今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

東海道新幹線弁当(2015.11.29)

2015-11-30 07:15:37 | 日記


こんにちは。

昨日朝、新幹線に乗りました。

すると、以下のポスターが気になりました。



朝ご飯を食べていなかったので、久しぶりに駅弁を食べることにしました。(最近駅弁に飽きていたので、めっきり食べる回数が減っていました。)

↓ 東海、関東、関西の名物が入っています。


↓ 中味はこのようなかんじです。


エビフライ、味噌カツ、深川めし・・・そうそうたる名物がはいっていますが・・・。

一番おいしかったのは、自己主張することなく、ひっそりはいっていた「昆布の佃煮わさび味」でした。(穴子蒲焼きの下に隠れている)

今度スーパーで買って食べてみようと思います。


今日もきてくださってありがとうございました。




授業紹介;「地理と歴史を融合した授業(その1)」(2015.10.30)

2015-11-27 16:58:37 | 日記


こんにちは、10月30日に行われた授業の紹介(W大)です。

地理と歴史を融合した授業です。


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授業名「満蒙開拓団と満州の様子」

ねらい「日本から満州へ渡った移民について学び、気候・産業などから当時の満州の様子を知ることで、彼らの生活を多面的に理解する。

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t:先生  s:生徒(大学生)

16:35 
t:教科書を開かずに、満州事変について覚えてることを言って下さい。復習です。
  何が原因でおきたのかな?
s :南満鉄を関東軍が軍部が爆破したことがきっかけです。
t:柳条湖事件とも言われています。

16:38
t:復習はこれくらいで・・・教科書212頁の植民地の支配と抵抗のところをみていきたいと思います。教科書を開いて下さい。とくに、満蒙開拓団について扱いたいと思います。満は満州、蒙はモンゴルですね。
t:では教科書を読んで下さい
s:生徒、教科書を読む。
t:満蒙開拓団は、満州で農業を営むために日本から移民した人たちのことです。農業だけではなく、「武装移民」という人たちがいて、土地を守っていました。

16:45
t:日本が移民を送ったということは直接的に日本のものにしたかったからなのでしょう。それは経済的な支配とともに、人口を増やすことで支配を確立したかったのでしょう。
t:移民は家族ぐるみで送られ農業をさせられました(日中戦争の悪化によって、成年男子を送ることができなかったのです)。

16:52
t:では、なぜ家族ごと移民させたのでしょうか?
s:(生徒はプリントの空欄に考えを書く)
s:離ればなれになりたくない。定住させる。農業は家族経営だろうから。
t:家族ごとだったら、逃げにくくなるね。もうひとつ重要なことがあります。送りすぎてしまうと、本土の人間がいなくなるおそれがあるから、満州に送る人数は限られています。そこで、家族単位で送ることで現地で日本人を増やそうとしました。何家族も送ってしまえば、日本人同士が結婚して、日本人が増えるだろうと考えたのです。

ーーーーーーー(先生交代)ーーーーーーー

t:ワークシートを裏返しにしてください。今まで歴史的なことを話してきましたが、では満州はどこにあるのでしょうか?周辺の国をこたえてください。
s:ロシア(ソ連)、中国・・・。
t:じゃあ、満州を赤で塗って下さい。
s:(生徒、色を塗る)
t:満州は中国東北部にあります。北緯40度より北に位置しているので、気候はどんな感じですか?
s:寒そう。
t:そうだよね。寒いよね。では、面積はどうでしょうか?当時日本は60万平方キロでした。満州は、113万平方キロなので2倍くらいでした。それくらい広い土地でした。そこに日本人を送り込もうとしたのです。

17:08
t:満州は大陸にあり、日本は島国です。日本は山地があり川も多く、農地にむいている平地が少ないです。満州は逆に平坦地が多く、水はそれほどありませんし、寒いです。夏・春の期間が短いため、なかなか農業がうまくいきません。日本はコメが一年を通して食べられるくらい作られます。満州は寒いためトウモロコシやキュウリを作っていました。冬になると生活が困難でした。

