今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

本の紹介(前書き)

2012-06-30 07:53:50 | 日記


 こんにちは。

 今日は学会です。会場設営をしなければなりませんが、その前にブログを更新します。

 昨日本の紹介をしましたが、その続きをします。

 今日は前書きです。

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(1)ごあいさつ
 この本は,中学校の社会科教員になりたいと思っている人のためのものです。高等学校地歴・公民科志望者でも部分的に使えます。

 ただ,この本は読むだけでは効果がありません。その理由は、読んで内容を暗記するだけの本ではないからです。よくみられる社会科(地歴科・公民科)教育法の本では,学習指導要領の説明から始まり,それをもとにした授業案や実践例がたくさん掲載されているものが多いようです。しかし,この本で大切にしていることは,自ら書き込んで「成長の記録」を作り上げることです。その点で従来のものとはちょっと違っているかもしれません。詳しくは後述の「使い方」をご覧下さい。

 わたくしは中等教育の学校(中学校と高等学校)で20年ほど教員をしてきました。10年目くらいから大学生を相手に社会科教育法を教えるようになりました。学習指導案の書き方,模擬授業,教材作り,テストの作り方,板書の仕方,発問の仕方など基本的なことから,ときには大学生がつくった授業(案)を実際の生徒に実施するといったチャレンンジングな(無謀な?)授業も行ってきました。

 この本は,大学の社会科教育法の授業で教えてきた内容が下敷きになっています。一番重視しているのは「知識は後回し。とにかく行動してごらん」ということです。「泳げるようになりたければまず水に入りなさい」といいかえてもいいでしょう。実際に体験したり,まねしたり,自分で書いたり,考えたりすることのほうが,ひたすら本を読むよりも意味のあることだと思うのです。この本は,知識だけが素通りするようなことを目指していないということです。未熟でも丁寧に自分の力で,または友達と一緒にやってみることで力をつけていこうとするものです。

 ただ,残念なことに,みなさんがやったことに対して実際にはアドバイスできません。できるだけ私の話し言葉で(少しは上品になっていますが),実際の授業をしているように書きましたが,限界はあるはずです。そんなときは、ブログをやっていますので、御質問ください。アフターフォローをできるだけしていきたいと思っています。

 
  著者

 ーーーーー
 という感じです。

 手抜きブログだな、と自己反省していますが、今日はちょっと忙しいのでお許しください。

 毎日続けることに意味を見いだしています。

 しかし、ずっと続けていると思ったら、6月25日(月)は更新されていませんでした。

 たしかに書いたのですが、おかしいです。

 書いたけれど投稿しなかった、というのが本当のところかもしれません。

 また続けますので、よろしくお願いします。

 今日も来てくださってありがとうございました。

 

本のご紹介です(目次のみ)

2012-06-29 06:47:30 | 日記


 こんにちは。

 今日の大きな仕事は、明日(土曜日)学会があるので、その掲示物をつくったり、鍵を受け取ったりなどです。
 
 時間があれば、授業の準備などをしたいと思います。

 また、原稿の校正をします。タイトルは『まずやってみる実践重視の中学校社会科教育法』(仮)です。

 目次は以下の通りです。(120ページ)

 【はじめに】
(1)ごあいさつ
(2)本書の構成と使い方
(3)目次

【スタート 編】…とりあえず自分でやる
第1回 観察 …「まずはみることから始まる」
(1)授業観察前
(2)授業観察中と観察後
(3)観察記録について
  やってみよう1/解説
第2回 模擬授業(その1)…「課題を発見するために」
(1)「すぐれた授業」をみる
(2)「自分なりの授業」をやってみよう
  やってみよう2/解説


【授業技術 編】その課題をどう解決するか?
第3回「はなす」と「きく」…「基本中の基本だが奥が深い」
(1)「やりとり」が大切
(2)質問と発問
(3)授業をつむいでいくことば
(4)「きく」ということ
  やってみよう3/解説
第4回 「かく(板書)」… 授業の「骨格」です
(1)実際の板書を検討する
  やってみよう4(その1)
(2)板書案をつくりましょう
  やってみよう4(その2)/解説
第5回 グループワーク…簡単そうだが実は難しい
(1)課題(問題)設定が難しい
(2)タイムリーに指導するのが難しい
(3) グループワークが弾まないとき
  やってみよう5/解説
第6回 テストづくり …「評価とはなにか」
(1)テストを作ってみましょう。
  やってみよう6/解説
(2)そもそもテストとは何だろうか?
(3)信頼性と妥当性


