今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

チーターについて(その4;最終回)

2013-08-29 14:16:42 | 日記


こんにちは。

チーター(4回目)です。

姿がよく似ているチーター・ヒョウ・ジャガーの会話です。

そのまえに基本データです。
(以下は、ウィキペディア、Tomorrow is Lived(http://www.tomorrow-is-lived.net/wildlife/felidae/cheetah.html))を参考にしました。


【基本データ】(WIKIより)

チーター(食肉目ネコ科チーター属):体長110-140cm /体重 40-65kg/(生息地)アフリカ大陸~西アジア
 
ヒョウ (食肉目ネコ科ヒョウ属) :体長130-190cm /体重 30-80kg/(生息地)アフリカ大陸~アラビア半島~ユーラシア大陸

ジャガー(食肉目ネコ科ヒョウ属) :体長120-185cm /体重45-158 kg/(生息地)南北アメリカ
ーーーーーーーーーーーーーーー

【妄想会話シリーズ】ヒョウ・ジャガー・チーターの鼎談(ていだん;三人が話すこと)


ヒョウ「ところで、チーターって足速いのかもしれないけど、どれくらいで走ってるのかな?」

チーター「時速110キロくらいです。数秒でトップスピードになります」

ヒョウ「はやく走るコツってあるの?」

チーター「ツメがひっこまないので、急発進 急停止ができるんです」

ジャガー「ツメでっぱなし・・・って、日常生活で 邪魔でしょ?ネコ科なのにめずらしい・・・っていうか・・・へんだよ」

チーター「・・・」

ヒョウ「同じネコ科なんだから・・・あまり追い詰めるなよ・・・」

ジャガー「速いのはわかったんだけど・・・獲物たおすまで、例えば30分くらい、追いかけられるの?」

チーター「あ、それは無理ですよ。せいぜい20秒くらいです」

ジャガー「え・・・たった・・・?・・・それでよくやってるね・・・」

チーター「だから・・・獲物にじゅうぶんちかづいて、のどに噛みついて窒息死(ちっそくし)させます」

ジャガー「窒息死・・・ってなんか・・・。おれなんか、見てのとおり力つよいんだよ。頭部をがぶって、即死ね。で、ヒョウはどうしてるの?」

ヒョウ「あ、ぼくも のどに食いつき窒息死もしくは首の骨を折るよ・・・」

チーター「ぼくはねえ・・・窒息死させたあと・・・急いで食べないと、ハイエナに横取りされる・・・」

ヒョウ「え? 木の上でたべればいいのに・・・ぼく木登りとくいだよ。ライオンとかくるからね・・・」

チーター「ぼく 木登り にがて・・・」

ジャガー「なんで逃げるんだよ・・・南アメリカでは・・・おれに勝てる奴いないから・・・のんびり食べるけどね・・・」

ジャガー「おまえら・・・人間襲ったことある?」

ヒョウ「あるよ」

チーター「ないです・・・」

ジャガー「ないのかよ・・・チーター おまえ本当におとなしいな・・・えさ横取りされるし・・・ストレスとかたまんないの?」

チーター「いやべつにたまらないです・・・」

ヒョウ「さて、そろそろ時間なので・・・最後に自己アピールしませんか?」

ジャガー「じゃあ、おれから・・・『中南米王者』のジャガーです。無敵です。力仕事なんでもやりますので、よろしくお願いします!」

ヒョウ「ネコ科でイエネコ以外でもっとも生息地がひろい、ヒョウです。ヒョウ柄のヒョウです。応援よろしくお願いします!」

チーター「歌手・水前寺清子(本名・林田 民子)さんの愛称「チータ」はデビュー前からのもので、小柄であったため「ちいさいたみちゃんの気持ちを忘れないように」と作詞家の星野哲郎さんが命名したものです。「チーター」と間違えないでね! これからもよろしくお願いします!」

 っていう会話していたら、楽しいですね。

 これで4回つづいた「チーター」は終わりです。


 今日も来てくださってありがとうございました。

教育実習事前指導(8月27日・28日)