17:14
t:南満鉄鉄道のルートに撫順(フーシュン)で石炭がとれました。ここは今でも中国の工業地帯になっています。

17:16
t:ではプリントの中国残留孤児の記事を読んで下さい。
s:(生徒は記事を読む)

17:20
t:こうした人たちがうまれてしまったのですね。(終了)



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満蒙開拓団、満州についての取り扱いは難しいと思います。
しかし、がんばって取り組んでくれました。
授業の流れをスムーズにしたら、もっとよくなっていたと思います。
お疲れ様でした。


今日も来て下さってありがとうございました。

ささやかな楽しみ(2015.11.24)

2015-11-24 15:04:26 | 日記


こんにちは。

先日、タブレットを注文しました。

正確に言うと、タブレット本体と、それに装着する保護カバーです。

しかし、今日、カバーだけが先に届きました。



「本体ないのに・・・」

しかし、そのカバーには本体の絵がついていました。



「これ、なかなかいいじゃないか・・・」

これをはめていると、タブレットを持っている気分にひたれます。



なかなかいいじゃないですか・・・。バッテリーも減らないし・・・。

「リンゴの絵」を描いたら、ますます盛り上がってきました・・・。



小分けされたお楽しみ・・・という感じです。

今日も来てくださってありがとうございました。

弁護士の先生の授業(2015.11.19)2回目!!

2015-11-20 17:29:59 | 日記


こんにちは。

今週も、弁護士の先生に授業をお願いしました。

今回のテーマは「多数決・ルールと人権」についでです。

お忙しい中、弁護士の大杉浩二弁護士が快く授業をしてくださいました。


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以下、授業の様子をお伝えします。

・「先」:先生、「学」:学生 
・数字は区切りになるところにつけました。


ーーーーーー【自己紹介】(10:38)ーーーーーー
  どうして弁護士になったのか?
  仕事紹介、法教育委員会について
  法の精神とは何か?

ーーーーーー【多数決について】(10:48)ーーーーー

先「学校で多数決が行われるのはどのような時でしょうか?」
学「学級委員、目標を決めるとき、遊ぶときに何をするか・・・」

先「学校以外ではどのような例がありますか?」
学「国会での議決、議員選挙・・・」

先「さて、男15人女25人の高校2年3組で、掃除当番を決めます。このクラスの担当は、教室とゴミ置き場です。必要な人数は、教室は5人、ゴミ置き場は3人です。毎日やる必要はないのですが、担当を決めることになりました」

1 
先「女子の意見が強いので、「すべて男子だけで毎日担当する」となりました。これについて問題がありますか?」
学「女子が多いからこういうことになったので、よくない」、「男に押しつけるのはよくない」

先「でも、多数決で決めたのだからいいのではないですか?」


先「その後、多数決によって「男子をゴミ捨て場、女子を教室になりました。これは問題がありますか?」
学「(問題あり)いやなところ(ゴミ置き場)を男におしつけ、女子が楽なところを掃除するのは問題があります」
学「(問題なし)3:5なのだからいいのではないか」


先「教室と、ゴミ置き場ではなく男子トイレになりました。男子トイレに女子は入れます。教室は女子、トイレは男子になった、これは問題ですか?」
学「(問題あり)男子トイレは女子でもできることになっているのだから、女子もやるべきです」
学「(問題なし)女子が男子トイレにはいれても、男と女でわけられる空間に異性を入れるのは問題だと思う。女子が掃除しているときに男子がはってきたらできない」


先「さて、2と3の違いはなんでしょうか?」
学「男子がトイレを担当し、女子が教室を担当するのは、男子トイレは男子が掃除するのは気持ちの問題があり、人間関係も円滑になるにちがいない」
 
先「これらの問題には、正解はないのです。考えてもらいたいのは、特定の個人に不利益になることはよくないという発想、片方に不利益を与えるにしても正当な理由があるのかが大切ということです」


