今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

間伐体験授業(その3)(2018.5.26 / 2018.5.31更新)

2018-05-31 06:56:39 | 日記


こんにちは。

「間伐体験授業(その3)」、最終回です。

昼食後、いよいよ間伐体験です。間伐とは、生えすぎてしまった木を適度に間引く作業です。

早い話が、今回は木を切り倒す作業ということです。

最初は、ボランティアの方々が直径20センチくらいあるような木を切り倒す様子をみた後、のこぎりを使って、自分たちで木を切り倒します。

最後にチェーンソーを使って、木を輪切りにするという流れです。

木を切り倒すのはのこぎりを使って、全部切ってしまうのではなく、一部を残して、ロープをかけて引き倒します。







次は、いよいよチェーンソーです。チェーンソーは扱い方を間違えてしまうと、大けがをしてしまいます。

厳しくしっかり指導してもらって、実際に切ります。





途中でエンジンがとまってしまったり、木の間にのこぎりの部分がはさまって止まってしまったりしました。

それでもコツをつかむとどんどん切れるようになっていきました。



↑これはわたしです(笑)

ほめられました。大学教員を辞めて、林業の世界に身を投じようかな・・・。

チェーンソーを使った後は、切った木を切りっぱなしでなく、何かに使うということで「バターナイフ作り」を体験しました。



これらのプログラムは実際は小学生対象に行われているものだそうです。

しかし、彼らは将来小学校の先生を目指す者が多いわけですから、貴重な体験となったことは間違いありません。

結構疲れましたが、来年もやってみたいプログラムでした。

本日もお越しくださりありがとうございました。

間伐体験授業(その2)(2018.5.26  /  2018.5.30更新)

2018-05-30 06:54:54 | 日記


こんにちは。

「間伐体験授業(その2)」です。

まず到着すると、ボランティアの方たちの紹介、アイスブレイク活動があり、グループ分けが行われました。





6つのグループに分かれて、トレッキングです。

植物の名前や自然散策のポイントなどを学びながら、2時間くらい歩きました。










食事は、有名な「五平餅」や豚汁、ソーセージ・野菜をはさんだパン、フルーツ、マシュマロ焼き、漬け物などをいただきました。







とてもおいしかったですね。

気を付けないと食べ過ぎてしまうほどでした。


午後の間伐体験についてはまた次回ということにします(つづく・・・)。

本日もお越しくださりありがとうございました。

間伐体験授業(その1)(2018.5.26  /  2018.5.29更新)

2018-05-29 06:45:38 | 日記


こんにちは。

2018年5月26日(土)、1年生17人と一緒に「岐阜県根の上高原」に行ってきました。

これは中部電力さんのプログラムに参加したものです。

スケジュールは以下の通りです。

8:00 JR名古屋駅出発(バス移動)

10:00 根の上高原到着

(午前中は、自然観察のトレッキング)

12:00〜13:15 昼食

13:15〜15:00 間伐体験活動

15:00〜15:30 木製品作成

15:35 ふりかえり

15:50 バス乗車、移動

18:00 名古屋駅で解散


上の地図をみると、山奥にはいっているのがわかりますね。

ちょっとわかりにくいかな?(汗)

こまかな報告は次回です(つづく・・・)


本日もお越しくださりありがとうございました。

地理と公民の連携授業(2015.5.23 / 2018.5.28更新)

2018-05-28 06:31:25 | 日記



こんにちは。

今日は先週行った地理と公民の連携授業です。

授業名「多文化社会を生きていく」(地理と公民の連携授業)
T(先生;2名)
S(生徒;6名)



10:55開始
T「多文化社会を生きていくという授業を始めたいと思います。みなさんに多文化を感じてもらうためにひとつ質問をだします。『あなたの家族ならではのルール』は何でしょうか?」
(生徒記入中)
11:00
T「では答えてもらいます」
S「朝ご飯は父がつくります・・・。寝坊してはいけません・・・(6時)。外食に行くときはウナギ屋にいく・・・。朝ご飯には必ず味噌汁がつく(パンであっても)・・・。正月は伊勢神宮にいく・・・。」
11:06
T「身近なルールを考えてもらいましたが、今度は自分が思う『日本の文化』を考えてください。『日本人は・・・しがちだよね』みたいなものでも結構です」
(生徒記入中)
11:09
S「お客さんにはきれいなところしか見せない、だから家にあげない・・・。アニメ・まんが・・・。いただきますと言う・・・。配偶者のことを『お父さん・お母さん』と呼ぶ・・・。」
T「われわれのまわりの文化をみてきました。しかし、この私たちの文化と外国の文化がぶつかってしまったことがありました」
ーーーー先生交代ーーーーーー
11:15
T「これまで身近なところのことについてみてきました。しかし、外国には外国の文化があり、さまざまなものがある。これらを折り合いをつけるのはむずかしい。タトゥーについて事件が起こってしまいました。みなさんはタトゥーについてどういう印象を持っていますか」