2013-08-28 12:48:39 | 日記



 こんにちは。

 今日は「チーター」はお休みです。

 27日と28日は、教育実習事前指導です。

 実習が10月から始まるのですが、その前の指導です。

 内容は、以下のとおりです。

 27日
 9:00-10:00 こころがまえ
10:00-11:00先輩からのアドバイス
11:00-11:50学習指導案の書き方(その1)←ここが私の担当
11:50-12:10学習指導案の書き方(その2)
12:10-12:30模擬授業のグループ分け
13:30-16:30模擬授業準備 ←アドバイス

 28日
 9:00-11:00模擬授業準備
11:00-12:00模擬授業1 ←コメント
13:00-16:00模擬授業2 ←コメント
16:00-17:00講話

 私がメインで話したのは27日の11:00-11:50でした。

 今回スライドを新作で作ったので、すこし大変でしたが、予定通りにできました(2013年8月18日のブログ参照願います)。

 今日も来てくださってありがとうございました。
 
 次回は「チーター」です。

チーターについて(その3)

2013-08-27 07:53:39 | 日記


こんにちは。

チーターの3回目です。

WIKIには、次のようにあります。

----------------

(チーターの)異名は狩猟豹(しゅりょうひょう)

----------------

豹(ひょう)?

ヒョウとチーターは似ているが、どこがちがうのでしょうか?

そこで「チーター ヒョウ」と入力し検索すると、わたしと同じ疑問をもったひとがいるらしく、その違いがわかるHPをみつけました。

しかし、その下にさらにすすんで「チーター、ヒョウ、ジャガーの違いはなんですか?」という質問に対する答えを見つけてしまいました。

以下Yahoo知恵袋より(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410975639)


----------------以下引用-----------------

簡単に言うと、以下のように分類できると思います。

★チーターさん:「個性は顔で主張します!シンプルな毛皮を纏ったスリムモデル」
 四肢が長くほっそりとし、黄色い地に黒点模様の毛皮、顔には黒い縦線が入っている。
★ヒョウさん:「華やかな毛皮と長い尾が特徴!しなやかで均整の取れたスポーツマン」
 体格はしっかりとして尾が長く、黄色い地には薄い茶褐色の斑点とそれを囲む梅の花状
 の黒い輪紋がある。
★ジャガーさん:「何事も大きくて派手!強靭な体格にゴージャスな毛皮を纏うレスラー」
 3種類の中で一番体格がガッシリしている。柄・体格共にヒョウと酷似しているが、頭が
 大きく尾が短いので直ぐに判別できる。また、毛皮の柄はヒョウよりも黒輪が大きく、黒
 輪中央に小黒点がある。

≪真面目な詳細説明…。≫
 チーターは一番スラリとして四肢が長く、黄色の地に黒い斑点のみが付いています。また顔の
模様に特徴があり、歌舞伎の隈取のように、額から目頭を通り鼻筋を際立たせるような黒い
縦筋が顔に一対走っているので一番分かりやすいかもしれません。

 ヒョウは基本的に体格はしっかりしていて尾が長く、黄色の地に少し濃い目の薄茶の斑点の上
に重ねて黒い斑(輪紋といいます)が梅の花のように周囲を囲んで付いているのが豹です。
ヒョウとジャガーは良く似ていますが、豹と比べると輪紋がやや大きく、体側の輪紋の中央には
小さい黒点があります。

 但し、ヒョウとジャガーに見られる特徴の梅の花のような「梅花状斑紋」は全身に及ぶもので
はなく、豹やジャガーも顔や脚だけ見ると黒い斑点になっています。

 つまり、チーターが一番シンプルな柄で顔にも特徴が在るので見分けやすいという事です♪
因みに、猫科は大きく分けると3つに分類できますが、チーターは [チーター亜科](チーター
のみ)、ヒョウとジャガーは[ヒョウ亜科](全6種)に属しています。その為、豹とジャガーの見た
目の方が良く似ています。

---------------以上 引用-----------------

なぜか「さん」づけですが、わかりやすい説明です。

今日は時間がありません。

これから「教育実習事前指導」(9:10-16:30)があり準備をしなければなりません。

チーターとヒョウとジャガーの会話をやりたかったのですが・・・。



今日も来てくださってありがとうございました。(つづく・・・)

チーターについて(その2)

2013-08-26 07:48:29 | 日記


こんにちは。

チーターの2回目です。

チーターの分類は以下のようになっています。

界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門  :脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 哺乳綱 Mammalia
目 : ネコ目 Carnivora
科 : ネコ科 Felidae
属 : チーター属 Acinonyx
種 : チーター A. jubatus