5 
先「HRの時間に何をするのかをみんなで決めます。男子はスポーツがしたい、女子は映画鑑賞したい。多数決をとったら、女子がやりたい映画鑑賞になりました。これは問題がありますか?」
学「(問題あり)男女比があるのだから、よくない」
学「(問題なし)しかたがないかな、スポーツは放課後やればいい」


先「年に2回にすることになりましたが、多数決で2回とも映画鑑賞になりました。」
学「(問題あり)一回ならいいけど、2回あるなら男女の希望をそれぞれかなえるべきだと思います」
学「(問題なし)多数決だからしかたがない」


先「年間10回することになりましたが、全部映画鑑賞になりました。」
学「(問題あり)だいたい見尽くしてしまい、飽きてしまうと思います」
学「(問題なし)多数決だからしかたがない。スポーツができなくて困るわけではないから、しかたがない」

先「どうしたらいいでしょうか?よい案がありますか?」
学「10回のうち、4:6にして 4回はスポーツ、6回は映画鑑賞にするといいと思います」
学「人数比で決めるべきではないと思います」

先「多数決で決めるにしても、意見が取り入れられない人のことも考えるべきだと思います。もしかすると、女子がゆずってくれるかもしれないし・・・」


先「このクラス(女子が多い暮らし)で、多数決で学級委員を2人決めることになりました。誰もやりたいと思っていません。結果、多数決で男子が2人選ばれました。」

学(問題あり)ゼロ
学「(問題なし)一応多数決で決めたのでしかたがない。男子を貶めるようにして決めたのならよくないが・・・」


先「ミュージカルをやることになりました。だれもやりたいと思っていません。多数決で主役をひとり決めることになりました。」

学(問題ない)ゼロ
学(問題あり)全員が手をあげる

先「どうして、ミュージカルと学級委員はちがうのですか?」
学「ミュージカルは他の方法で決めるべきだと思います。立候補させるべきだと思います」、「学級委員は二人だからいい、主役はひとりだからプレッシャーがかかり、そのポジションを誰かに押しつけるのはよくないと思います。」

10
先「歌が上手な生徒がいます。でも、その人はやりたくない。多数決で選ぶことに問題はありますか?」
学「問題があると思います。目をつぶってやれば多数決すれば問題ない。」
全員「・・・?」(笑)
学「多数決でひとりを陥れようとするのはおかしい。」、「多数決をして、確実に誰かひとりが選ばれるようなときに多数決は行うべきではないと思います」、「多数決で決定することをみんなできめるという前提があるならいい。決め方は全員一致で決めるべきだと思います」

11
先「では、歌が上手な生徒がいます。その子を音大に無理矢理入れることは問題がありますか?」
学「問題があります。多数決を平等なところでやるべきで、多数決で個人のことを決めるのはよくないと思います」
学「個人の人生を他人が決めるべきではないと思います」
学「学級委員については理解できますが、主役はどうかなと思います」

先「ところで、人権にはどのようなものがありますか?」
学「生存権、肖像権、平等権、社会権、幸福追求権、知る権利、プライバシー権、請求権、選挙権、参政権、環境権、自己決定権、自由権、教育をうける権利、請願権、著作権・・・」

先「多数決にもいろいろな権利が関係しています。職業選択の自由があるなかで、音大にいれるのは人権擁護の精神に反します。参政権を与えないということを多数決で決めていいのでしょうか。やはり合理的な理由が必要です」

12
先「クラスで、東日本大震災で両親をなくした子どもを助けたい、多数決で1000円ずつ募金しようとなりました。これは問題がありますか?」
学「(問題なし)ゼロ」
学「(問題あり)微妙な感じがします」

先「自発的におこなうこともいいが、全員でやることもいい。税金をとるのと同じですね」


ーーーーーー【ルールについて】(11:45)ーーーーーー

13
先「学校にはどのようなルールがありますか?」
学「登校時間、廊下は走らない、教室でボールを投げない、髪の毛の色、授業立ち歩かない、制服・・・」

14
先「クラスの名簿を作ります。どのような情報を載せたらいいでしょうか」
学「氏名、性別、出身校、出席番号、得意なもの、住所、電話番号、アドレス、交際相手の有無・・・」

