削の過程で学生を評価することが可能です。

2 【動画視聴型】
 動画をつくって視聴してもらい、それについてレポートを書かせるなどして身についたかどうかを評価します。

3 【会議ツール型】
 ZOOM (または、マイクロソフト社のTeamsなど) をつかって、定時に学生たちに授業をします。相手の顔をみながら授業ができます。最後に試験やレポート提出などで教えた内容が身についているかどうかを見ます。

 私は、1以外の方法をとりました。対面もほとんど行っていません。

 さて、わたしは本属(正規の教員)としてAK大(愛知県)、非常勤先としてW大(東京都)で教えています。名古屋にあるN大にも夏休み中に集中講義を行っています(集中講義とは、15回分の授業を4日くらいにぎゅっと濃縮して行う授業のことです)

 非常勤講師先のW大は、判断がとても早く、3/31には「前期は対面式授業が行えない可能性が高い」とアナウンスがあり、4/3には、5/11から授業を開始するが対面授業は行わず、それまでにオンライン授業の準備をしてほしいと依頼してきました。

 3月にはすでに「前期は対面授業(普通の授業)は行わない」と非公式にW大の先生から「対面授業はないかもしれない」ので準備していてほしいと言われていましたので、心の準備はできていました。

 このW大の対応は実に見事というほかなく、この8月になって思うことはこのW大の判断が正しかったことがわかります。

 そのおかげで、3月の時点で、私はW大はもちろんのこと、AK大も対面授業ができなくなることを想定して授業をつくろうと思い始めました。つまり、これまでのような授業を行うことを早い段階で「あきらめた」のです。

 一方、本属の愛知のAK大では、4月の初旬は学生に直接教えていましたが、その後はすぐに対面で教えることができなくなりました(1,2度の例外はありました)。オンライン授業になった後も「○月には対面に移行する」という大学当局からの通知が何度かきました。このあたりの対応はW大とはまったく違います。もし、わたしがAK大だけで教えていたら、「そのうち対面授業をやれる」と思い、きっぱりあきらめきれず、どっちつかずの教え方になっていたと思います。実際周りの先生たちは「6月になったら対面でできるから、それまでの我慢」と言っていました。

 このとき、「戦力の逐次投入」が頭にひらめきました。
 持てるリソースを小出しにして、少しずつ様子を見ながら展開していく戦術を「戦力の逐次投入」といい、「最も稚拙な戦術」とされます。太平洋戦争時のガダルカナル戦、福島原発事故時に当時の首相が自衛隊を小出しに展開しようした例などがあります。
 「もしかしたら、6月くらいには新型コロナがおさまって対面授業が以前のように行えるかもしれない」と思い、宙ぶらりんの状態をAK大は続けたのです。

 このW大は2020年7月15日、秋学期はオンライン授業を基本とし教室での授業を一部再開することを公表しました。一部再開といっても、オンライン授業が基本ですので、前期とかわりありません。実に判断がはやいですね。すばらしいと思います。

 何か信頼できる情報源をもっているのか、豪胆なだけなのか、伝統の力なのか、わかりません。本当に驚くべき判断力です。
 
 【今日の教訓】
  決断ははやく行い、決めたら迷わないこと

では、次回からはどんな授業を作っていったのかをお話しします。(つづく)

新幹線の座席でできれば座りたくないところ(2020.8.12)

2020-08-12 11:08:11 | 日記

(新幹線予約システム「エクスプレス予約」の座席指定の画面)


こんにちは、私は新幹線をよく利用します。

その際、JR東海の「エクスプレス予約」という予約システムを利用しています。(上の写真は座席指定の画面)

これは、スマートフォンで予約でき、もちろん変更もできます。そして、何回か乗るとポイントがたまり、グリーン車に乗ることができます。すぐに予約変更ができるのでとても役立っています。

座席を選ぶとき、私の場合、優先順位は以下の通りです。
(予備知識:新幹線はA・B・C・(通路)・D・Eの横5席が一般的です)

【優先順位1位】 窓際のAまたはE席(コンセントを利用しやすいから。乗車中私はトイレに行くことがほとんどないから)

【優先順位2位】 CまたはD席(片方があいているから。ただ、通路を歩く人がぶつかってくることがあるためあまり好きではない)

【最後】B席(やはり、ここは両脇が埋まるのできつい)

大抵の人は、「窓際or通路側が好き」だと思います。わざわざB席に座る人は、あまりいないのではないかとおもいます。

さて、次に大事なことがあります。

上の写真を見てください。

青い○は、一番座りたいところです。

赤い○は座らない方がよいところです。

(1)12A〜12C、14A〜14Cは危険→(理由)13A〜13Cが連番で埋まっていることからほぼ知り合いの客です。そうなると、必ず楽しそうに話します。自分たちはいいのですが、周りにお構いなしのことが残念ながら多いです。

(2)13D・13Eはかなり危険→(理由)上記の13A〜13Cが近い上に、うしろの14D・14Eもおそらく知り合い同士と見られます。これに隣接しているこの場所は、わたしには「ありえないくらい座りたくない席」です。

(3)7E、9B、9Dは「いやがらせではないか」と思うレベル→(理由)まだ席がこんなに空いているに、わざわざ密着してすわろうとするおはあり得ないでしょう。

(4)9Bは、「かなりのいやがらせではないか」のレベル→(理由)おそらく、9Aと9Cは知り合いでしょう。でも、「ソーシャルディスタンスをとろうね」ということで真ん中を開けたことが想像できます。(こんなに席が空いているのに、同じ並びですわるはずがないからです。)その気持ちを無にするように、間に入ってすわる、これはいただけません。ありえません。

混んでいるなら仕方がないのです。ただ、今は新型コロナウィルスのせいで、そんなに新幹線は混んでいません。それをわざわざ上記の席に座ることはちょっと考えられません。

音対策として、もちろん、私もイヤホンなどで対策はしています。楽しく旅行している人たちに文句を言ってしらけさせるつもりはありません。それでも、赤い〇は危険です。

みなさんはどうお考えでしょうか。

新幹線座席予約でこんなに意地にならなくてもいいのですが・・・。

本日もお越し下さりありがとうございました。