S「おしゃれ・・・。近づきがたい・・・。ファンキー・・・。温泉にいれてもらえない・・・。不良・・・。親に悪い・・・。」
T「このように、タトゥーにはマイナスイメージと、プラスイメージがある。北海道でタトゥーがあるために温泉に入れないということが起こりました。資料を見てください。北海道の温泉がマオリの女性の入浴を断ったことがありました。日本ではタトゥーに対してマイナスイメージがあるので、そのようなことになってしまいました。写真をみせますが、口のまわりにあります。実は、マオリにとってのタトゥーというのは神聖なものなのです。一族の誇りとして彫っているのです。これを断ってしまったというのは、どうなのでしょうか。マオリの文化と日本の文化がぶつかってしまったわけです。さて、このときの日本側の対応は正しかったのでしょうか。」
(生徒思案中;5分程度)
11:27
S「正しいと思います、理由はほかの客の利益のためです。合理的な判断だと思います。」
S「正しくないと思います。タトゥーといっても、マオリのタトゥーはデザインが違います。あれだけ違えばわかるはずです」
S「正しいと思います。正しいけれども問題があります。施設としては正しいと思いますが、タトゥーを入れている人を排除するのはおかしい(マイノリティーへの保障)。」
T「こういう問題はまた起こるだろう。どういう対応をすれば起こりにくくなるのかを考えてほしい。この問題を解決するためには、どうすればいいだろうか?」
(生徒思案中;5分程度)
11:38
S「日本人がもっと知ることが大事である。パネルなどを使って入浴できる人を示す(この場合ははいれませんよも示す)。」
S「たとぅー専用の施設をつくる」
S「隠すためのパックなどを使う」
T「いろいろ考えてもらいましたが、入れる方向の人が多かったのですが、よく考えてみると、落とし穴がある。優待銭湯は差別になりませんか?優待といえばことばはいいが差別ではないのか?隠すということは神聖なものを否定しているのではないか?いろいろな問題がでてくるかもしれません」
(11:45終了)

【授業後の感想】
 ・地理の要素をもう少し盛り込むにはどうしたらいいか?→マオリ族のところで、タトゥー文化をもつ民族の分布図をいれたら、地理的色彩が強くなるのではないか。
 ・いや、地図を使えば地理的色彩が強くなるというのは安易である。
 ・家族のルールは手短にして、最後の「対応策」のところに時間をかけてやったほうがいい授業になるにちがいない。
 ・充分前半は地理的内容であり、後半の対策のところは政策、つまり公民的なものになっているのだから、地歴連携ができているのではないか。
 
 本日もお越しくださりありがとうございました。

実習校に挨拶回り(2018.5.21;2018.5.27更新)

2018-05-27 10:54:24 | 日記
こんにちは。

5/21(月)のことですが、教育実習でおせわになる学校に挨拶回りに行ってきました。

横浜8:39→名古屋9:59到着

その後、蟹江にある中学校に行きました(11:00〜11:30)。

蟹江の中学校のまわりは水田があり、亀や魚がいまして、とても和みました。







それから半田市の中学校にゆきました(14:00〜14:30)。

この半田市の中学校は、私がかつてゼミ担当だった学生(今は教諭)がいる学校で、教務の先生も勧めるものですから、その先生の授業を5分だけみました。おどろいていましたね・・・(笑)。おじゃましました。



挨拶を2つ済ませたあと、刈谷市役所で住民票をもらいに行き、そこから大学に帰りました(17:00頃)。

疲れましたね。

でも、ネコがいて、うれしかったですね。



本日もお越しくださりありがとうございました。

教育実地研究委員としての仕事(2018.5.10のできごと)(2018.5.19更新)

2018-05-19 08:54:18 | 日記



こんにちは。

4月〜5月にいろいろなことがありました。

少し振り返ってみましょう。

さて、5月10日に教育実地委員として、愛知県豊橋市に行き仕事をしてきました。

仕事内容は、愛知県東部の教育実習担当者に集まっていただき、実習の協力を依頼するというものです。

今回は、副学長と、事務の方4人と行きました。

特に、私の仕事は実習の評価などについて、準備された書類を読むというものです。

失敗しました。棒読みになってしまいました。もうちょっとうまくやればよかったですね。棒読みではないな・・・読み上げてしまった。感情を込めたけど、読み上げたのが失敗だったということですね。

間違えちゃいかないと力が入ったんだと思います。

後悔しましたが、この仕事は一回きりなので、別の機会にこの反省を生かしたいとおもいます。

反省が続く人生ですねえ(笑)。

本日もお越し下さり、ありがとうございました。

授業報告「歴史と公民連携の授業」(2018.5.16)(2018.5.18更新)