「ネコ目」について(WIKIより);(注)「ねこめ」ではなく、「ねこもく」です。

 ネコ目(ネコもく)は脊椎動物亜門 哺乳綱に属する動物の分類群。食肉目(しょくにくもく)、食肉類(しょくにくるい)ともいう。本来は捕食者として特化したグループであり、獲物を捕えるのに必要な目、耳、鼻、触毛(ひげ)などの感覚器官と知能がよく発達しており、運動能力も高い。

 ネコ目は、真獣類のうちで、肉を裂くためのハサミ状の頬歯である裂肉歯を1対もつもの(およびその子孫)のグループと定義することもできる。現生の海棲のグループ(いわゆる鰭脚類)では、その食性もあって裂肉歯は失われている。ネコ目に属するほとんどすべての動物が肉食であるが、部分的には雑食性の種も見られ、特にタケを主食とするジャイアントパンダやレッサーパンダなどはほぼ完全な草食性である。

-----------------

ネコ目のメンバーがなかなかのラインナップです。
イヌ、クマ、レッサーパンダなどそうそうたるメンバーの上位に「ネコ目」の名前がついています。
これはうれしいことです。

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ネコ目(食肉目) Carnivora
 ネコ亜目 Feliformia
   ネコ科 Felidae : ネコ類、18属37種
   マングース科 Herpestidae : マングースとその類縁、17属35種
   ジャコウネコ科 Viverridae : ジャコウネコとその類縁、20属35種
   ハイエナ科 Hyaenidae : ハイエナとアードウルフ、4属4種
   マダガスカルマングース科 Eupleridae : 7属11種。ダレルズ・ボンツィラなど。
   キノボリジャコウネコ科 Nandiniidae : キノボリジャコウネコ
   ニムラウス科 Nimravidae : ニムラウス類(絶滅)
 イヌ亜目 Caniformia
   イヌ下目 Cynoidea
     イヌ科 Canidae : イヌとその類縁、10属35種
   クマ下目 Arctoidea
     イタチ上科 Musteloidea
       レッサーパンダ科 Ailuridae : レッサーパンダ、1属1種
       アライグマ科 Procyonidae : アライグマとその類縁、7属19種
       イタチ科 Mustelidae : イタチの他フェレット・アナグマ・カワウソを含む24属55種
       スカンク科 Mephitidae : スカンク、3属10種
     クマ上科 Ursoidea
       クマ科 Ursidae : クマ類、5属8種
     鰭脚類 Pinnipedia
       アシカ上科 Otarioidae
         アシカ科 Otariidae : 7属14種。アシカ、オットセイなど。
         セイウチ科 Odobenidae : 1属1種。セイウチ。
       アザラシ上科 Phocoidae
         アザラシ科 Phocidae : 10属19種。ゴマフアザラシ、ワモンアザラシなど。


-----------------

しかし、ネコがイヌやクマの特徴をすべて持っているとは、素人ながら思えません。

そこでちょっとだけ調べてみました。

すると、すでにこの分類に疑問をもったひとがいたらしくYahoo知恵袋に次のようにありました。
( http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1421537234 )

----------------
(質問)食肉目とネコ目、どっちが正しい言い方ですか?

(こたえ)結論としては「どちらも正しい」です。

多くの図鑑ではネコ目(食肉目)という表記になっているはずですよ。

※以下は余談です。

「ネコ目」という名称は日本国内だけのもので、国際的にはラテン語で「肉を食べるもの」を表す「Carnivora」と表記されます。
 実は日本国内での目名は明治以来、原名であるラテン語名を忠実に訳したもの(偶蹄目や齧歯目など)だったのですが、1988年に文部省の「学術用語集動物学編」において、目以下の名称をすべてそれぞれの動物群を代表する動物名に変える、という改定がなされました。
 これは難しい漢字表記を避けるために、従来の漢字表記を「一般人が親しみをもてる代表的な種名」を冠したカタカナ表記に改めるというもので、食肉目の代表としては「ネコ」が推奨・採択されたのです(何故ネコだったのかは不明です)

 しかし、別にネコ科の動物が「食肉目全体を代表する特性を持つ」訳ではなく、進化の流れを見てもイヌ科とネコ科は共通の祖先から発生しているため、ネコ科が先だったというわけでもないのです。
 また、特定の動物名で表しても混乱しない分類は属名くらいまでであり、目のような大分類を動物名で表すのは本来不可能で混乱の元なのですが、当時の担当者はそれを知らなかったのでしょう。