【授業設計 編】… ここが支えている
第7回 年間指導計画 …「教員になるまでその存在を知らなかった」
(1)作ってみましょう
  やってみよう7/解説
(2)どうやってつくるのか?
  やってみよう7(その2)/解説(おまけ)
第8回 「学習指導案」のかきかた(その1)…「授業のシナリオを書く」
(1)学習指導案の真実
(2)書くポイント
第9回 「学習指導案」のかきかた(その2)…「授業設計の『本丸』」
(1)「本時の指導計画」(目標と使用教材)の書き方
(2)「本時の展開」の書き方
(3)「本時の評価」の書き方
(4)板書計画
  やってみよう9/解説
第10回 授業作りの実況中継…「実際どうやってつくっているのか?」
(1)作成の流れと利点・難点
(2)第1ステップ
(3)第2ステップ
(4)実際に話すであろうこと(はなしことば)
  やってみよう10/解説


【社会科原理 編】… まじめとあそびの間
第11回 社会・学習指導要領のお話(自分でやってみる編)…「少し大変だが挑戦してみよう」
(1)何のためにやるのか
(2)一つの分野だけでもやってみましょう
  やってみよう11/解説
第12回 社会科学習指導要領のお話(前編)…「誕生/理想/詰め込み」
(1)社会科創設まで
(2)初期社会科(1947年版と1951年版)
(3)系統主義の復活(1955年版・1958年版・1969年版)
第13回 社会科学習指導要領のお話(後編)…「ゆとり・生きる力・修正」
(1)「ゆとり教育」へ(1977年版・1989年版)
(2)「ゆとり教育の修正と生きる力の継続」…第8次改訂(2008年版(その1)
第14回 そもそも地理・歴史・公民とは何か?…「混ぜてはっきりすることもある」
(1)自分のことばで表現してみよう
  やってみよう14(その1)/解説
(2)混ぜてみましょう
  やってみよう14(その2)/解説

【ゴール 編】…「ここまでよく来ました」
第15回 模擬授業(その2)…「いよいよ最後です」
(1)集大成としての授業
  やってみよう15/解説
(2)最後にお伝えしたいこと

【おわりに】

 8月末発売の予定です。

 今日も来てくださってありがとうございました。

 

またタイトルをつけ忘れました

2012-06-28 08:49:59 | 日記


 こんにちは。

 昨日会議がありました。とても長かったです(13:30~17:00)。

 過去にもっと長い会議を経験したことがありますが、ひさしぶりの長時間だったので少々疲れました。

 エコノミー症候群になるのではないかと思いました。

 一瞬気が遠くなったので、これはまずいと思い、脚をさすったり、頭をまわしたりしました。

 以前はこれくらいでどうということはなかったのですが、年齢のせいかもしれません。


 さて、私も職場をいくつか変えてきましたが、その先々で会議がありました。

 それぞれに雰囲気というか、気風というか、そのようなものがあります。

 これを「エートス」というんでしょうか? 高校時代にまなんだような気がします。

 そこで「エートス」について調べました。(倫理や哲学の事典が手元にないので、wikiより一部改)


   エートスは、「いつもの場所」を意味し、転じて習慣・特性などを意味する古代ギリシア語である。
   他に、「出発点・出現」または「特徴」を意味する。

 さらに、

   アリストテレスが著書『弁論術』で述べたところによると、エートスは説得法の重要な三つの方法的条件の一つ(他はロゴスとパトス)である。
   まず、始めに話者はエートスを確立しなくてはいけない。
   この言葉は単に「道徳の能力」を意味するが、アリストテレスはこれに専門的意見と知識(エピステーメー)を加えた。
   アリストテレスは特に、エートスは、聞き手の予想によってではなく、話者の発言により生み出されるべきとした。
   この考え方はしばしば非難の的となり、イソクラテスなどは、エートスはとりわけ道徳的な特徴、またその話者の生涯と結びついているとした。