2018-05-18 08:39:46 | 日記


みなさん、お久しぶりです。
本当にお久しぶりです。

4月から5月にかけて、新年度ということもあり、仕事がたくさんありブログの更新ができませんでした(「怠慢」です・・・)。

さて、今日は久しぶりの更新ですが、授業報告です。

今回の授業報告は、大学院の授業です。2年くらい前にも行ったのですが、地理・歴史・公民の分野を連携して授業を行うというものです。

今回は、歴史と公民連携授業です。

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授業者(t)2人・生徒役(s)6人



10:57(授業開始)
t「プリントは手もとにあるでしょうか」
t「『Q1最近値上がりしているものはなんですか?』何でもいいです」(プリントにしたがって)
s「小麦・・・、野菜・・・、クリーニング代・・・、トマトは高いとお母さんに言われた。ガソリン・・・、たまご・・・、牛丼・・・」

11:03
t「Q2にいきます。『値段って何の影響をうけているの?』思いつくままに書いてください」
s「発注ミス・・・、税金・・・、天候・・・、トレンド・・・、人件費があがった、お店の都合・・・、材料がなくなった・・・、欲しい人が多くなった・・・、原料の輸入先で戦争があったりしてガソリンの値段があがった・・・、洗剤の値段があがったためクリーニング代があがった・・・、輸入か国産か産地によって・・・、技術の進展・・・、タクシー料金の深夜料金・・・」



11:13
t「では、『歴史のなかでどんなときに値上がりしているかな?』今回は『米』限定にします。中2の頃に勉強したものです。この巻物をみてください」
t「文字が小さいので、前の人に読んでもらいます」
s「天保の飢饉」

11:17
t「米はどのような時に値上がりしていますか?」
s「悪天候や農民の暴動など・・・、打ち壊しが起こった理由が米を買えなくなったからなので、米が高いのは飢饉の時・・・、政治腐敗・・・、大災害,地震とか・・・、いなごによって米が食べられちゃう・・・」

11:20
t「人に関するものはどれ?」
s「発注ミス、トレンド、人件費、お店の都合」
t「輸送にかかわるものはどれ?」
s「税金、ガソリン、輸入、技術・・・」
t「自然にかかわるものは?」
s「天候」
t「いろいろな要素がかかわった値段がかわっていくことが明らかになりました。値段はやはり安い方がいいですよね?」

ーーーーーーー先生が交代ーーーーーーーー
11:23
t「Q5『貿易の自由化にむけて進んでいるものは?』
s「TPP」
t「TPPについて、みなさんと考えていきたいと思います。資料1を読んで下さい」
t「キーワードは『関税』ですよね。資料1〜4をみて、TPPに賛成か反対かを相談しながら書いて下さい(Q6)。5分とります」
(生徒活動中)

11:35
t「意見分布をきいてみましょう」
t「TPP賛成だよという人の意見をききます」
s「海外のものが安く買えたらうれしいなと思います。反対する人もいると思うが、日本のものを海外でどんどん売ればいいと思う。特に日本の食べ物など」
s「好きなコーヒーが簡単に手にいれられるからいい」
s「全部の産業がうまくいくことは無理なので、農業に注目しました。安い米・小麦が入ってくるから」
t「反対派のひと」
s「TPPで関税をさげてしまうと安い製品が入ってきてしまい、自国の農産品がだめになってしまう。だからやめたほうがいいと思いました」
s「資料3で自給率が下がっているので、TPPになってしまうと、日本は外国ありきの社会になってしまうからよくないと思います」
s「12カ国と結ぶ必要があるのかと思いました。文化的つながりもないのから違和感があるのではないか。経済上の理由だけでつながる必要がないと思います。国内をかためてからのほうがいいのではないか?(国内産業重視)」

11:43
t「それぞれ意見がわかれました。第一次産業の生産者に打撃があるけれども、ものは安い方がいいのではないですか?どうして国内産業の存続にこだわる理由は?」
s「安いにはそれなりの理由がある。海外のものは安全に疑問がある。国内産の方が安心する」
t「どうしても安い海外製品は消費者の視点だけれども、安いものは危ないんじゃないのかな?でも、それを選ぶのも消費者です」
t「消費者として、ふりかえりに書いて下さい」

11:47 終了

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 歴史と公民の内容が切り替わるのですが、その時でも共通のテーマがないと、細切れのようになってしまい、一体何を言いたいのかわからなくなる恐れがあることがわかりました。

 全部で3つ(歴史と公民・公民と地理・地理と歴史)行うのですが、トップバッターと言うことで緊張感もあったと思います。しかし、生徒を引きつけるような工夫などもみられ、実践的なものとなっていたのはさすがだなと思いました。

 お疲れ様でした。


 本日もお越し下さりありがとうございました。