そのため、この改定については、当時から現代まで日本哺乳類学会など主だった学会から批判の嵐が続いています。要点を述べると、

①従来の漢字表記は動物群の特徴をよく表しているのに対し、カタカナ表記ではそれが不明になる。

②概念の矮小化が起こる。
例えば半翅目をカメムシ目に変更することで、セミ、アブラムシ、カイガラムシなどが概念的に除外される危険性がある。

③目などの高次分類群は理解が難しいので、一般には○○類という表現が使われるが、カタカナ表記では分類レベルの区別がつかなくなる。
例えば「ネズミ類」とすると齧歯目なのかネズミ科なのか区別できない。

④ラテン語名との対応がつかない。ネコ科の学名Felidaeはネコ属Felisに由来するので学名と日本語が対応しているが、食肉目の学名Carnivoraはネコとは関係なく、肉食性という共通の特徴を表す。これをネコ目とすると、その対応が失われてしまう。

以下の「目名の問題」も参考になると思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%BA%E4%B9%B3%E7%B6%B1


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私はネコ好きですが、「食肉目」のほうがいいと思います。

1988年名称決定の会議において、何があったのかはわかりません。

たぶん「イヌ目」でもよかったのでしょうね。

------------------------以下は「完全」想像です-----------------------

(食肉目の名前変更会議にて・・・)


佐藤委員「さて食肉目ですが・・・呼び方をどうしますか?」

池田委員「肉を食べる・・・やはり『クマ目』がいいでしょうね。クマが肉を食べる様子は迫力があります」

後藤田委員「いえいえ、やはり百獣の王ライオン・・・『ライオン目』がいいのではないですか?」

池田委員「だめですよ、ライオンは『ネコ目ネコ科ヒョウ亜科ヒョウ属ライオン』ですよ。分類ではかなり下位になります」

後藤田委員「なんとライオンはそんなに下に・・・(くやしそう)」

佐藤委員「ここは人間にもっとも身近な『イヌ目』がいいのではないでしょうか。クマ目だと、こどもがこわがってしまう」

池田委員「たしかに『イヌ目』なら こどももよろこぶでしょうね。なんといっても身近ですよね・・・」

(すると外からネコのなき声が・・・「にゃーーん」)

後藤田委員「そうだ!ネコがいいじゃないですか!ネコはイヌと同じくらい身近です!どれくらい身近かというと・・・ノラネコのほうがノライヌよりも多い。ライオンもトラもヒョウもチーターだってネコ目の一員です。動物園の人気者がネコ目に所属しています!!! 古代エジプトでもネコの姿をした神様がいます!!!」(ライオンが否定されたので、ここぞとばかりに後藤田委員のラッシュが続く)


「じゃあ、ネコ目でいいか・・・」という感じで「ネコ目」にきまったのでしょうか・・・。


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 今日はちょっと長くなってしまいました。

 チーターは明日も続きます。


 今日も来てくださってありがとうございました。(つづく・・・)

チーターについて(その1)

2013-08-25 15:35:17 | 日記


こんにちは。

ネコ好きな私は、「チーター」について調べてみました。

厳密には、WIKIでチーターの項を読むという試みです。

読み始めて、すぐに気になったのが、学名です。

  ーーーー

学名 Acinonyx jubatus

  ーーーー

「アキノニクス・ユバトゥス?」「アチノニックス ジュバツス?」と読むのだろうか。

チーターとはかけ離れた読み方で、意味が気になります。

学名はラテン語だそうなので、いろいろ調べてみました。



ネットであれこれ調べていると、「アニマル雑貨けもの屋さん」
 (http://kemonoyasan.web.fc2.com/at_mammal_04.html)
のブログに出ていました。

「アキノ=動かない、ニクス=爪、ユバトゥス=たてがみのある。ネコ科なのに爪を引っ込められず、コドモにタテガミがあることから付けられた名前です」


本当なのか疑っているわけではありませんが、さらに調べてみましたが、結局わかりませんでした。

検索で「ラテン語 爪」といれると、unguis と出てくる始末。

それでも「ラテン語 たてがみ」と入れてみると、juba と出てきたので、これはなんとなくOKです。(トゥスはどこへ?)