先「知りたいことはいろいろあると思いますが、自分は知られたくないことはどういうことがありますか?」
学「アドレス、交際の有無はいやです」

先「学校の先生としては、扱いに注意をした上で、どこまでなら大丈夫でしょうか?」
学「氏名と性別・・・」

先「先生が決めるのではなく多数決できめるとしたらどうですか?」
学「よくない。個人情報だから。学校生活で必要なものに限定するべきです」
先「この背後には、プライバシーの問題が多く含まれていて問題であるものもあります。立場によってちがってきます。国として管理しているものもあります、住民票など・・・。管理することがいいのか、他人が知ることが許されるのか・・・。正当な理由がなければみられないものもあります。それを決めるのがいいのか、知る権利が侵害されてはいないのかも問題になります」

15
先「原付免許は16歳からとっていいが、高校では認められていない場合がよくあります。このルールの根拠はなんでしょうか?」
学「県の状況によって認められていることがあると思います(原付がないと通えない等)」
学「事故がおきたときに、原付は加害者になることがあるので、それを避けるため」

先「原付を使うと便利なのに、便利さを犠牲にしてもいい理由は何でしょうか?」
学「原付に乗っていると事故にあいやすい(自分も危険)からです」

先「便利さを制約する理由には、パターナリズム(父性的)という考えもあると思います。これは、あなたのためを思ってやっているという考えのことです。自転車置き場がせまくなってしまうという問題もありますね」

16
先「生徒の髪型を指導する理由はなぜでしょうか?」
学「きちんとしたほうが勉強に身が入る」、「不衛生、給食のときにはいっちゃう」、「髪の毛に気を取られてはいけないから」

先「髪の毛を制限するのは、管理権とのかかわりがあります。管理をおしつけるのが大切なこともありますが、生徒にも権利があります」

ーーーーー【まとめ】(12:10)ーーーーーー
17
先「今日は、人権とルールについてお話ししました。法の精神を伝えたいと思って話しました。ルールなしではやっていけないから決めることになりますが、人権があるためそれをふまえたうえで、決めていく必要があります。どう配慮していくのかが重要です。」

先「時代によって価値観がちがっています。同性婚など・・・。絶対正しいものはありません。今の価値観を理解して子どもに接してほしいと思います。ルールを決めるときに人権があります。自分の思い込みの背後にはそうではないひとがいるということを知っておく必要があります。いろいろな価値観を尊重していくことが先生には求められると思います。難しいのですが・・・先生は物事を決めていかないといけません。選ばなければならないときが必ずあります。そのとき納得してもらえるように説明する必要があります。」

先「私が高校性のときに、多数決で演劇の出し物をきめたことがあります。そのとき、男女で意見がわかれました。
議論したのはけんかしたいわけではない。よくしたいと思っていたのだから、男子も協力していこうということを言ったクラスメイトがいました。うまいことをいうなあと思いました」

先「今日は、多数決とルールについてお話ししました。ありがとうございました」(12:15)

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 以上です。

 いろいろと迷う場面があって、それを合理的に判断していくことや、少数者の意見も尊重していくことの大切さを学ぶことができました。

 大杉先生、お忙しいところ、本当にありがとうございました。


 今日も来て下さってありがとうございました。

おみやげ、いただきました(2015.11.18)

2015-11-18 09:11:42 | 日記


こんにちは。

11月7,8日に宮城教育大学で日本社会科教育学会がありました。

わたしは15日に大阪で発表があったので、この宮城での学会には行きませんでしたが、大学院生がおおぜい参加し、発表しました。

思いかえすと、私は大学院生(修士)のときには実力がなく、発表したことはありませんでした。

それくらいレベルの低い院生だったと思います。

それはさておき、その学会に参加した、KさんとSさんからお土産をいただきました。

それが「ささたん」です。笹かまぼこと牛タンをミックスしたものです。

味はとてもおいしかったです。笹かまぼこも牛タンも大好きなので、うれしいお土産でした。

ありがとうございました。

また、Tさんからもお土産をいただきました。




(↑ 中は、こんな感じらしいです)

 まだいただいていません。とてもおいしそうですね。いただくのが楽しみです!


