こんにちは。
「社会科研究」の授業が終わりました。
この授業の目標・計画は以下の通りでした。
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【目標】
教科書(小学校社会科)の記述内容の背後にある専門的な知識を深く掘り下げ(知識/理解)、その後にその知識を再教材化(思考/判断)することで、教材作りの技能(技能/表現)や考え方を学びます。
【授業計画・方法】
具体的には,まず、小学校社会科教科書の記述比較などを通して、その相違点を取り出します。次に、その背後にある知識や論理を深く精査し、また学習指導要領との関連性も見ていきます。最後に、調べ上げた知識・論理・指導要領を総合して、教材化するところまで深めて行きたいと考えています。ディスカッションや発表を中心に行いますので、積極的に参加してください。
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この授業はこれで終わりなので、試験を行い、その最後に「この授業に対する評価を書きなさい(いいところ・悪かったところ)」という問題(課題)を出しました。
では、「悪かったところ」をざっと列記します(いそいでやったので、漏れがあったらごめんなさい)。かぶっているようなものは多少はぶきました。
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(悪かったところ)
・授業がまのびしていような感じがすることがあったので、もうちょっとしめるところはしめてもいいと思った。
・スタートというか、エンジンがかかりだすのだクラス全体で遅いと思った。
・だらしない人に甘い。だめなやつはだめです。厳しくしないと甘えちゃうんで遅刻2回は1欠席ぐらいのことをしてもいいと思います。
・発表形式が多かったが、質問する人があまりいなかった。もっとみんなで話し合い、磨き上げる機会はもっとあったと思う。
・授業が盛り上がりすぎて、とてもうるさくなってしまうことも多々あり、さらにほとんどそんなことはないのですが、ゲームのことだけを考えてしまい、あまり内容がはいってない人もいたんじゃないかと思いました。
・グループワークが多かったので、先生の講義が少なかった。先生のほうから一方的に与える講義の中にもまなぶことはたくさんあり、どんな教え方をすれば生徒に響きやすいかなど、実際の先生にしかわからないようなこともたくさん聴きたかったと個人的には思う。
・先生の指示があいまいで、どうすればいいのかわからないことがあったところぐらいです。例えば「教科書作り」の印刷はどのような形態で印刷して配ればいいのかわからなかったので、適確な指示があればよかったかなと感じました。
・授業進度が遅く、内容がコロコロかわってしまったことが残念だった。また、発表が多い割には授業内で発表のための準備の時間があまり割かれていなかったことも少し残念だった。テストを作る回はそれなりに楽しみだったので、どこかでまた機会があれば受けてみたい。
・当初よりも時間の使い方にずれが大きく生じてしまったこと。
・出席が60%なので遅刻には厳しく当たってもよかったと思う。授業の終わり際にきて出席扱いにすると、まじめにきている生徒にとっては不満が出ると思う。
・出席確認を座席指定にするなどして短時間で済ませ、より講義の時間を増やしていただきたかったです。教科書作りでは、たくさん褒めていただくことができましたが、先生が感じられた教科書・模擬授業に対する改善点(いけなかった点)も言っていただけると、皆でもっといろいろなことを共有できたかなと思いました。
・学習指導要領の説明の部分で、時間の都合と言うこともありますが、穴埋めを行うだけということもあったので、もう少し時間をとって学習指導要領について学んだ後に、教科書作りに入ると、さらに質の高い教科書を作ることができたのではないかと思う。
・テストについてもっと勉強したかったなあと思った。時間がなかったはいっても、自分の中ではテストをつくることを楽しみにしていたし、ポイントを整理する意味でもとても大切なことだと思うので、テストについてもっと先生の話がききたかったし、様々なひとのつくるテストも見てみたかったと思うし、自分もつくってみたかったなあと思った。
・計画的に内容が進んでいなかったところです。これは私たちの授業態度があまりよくなく進行してしまったり、本来1時間でやるものを増やしてしまったりしたことは、少し私はやりにくさを感じました。
・遅刻は遅刻というふうにしたほうがよいと思う。まじめに来ている人と対等に扱われるとなると、まじめに来ている人がいやな気分になってしまわないかなと思った。
・すこし指導要領の場面がうすく感じました。その他のことがおもしろかったからかもしれませんが、もう少し指導要領を深くほりさげてもよいのかと思いました。
・当初の予定とおおきく離れてしまったことです。テストをつくるという企画は楽しみにしていたので、やれなかったのは残念です。
・子どもに向けた授業の仕方などは学ぶことができたと思うが、社会科として何かを学んだという実感がほとんどなかった。
・社会科専攻以外の、他の学科の子たちが萎縮してしまっていたように感じました。
・学習指導要領と教科書がリンクしているということは、教科書作りなどからわかったのですが、具体的に学習指導要領のこの部分が教科書ではこういう表記になっているということをもっとしらべてみたかったなと思います。教員になると多くのテストをつくるでしょうから、先生がテストをつくるときに、どのような流れで行うのかということなどをもっと聞きたかったなと思います。
・学習指導要領についてもうすこし考えてみたかった。
・遅刻に対してゆるすぎるので、もうすこし厳しくしてもいいのではと思った。教科書作りの日程で、最初に発表する班のひとたちにもう少し時間に余裕のある日程にしてほしいと感じた。
・もう少し座学があってもよかったのかなと感じた。授業の実践例やそういったものがあると、教科書づくりや紙芝居(をつくる授業)にもいかすことができたと思う。
・グループワークが多かったので、授業内で終わらないような内容だと、授業外であつまらなければいけないところ。みんなで時間をあわせるのは難しいし、子熱で作ってきた者を授業であわせるとあまりよいものができない。また、一人で行う授業が少なかったので、じっくり考えることが少なかったし、さぼろうと思えば、どれだけでもさぼれてしまうところ。
・授業の雰囲気は非常によかったのですが、それが度を過ぎておふざけに発展してしまったことが少し残念です。
・教科書作りで、つくったほとんどの教科書が対話風になってしまったので、あきてくるのでああならない工夫をしていただけたらなと思います。
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ざっと見た感じでは、わたしの授業の悪かったところは次のようなところにあると思いました。
・テストをつくってみたかった(予定通りにやらなかった)
・遅刻に対して厳しくせよ
・しめるところはしめる
・学習指導要領をもっとやってほしい
・講義(一方的な話)もやってほしい
(これに対する回答)
遅刻者に対しては次年度以降厳しくやります。
しめるところはしめます。
テスト作りは別な授業(教科研究じゃなくて、教科教育法)で確実にやりますので機会があったら受けてください。
学習指導要領はもう少し時間を増やします。
講義も少し増やしましょう。
ということです。
あれをとれば、これができず、なかなか難しいところもありますが、全力でやります。
明日も、今日のつづきです。
今日も来てくださってありがとうございました。(祝! 5日連続 更新)