アキノニクスがわからないが・・・。

そろそろ制限時間です。


チーターのことをもっと知りたいのにもかかわらず、学名だけで引っかかってしまいました。


今日も来てくださってありがとうございました。(つづく・・・)

10年経験者研修の講師のしごと(パート2)

2013-08-24 08:12:11 | 日記



 こんにちは。

 昨日23日、教員経験者10年研修がありました。教員10年目の先生方たちの研修会です(そのまま・・・)。

 7月31日は授業案交流会でしたが、今回は模擬授業でした。

 15分の模擬授業を27名の先生たちが9グループにわかれて行います。

 それが終わった後に20分程度先生方に、わたしがお話しするのです。

 だいたい以下の内容でした。

 ーーーーーーーーーーーー
 こんにちは。

 今回こうして皆さんの前で話すにあたり、自分の日記を読み返してみました。自分が教員10年目だった2000年のものです。
 そこには学校行事、部活、保護者との連絡などびっちりかかれています。中学高校の教員の忙しさを思い出しました。
 若い頃のものと比べて会議の数がはっきりと増えていました。授業以外の仕事が増えていることがわかりました。

 さて、10年目の教員は、授業はある程度できるようになり、学校の仕事もこなせるようになり、学校で中核になっていく頃です。これからますます、クラス経営、部活や行事、校務分掌(生徒指導、教務とか)などの仕事量が増えていきます。
 それに反して、授業準備の時間は若い頃とはちがい、減っていく一方です。経験があるので「まあ過去の教材でできるだろう・・・」と思ってしまうのはしかたがないところがあります。

 しかし、そんなときでも、子どもたちから「わかりやすかったよ」「授業おもしろかったよ」「これからも先生におしえてほしい」と言われたとき、とてもうれしいものです。しかし気が引き締まる思いがします。これは教員としてとても励みになります。この声をきくためにも、教員は授業技術のアップ、内容のレベルアップをはかる必要があり、価値があることだと思います。
 では、具体的に今後どうしたらいいか。今日のような模擬授業を見せ合う機会をいかして、他人から技を盗み、自分なりのオリジナルを年に1個でもいいから作っていく。校内で授業をみせあうことがあったら進んで手をあげる。内容は、そのあと考える。そうでもしないと、腰がどんどん重くなり、いいものは生まれない気がします。
 わたしはそうでしたが・・・おそらくみなさんにも多かれ少なかれ、その傾向はあるのではないでしょうか。


 さて、明後日、教育実習事前指導があります(教育実習へいく3年生に心構えや基本的な作法を教える)。そこでわたしは、実習で大切なことは3つあることを伝えようと思っています。それは「想像力」「臨機応変」「くよくよするな」です。
 「想像力」とは、自分がつくった授業案での子どもたちの動きをしっかり想定し、ひとりよがりの授業をつくるうえで求められるものです。
 「臨機応変」とは、しっかり作った授業案だといっても、予想外の子どもたちの発言に動揺しないことをいいます。
 「くよくよするな」とは、実習生ですから必ず何か言われます。あたりまえです。それにへこたれないようにということです。そして、「これやってみたい」という気持ちを大切にしてほしいということです。言い換えるなら「挑戦心・冒険心」といえるかもしれません。

 奇しくもみなさんは想像力もあり臨機応変に授業する力ももっている。ただ、10年目という時期にはこの「挑戦心・冒険心」こそが求められているのかもしれません。
 このことこそが、教員10年目以後の推進力になるのではないかと思います。

 どうぞ体に気をつけ、ますますご活躍ください。

 本日はお疲れ様でした。

 ーーーーーーーーーーー

 それにしても、10年目の教員の前で話すのは疲れます。

 ある程度ベテランですから下手なことは言えません。

 今年はこの程度でおゆるしください。

  
 今日も来てくださってありがとうございました。

新田次郎著『富士山頂』を読み終えました。

2013-08-21 12:03:35 | 日記


こんにちは。

新田次郎著『富士山頂』(文春文庫;258ページ)を読み終えました。

【内容紹介】(カバーの紹介文を転載)
 富士山頂に世界一の気象レーダーを建設せよ!昭和38年、気象庁の元に始動した一大事業。測量課の葛木を始め、その任務を受けた男達は、熾烈な入札競争、霞が関の攻防、暴風雨が吹き荒れる3776mの苛烈な現場と闘いながらも完成に向け邁進してゆく。著者の体験を元に、完遂迄の軌跡を活写した記録文学の傑作。