ただ・・・残念ながら、その後私は大阪で学会発表をしましたが・・・(^_^;。

彼らにお土産を買ってきていません・・・(^_^;。

そのうちお返ししようと思います・・・(^_^;。


今日も来てくださってありがとうございました。




学会発表(大阪大学;2015年11月15日)(その2)

2015-11-17 07:15:26 | 日記


こんにちは。

学会発表(大阪大学;2015年11月15日)の2回目です。

ワニのことを考えながら、てくてく歩き、大阪大学に到着しました。



今回は、「戦前中学校地理科教科書にみられる統計地図の登場と教授法の変化」を発表しました。

比較的余裕をもって発表し、受け答えができたと思います。

発表が終わりすっきりして、外に出たら青空でした。




帰り道、「大阪ではエスカレーターは右側に並ぶ」ことを確認して、安心し、新幹線にのり、名古屋に戻りました。



衝撃的なことは、この名古屋駅でおきました。

どうして大勢の人が並んでいるのだろう・・・と思い、よくみると「大きなネコ」がいました!



某宅配便会社のキャンペーンで、全国行脚をしているそうです。

ネコの口からプレゼントがもらえるそうで、欲しかったのですが、さすがに疲れていたので、写真だけとって帰りました。

なお、この某宅配便会社は、「クロネコが箱を作る」動画をアップしています。

ぜひ、ごらんください。

https://www.youtube.com/watch?v=foClN3d5kRI

この日の出来事ランキング!

1 巨大なクロネコおよび動画

2 横浜・大阪・名古屋の移動

3 エスカレーターの右側にならぶ大阪のひと

4 ワニ

5 学会発表無事終了

でした。まさか最後にこんな衝撃に出会えるとは・・・。

今日もきてくださってありがとうございました。



学会発表(大阪大学;2015年11月15日)(その1)

2015-11-16 07:56:46 | 日記

(↑ 大阪大学豊中キャンパスの門)

こんにちは。

昨日15日は、少し強行軍でした。

4:00 起床

6:18 新横浜(新幹線)→8:30頃 新大阪

9:20頃 大阪大学(豊中キャンパス)到着

10:25~10:50 学会発表

10:50~12:00 発表を聴く

12:00~13:00 学会の会議

15:00 新大阪(新幹線)→16:00頃 名古屋

17:00頃 帰宅

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大阪大学に行く途上、かわいらしいマンホールをみつけました。



説明が路傍にあります。



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大阪大学総合学術博物館のHPより
(https://www.museum.osaka-u.ac.jp/jp/exhibition/3F/wani.html)

マチカネワニ

1964年(昭和39年)5月に,大阪大学豊中キャンパスの理学部周辺に露出する新生代・更新世中期の地層(大阪層群カスリ火山灰層準、約45万年前)から骨化石が発見されました。これは、日本で発見されたワニ類の化石の第一号となり、頭骨の長さが 1メートルを優に越え、ワニ類の中でも大型(体長6.9 ~ 7.7 m、体重1.3 t)に属します。

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とても貴重なものらしいです。

くわしいことをお知りになりたい方は上記HPをごらんください。

私が行ったのは日曜日だったため、残念ながら博物館には入れませんでした。


この話はまた次回!