 こうなると、実感をともなって理解できません。つまりわからないということです。
 続けて読むと、マックス・ヴェーバーのことが書かれていました。

   ヴェーバーによれば、エートスは、以下の三つの性向を併せ持つ。

①生活態度 - 古代ギリシア語のエートスが、「習慣」を意味しているように、エートスは、それにふさわしい行為を営む中で体得される「習慣によって形作られた」行為性向である。社会化によって人々に共有されるようになった行為パターンないし生活形式ともいえよう。

②心的態度 - しかし、ある行為がいくら機械的に反復されてもエートスは作り出されない。その行為性向は意識的に選択される必要があるからだ。この「主体的選択に基づく」行為性向がエートスである。

③倫理的態度 - そして、この行為を選択する基準が「正しさ」である。「正しい」行為とは、内在性の基準(行為に固有の価値)が選択され、(目的達成の手段ではなく)行為それ自体が目的として行なわれるような行為のことである。外的な賞罰なしには存続しえない行為性向はエートスではない。したがって、エートスの究極的な支えは個人の内面にある。

  これも難しいですがアリストテレスがいったことよりなんとなくわかります。
  ①生活態度のところは理解できます。

 ということで、

  古代ギリシア語で「習慣」を意味していたことから「習慣によって形作られた」行動や精神のありかた=「エートス」

 これくらいで終わりにしたいと思います。

 そういえば、「チートス」というジャンクフードがあったような・・・。

 ジャンクとは「がらくた」という意味です。

 今日もきてくださってありがとうございました。
 

いつもタイトルをつけ忘れます

2012-06-27 07:30:36 | 日記


 こんにちは。

 少しつかれたので、また、むのたけじ著『たいまつ』をひらきました。

 「読書は満腹させるものでなく、飢渇の自覚を深めていく食事である」

 たしかに、本を読んで、情報を頭に入れると満腹感が一時的にあります。
 しかし、膨大な量の情報の前にあぜんとしたり、先人たちの英知のまえにがくぜんとしたりする。
 その後「これじゃあいけないな、もっとやらなきゃ」といくのがいいのですね。

 残念ながら、私の場合、「これじゃあいけないな、、、(ぐうぐう;寝ている)」だったかもしれません。
 ネコも眠りそうです。
 敵前逃亡ですね。
  
 今日も一日がんばります。

 今日もきてくださってありがとうございました。
 
 
 

この前の研究会ではなしたこと(一部)

2012-06-26 08:15:41 | 日記


 こんにちは。 

 とうとう写すもの(きれいな花/景色)がなくなり、ねこの写真だけになってしまいました。

 しかも移動がないので、駅弁も買えません。

 ーーーーー

 先日中学校の研究会で話した内容を箇条書きで残します。

 テーマは、「世界の諸地域の単元をどうすすめていくか」です(中学校社会科の地理的分野)。

・たしかに網羅的にすすめていたら終わらない/どの程度こまかくやるのか?
・しかし、地誌重視だからといって、何でもかんでもと思わない方がいい。
・この話をする上で、学習指導要領の変遷を簡単に確認しておかなければならない。

(1)おおよその歴史的変遷…「振り子」の中で…
第1期(1947/51)「児童中心主義/経験主義/課題解決学習」
第2期(1955/58/69)「学力の向上/系統性の重視」
第3期(1977/89/98)「ゆとりと精選」
第4期(2008)「ゆとり修正」

(2)第2期から第3期へ
①(第2期)固定化した地誌を教える(戦前からの伝統)=変化する世界についていけない(知識が古くなる)
  →(第3期)見方考え方の重視(地域調査)
②(第2期)知識偏重/丸暗記(受験つめこみ)
  →(第3期)課題をみつけ情報収集し分類し整理していく(みずから課題をみつけ解決する)

  →結果、いくつかの地域をとりあげ調べて発表するというようなことが行われた。その際の指針として「地理的な見方考え方」が特に重視された。
   (特に中学校の変化が大きかった)/ はやいはなしが、知識よりも方法だった。

(3)第3期の問題点(みなさんは充分おきづきでしょうが)
①方法と内容の乖離(体系化《知識の体系化》できないことへの苦悩)
②見方考えかたの経験がない(網羅的地誌学習で勉強してきた教員)
③地域調査の負担(時間数はすでに減少)
(④「総合的な学習」(時間数/内容)そのものの負担もあったのではないか?)