【感想】
 やはり新田次郎その人がレーダー建設の気象庁担当者であることが、この作品に重みを加える。

 レーダー建設の苦労はもちろん描かれるのだが、その前のレーダーをどの業者に発注するのかから物語は始まる。

 主人公の葛木(新田次郎)がヘリコプターに乗ったり、山頂で力仕事をしたりするわけではない。

 しかし、それでも葛木が業者選定において下した判断がなければ、短期間でレーダーは完成しなかったのだろう。

 大きなプロジェクトの場合、大勢の人々が関与する。

 一人の人間が終始すべての局面で関わることはないのではないか。

 それぞれの場で活躍する人がいる。

 「男時 女時(おどき めどき)」ということばがある。

 男時は何をやってもうまくいくときであり、女時はすべてがうまくいかないときのことを言う。
  (女性には、なんだか失礼な気がするが・・・)

 人生においてはそういうこともあるのだろうが、プロジェクト遂行時にもそう言えるのかもしれない。

 どうやら『富士山頂』は映画化(DVD化)されているらしい。

 みようか・・・迷っている。
 

 今日も来てくださってありがとうございました。

北海道のラーメン

2013-08-19 02:57:10 | 日記

 ↑ 西山ラーメン(北海道では有名です;もしかしたら全国的にも有名か?)

 こんにちは。

 北海道のラーメンを入手しました。

 麺はちょっと太めでちぢれが特徴です。

 幼少の頃によく食べていた麺です。

 実に久しぶりにたべたのですが・・・「やはりおいしい」。

 食べ物についてあれこれ蘊蓄(うんちく)をかたむけることはきらいですが、一言だけ申し上げます。

 小さい頃に覚えた味は、やはり覚えているものだなと思いました。

 本当にひと言だけでした。


 ↑ ベル食品のラーメンのスープの素(北海道では有名;デザインがなかなかかわいい)

 たまたま北海道物産展で入手したものなので、今度いつ出会えるのかはわかりません。

 また出会えますように!

 今日も来てくださってありがとうございました。

教育実習事前指導(試案)

2013-08-18 12:02:27 | 日記


こんにちは。

さて、8月末に2日間(27,28日)、大学で教育実習事前指導があります。
学生が実習に行く前に、心構えをきいたり、指導案を作ったり模擬授業をしたりするのです。
その中のプログラムで「学習指導案の書き方」を50分間話すことになりました。
まったく予定していなかったので、考えてみました。


【目標】
 学習指導案の書き方の基本を学ぶ(原則と現実)

【内容】対象:大学3年生(130名?)

2分  50分間の説明(自己紹介・今日のテーマ・話す内容)
20分 〔1〕学習指導案の書き方(大局→細部へ;教員の指示と子どもたちの反応をしっかり書く;書式の多様性)
   (拙著『実戦重視の中学校社会科教育法』8章と9章をベースにして話す)

5分 閑話(わたくしの失敗談を話す予定)→失敗が思い出せないが・・・(ウソ)

20分 *〔2〕授業作りの現実(教科書をつかって授業を作る→指導案を書く)
   (拙著『実戦重視の中学校社会科教育法』10章の「授業作りの実況」をベースに話す)

3 まとめ(指導案作りの3大ポイント)→ここがいい話になる予定(自画自賛)
1)想像力
2)臨機応変
3)冒険心
  
ーーーーーー

*〔2〕授業作りの現実(教科書をつかって授業を作る→指導案を書く)

→ここは、「準備時間が限られていて、教科書を使って基本に忠実(?)な授業を作るとしたら?」という設定です。時間に追われ授業を速攻で作らなければならないということは、教員になるとよくあることです。

〔1〕とはちがい、ごくごくふつうの授業はどうやって作られるのかを、わたくしの体験をもとに話します。具体的には以下のとおりです。

  教科書を丁寧に読む→行間を読み、疑問点をさがす→これが子どもたちに問う発問となる→その答えを調べる→(時間がないのですべての疑問の解答をさがさない)→授業を導入・展開・まとめに組み立てる→授業内でのこどもたちとのやりとりを具体的にイメージする(完成)