今日もきてくださってありがとうございました。








弁護士の先生の授業(2015.11.12)

2015-11-13 14:17:10 | 日記




こんにちは。

昨日、4年生24名を対象に、弁護士の先生に法律の授業をお願いしました。

内容は、「いじめと権利侵害」についてです。

授業内容については以下の通りです。

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日時:2015年11月12日(木)10:50-12:20
対象:4年生(社会科免許取得希望者)24名
講師:原 富祐美 弁護士 

【授業実施の理由】
・地理学の学生が多く法律教育をあまり受けていないため、学んで欲しいと思ったため。
・学校の教員は法的なトラブルに巻き込まれた時とても弱いと感じたため、耐性を少しでも身につけてもらいたかったため。

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【おおよその授業内容】(先:先生 / 学:学生)

先「今日は、いじめが裁判になったとき、どうなってしまうのか。どういう点が問題になるのか、みなさんとともに考えていきたいと思います。」

10:53 「いじめ」の定義を紹介
先「いじめってどんなものだと思いますか?」

学「相手がいやだと思ったことをすること、殴る蹴るでなくても、危害をくわえたらいじめになると思います」
学「相手が内心どう思っているかが大切だと思います」

先「ちょっといじってるだけって思っていても、やられている側にとってはいじめになるでしょう。でも、小中学生は『やられてもしょうがないことがある(しょうがないいじめもある)』と言います。みなさんは、いじめられてもしょうがない場合があると思いますか?」

学「それは、ないと思います。イジメを認めてしまうことになるので、ないと思います」

先「でも、実はいじめが許される場合があると半分以上の子どもは答えます。『他人をいじめていたこどもが、いじめられるようなことはある』と子どもは答えます。そういう子どもに対してみなさんはどう対処しますか?」

学「いじめられたときに、だれかに相談していれば、大ごとにならない。最初の対応が悪いと指導します。結局同じことをしているのではないかとも言います」

先「こうした子どもたちの考えの奥には、いじめた子はいじめられてもしょうがないという発想があります。でも、それを繰り返していたら、エスカレートしていくのではないですか。そういう連鎖をどこかで止めないと、どんどん悪化していきます。それでいいのかと子どもにききます。結果自殺するところまで追い詰めてしまうこともあると話します」
先「でも、『やったらやりかえす』という発想から抜け出すのはなかなか難しいです。そこで、いじめを道徳面からとらえるのではなく、『いじめとは権利の侵害である』と弁護士はとらえ、そのような考えを乗り越えようとしています。

先「みなさんは、『幸福追求権』は知っていますか?弁護士は、これを『安心して自信をもって自由にいきていく権利』と子ども達に説明します。『もし学校でいやがらせをうけたらどう?安心できる?』と聞くと、こどもは『権利の侵害』を捉えることができるようになる。人格権を侵害すれば問題になるのですよと教えます」

11:05 判例を読む
先「では、ここで実際にあったいじめ問題の判例(横浜地裁判決 平成9年)をみていきたいと思います。慣れていないと読むのが大変ですが、時間を取りますので読んで下さい。」
学(学生は判例を読む)

11:23 裁判の流れと学生の感想
先「さて、ここで、いじめ裁判における裁判所の思考過程を説明します。この流れで判断がされます」
① 実際に何があったのか(事実の認定)
 各生徒の行為,学校の安全配慮義務違反
② これが違法といえるのか(評価)
③ 上記違法行為が自殺の原因といえるのか(因果関係)

先「この判例を読んでどう思いましたか」
学「なくなった一郎君もけっこうやりかえしてるから、いじめという感じがしません」
先「ここで言ういじめは、殴られたり、無視されるというものではありません。いじめていた子ども達も一郎君と遊んでいる。わたしたちが思うようなイジメとは違うけれども、裁判所はこの事案をいじめと認定しました。」

先「裁判所はひとつひとつのトラブルではなく、全体でとらえています。ある子どもの違法性を認めませんでした。なぜだと思います。」
学「一郎がさきにやったことに対してやり返しているだけだからです」
先「そう、その子どもは同程度のやり返しだったと裁判所が判断したのだと思います。他の子ども達は一郎がやったこと以上にやり返したことが問題になったのだと思います。このように裁判になると、それぞれの違法性を詳細に検討します。実際にみなさんも保護者から相談をうけたら、加害者、被害者からきちんと事実を認定していく調査が大切なことだと思います。」