→この問題点をのりこえるために

(4)第4期(今回)の特徴
①方法は残したい(地理的な見方考え方をみにつけてほしい)
  →身近な地域は残し、世界では課題をみつけて調べる学習/日本ではテーマ性をもたせる(羅列的にならないようにしたい)
②内容は増やしたい
  →教養として身につけてほしい知識もある
  →「ハイブリッド」的なものといえる(「内容も方法も」/バランス)

・このことを確認しておかないと、世界の諸地域の取り扱いについて「ぜんぶやらなきゃ、でも時間がない、どうしよう」ということになるのではないか?
・作る側だって悩んでいるんじゃないか?→だから現場の先生が悩むのはあたりまえくらいの気持ちでいたほうがいいんだとおもいます。

 ーーーーーー
 という感じです。
 ここまでが前半でした。後半はまた機会があったら!

 今日もきてくださってありがとうございました。
 

体調が回復しました

2012-06-24 10:30:12 | 日記


 こんにちは。

 昨日は体が疲れてしまったので、一日家におりました。

 梅雨になり体がついていかなかったのかもしれません。
 
 それで、完全に引きこもりました。

 休むことが仕事だと思い、だらだらとすごしました。

 おかげさまで、今日は精神および肉体のエネルギーが満ちている感じがします。

 上の写真は、部屋から見たいつもの「林」です。

 下の写真は、いつものネコ写真です。(恒例化決定!)



 今日もきてくださってありがとうございました。

 

横浜から愛知にもどりました

2012-06-23 14:06:44 | 日記


 新幹線の車窓から写真をとりました。
 私が名古屋~東京の間で一番好きな場所です。
 
 水面すれすれを走るのはなんだか気持ちがいい。

 そんな場所です。

 

 今日は飼い猫の写真も載せます。

 しばらく横浜に帰れないのですが、暴れないですごしてほしいです。

 今日も来てくださってありがとうございました。

しるこサンド

2012-06-22 11:06:47 | 日記



 こんにちは。

 昨日は研究会のあと、20時まで反省会がありました。

 そのあと名古屋21時発の新幹線で横浜に帰りました。

 おなかはいっぱいだったので、駅弁は買いませんでした。

 そのかわり、名古屋限定「しるこサンド」を買いました。

 しかし、私は、以前渋谷区に住んでいたとき、この商品を近くのスーパーで買いました。

 「限定」じゃなかったんだ。

 研究会でお話ししたことは、またこんどお話しします。

 これから東京の大学に教えにいってきます。

 今日もきてくださって、ありがとうございました。

研究会へ行ってきます

2012-06-21 10:12:43 | 日記


 「台風が過ぎ去り、いい天気です」と言いたかったのですが、そんなにいい天気ではありません。雨が降り始めました。
 (これは昨日の写真)
 
 これから地元の中学校での研究会に行きます。

 新しい社会科学習指導要領の中身が結構かわったので、先生たちは悩んでいるようです。

 ムリもないでしょう。これまで「調べ/発表」中心だったのが、「地誌(知識)」重視へとかわったようにみえるのですから(地理的分野)。

 でも、完全な知識重視ではないし、今までのやり方をすてることもない、あわてないことです、と話してこようと思います。

 時間は短いですから、要領よくやってきます(学習指導要領の話だけあって・・・)

 それではまた。

 この会がおわったら、横浜へ移動します。


 今日も来てくださってありがとうございました。

台風過ぎ去りました

2012-06-20 08:44:36 | 日記


 上の写真は、わたしの部屋からみた景色です。

 昨日は大変な風雨でした。

 なんと台風5号もきているらしく、困りました。

 21日は、愛知で20時過ぎまで会議があって、その後新幹線で横浜へ移動しなければなりません。(愛知→横浜)

 22日は、東京の大学で授業やうちあわせなどがあります。(横浜→新宿区→横浜)

 23日は、愛知にまた戻らなければなりません。(横浜→愛知)

 移動の連続なので、台風がくると困ります。

 明日は、名古屋から新幹線に乗ります。したがって、豊橋の駅弁についての写真はないと思います。

 あしからず。

 今日もきてくださってありがとうございました。