 大学1年生に、教科書をつかって授業をやらせると「はい、教科書よんで」「〇〇はこういう意味です」「じゃあノートに書いてね」を延々と繰り返す人が多いです。
 そうではなく、子どもたちがよく考え、クラスメイトと深めあい、自分の考え方がかわっていくような課題を提供する。この課題が授業の背骨になります。課題作りはとても難しいのですが、教科書を表面的に読むのではなく、行間を読み込むことで、疑問が湧いてくるのです。それを課題に仕上げていくのです。

 それを指導案のかたちにまでするやり方を説明しようと思います。かなり現実的な方法です。

 ちょっとレベルが高いかな・・・。でもやります。

 
 今日も来てくださってありがとうございました。

 暑い日が続きます。水分補給を忘れずに!

五木寛之『親鸞(上)』『親鸞(下)』を読み終えました

2013-08-15 11:41:39 | 日記


こんにちは、今日は終戦記念日です。

先の戦争により亡くなられた皆様に哀悼の意を表します。


五木寛之『親鸞(上)』『親鸞(下)』(講談社文庫;上巻365ページ、下巻371ページ)を読み終えました。

【Amazonでの紹介】
(上巻)「馬糞の辻で行われる競べ牛を見に行った幼き日の親鸞。怪牛に突き殺されそうになった彼は、浄寛と名乗る河原の聖に助けられる。それ以後、彼はツブテの弥七や法螺房弁才などのたちの暮らしに惹かれていく。「わたしには『放埒の血』が流れているのか?」その畏れを秘めながら、少年は比叡山へ向かう。」

(下巻)「親鸞は比叡山での命がけの修行にも悟りを得られず、六角堂へ百日参籠を決意する。そこで待っていたのは美しい謎の女人、紫野との出会いだった。彼が全てを捨て山をおりる決意をした頃、都には陰謀と弾圧の嵐が吹き荒れていた。そして親鸞の命を狙う黒面法師。法然とともに流罪となった彼は越後へ旅立つ。」


【簡単なストーリー】
 親鸞(1173-1262)が京都で幼少期を過ごし、9歳で出家得度、比叡山に入山し修行する。その後、法然と出会い比叡山をあとにする。法然のもとで有力な門弟となり、教団も勢力を拡大する。しかしながら、旧勢力(南都北嶺)の反発や後白河法皇の怒りをかう事件などにより、教団は実質解体され、1207年法然は土佐へ(実際は讃岐)、親鸞は越後へ、他の高弟たちも流刑となる。


【気になった文章】
(上;70ページ)「忠範には幼いころから、自分では気づいていないふしぎな才能があった。人が話をするのを、芯から興味深そうに目を輝かせ、耳をかたむけて聞く才能である。/ ただの聞き上手ではない。あらゆることに心から関心をもつからこそ、やわらかな布のように相手の話を吸いとろうとするのだ。世間のなにもかもが本当におもしろいのである〔以下略〕」(注;忠範=親鸞)

(下;30ページ)「だれもが本気で地獄を信じていた。どんなに陽気にふるまっていても、深夜にぽっかり心の闇が見えてくる。身分の高い人びとや、富める者たちは、その闇から逃れるために金をおしまない。時間もおしまなかった。豪華な寺や塔を建立し、神社仏閣に詣で、華やかな法会を催す。たくさんの布施もする。憧れるのは、死後、美しい浄土にむかえられて仏となることだった」

(下;98ページ)「必死になればなるほど、真剣に生きようとすればするほど悪をさけることはできません」

(下;267ページ)「旅立つことが真の師との出会いなのだ」


【感想】

 お断りしておきますが、わたくしは浄土真宗の信者ではありません。
 
 「本願」「選択」など仏教上の用語をよく知りませんが、わかりやすく書かれています。細かく深く掘り下げていくと、微妙にちがっているという人がいるのかもしれませんが、私のような素人には助かりました。

 また、文字が大きく、スイスイと読み進めることができました。
 
 親鸞に関する本は、倉田百三『出家とその弟子』や『歎異抄』は読んだことがあります。(読んだと言っても、浅く・・・です)

 そのうち読み直してみたいと思います。

 今日も来てくださってありがとうございました。

 暑い日がつづきます、みなさまご自愛ください。