11:48 安全配慮義務違反
先「学校の安全配慮義務違反があるかどうかについても裁判所は判断しています。つまり、学校や担任はやるべきことをやったのかということです。ただ、公務員の不法行為に基づく損害賠償は、国家賠償法により判断されるので、こういうときには、公務員である担任の先生等の個々の先生に損害賠償を請求することはできませんので学校設置者である自治体等に損害賠償請求が認められますが、実際の認定においては、個々の先生方の行為がどのようなものであったかが問題になります本件では、結局裁判所は、ひとつひとつのトラブルを解決するのでは不十分で、一郎について起こっているすべてのトラブルを一連の出来事と捉えて、根本を解決することが必要だったがそれが行われなかったとして、安全配慮義務違反があったと裁判所は認めました」

11:52 先生の対応について
先「このとき、先生の立場上、どうしたら責任を問われずに済んだのでしょうか?どう対処すればよかったのでしょう?」
学「計画的に指導すべきだったと思います。根本を解決するべきだったと思います。クラス全体の指導などをもっとやったらよかったと思います」
学「クラス全体の場で話し合うべきだったと思います。他の教師とも連携する必要があったと思います」
先「この事案では学校が継続的な指導をせず、学校は個別問題をとらえてしまい全体が見えなくなってしまっていたのだろうと思います。教科も教えなければならないのに、教師はとても大変な仕事だと思います」

11:56 葬式ごっこの判例(東京高裁、平成6年)
先「これは『葬式ごっこ』として有名な判例です。この場合、先生ですらいじめが見えなくなってしまっている。あまりにいろいろなことがあると、透明化してしまうらしい。先生ですらそうなってしまうことがある。気づけなくなってしまう環境になってしまっています」

12:00 学生から質問
学「判例には教師が・・・したと書いてあるが、記憶にないときはどうすればいいのでしょうか」
先「記憶には残っていないでしょうが、先生は子どもを指導するときには保護者に説明などをするためにメモをとっていると思います。」

12:10 権利教育といじめ
先「子ども達には『みんなに権利があるんだよ』って授業をしますけど、みなさんはどう受け止めますか?」
学「実感があまりないです」
先「でも、そうやって小学生におしえると新鮮に思ってくれます。自分が守られることは他人も守ることに通じるという考えは新鮮に受けとめてくれているようです。先生の中には、権利教育からのイジメの予防に取り組んでいる先生もいます」
先「最後になりましたが、コップが人の心に例えられると聞いたことがありますか?つまり、いやなこと、悲しいことがあるとコップの中にたまっていきます。その後、何もないと蒸発してなくなります。でも、どんどんたまっていってあふれそうなときに、最後の一滴が落ちるとあふれてしまいます。このあふれたのが自殺やPTSDだと説明しています。問題は外から見えません。だから問題になります。道徳的観点からの教育に留まらず、いじめは権利侵害だという観点からの指導も取り入れてもらいたいと思います。本日はありがとうございました。」

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教員はトラブルに巻き込まれたとき、あまりにも弱く、それに対して無防備だと思います。

それは教員は利益などで動いていない証左ですが、法的なトラブルにまきこまれたり、保護者から法外な抗議されたりしたときに、少しでも耐性を身につけておかなければならないと思います。

これは、保護者やよそからのクレームに対して、杓子定規に法的解決をすべきだということではありません。

こういうことになってしまうこともある、少しでも覚悟をもっておくことが必要だと思うのです。

わたし個人もとても勉強になりました。

原先生、お忙しい中ありがとうございました。

高校で授業(2015.11.5)

2015-11-12 08:23:12 | 日記


こんにちは。

先週5日、名古屋市内の高校で出張授業をしてきました。

70名の高校生に、「先生になるまでの道のり と 発問づくり」を話しました。

控室から教室への移動は、ふだんなら係の先生が誘導してくれるのですが、今回は生徒が迎えにきてくれました。

移動のとき、その生徒と話をしながらいけたので、ひとときでしたがよかったと思いました。

さて、下の写真は、高校へ行く途中でみつけたネコです。すぐに逃げられました・・・。



↓ それでも、ちょっとだけこっちを向いてくれました(笑)



今日も来てくださってありがとうございました。