数日前だっただろうか。哲学の先生AHさんをネットで探している時に、この作家に出会った。
エリック・エマニュエル・シュミット Éric-Emmanuel Schmitt (28 mars 1960 à Lyon -)
AHさんがこの作家について研究しているとわかったところで通り過ぎようとした。時間があったのでその内容を読んでいるうちに、この作家のことを知りたくなっていた。さらに調べてみると、世界で最も読まれているフランスの作家ということになっている。amazon.fr でその作品について見てみると、いずれの作品も成功を収め、いくつかは映画化もされている。日本でも紹介されていて、映画も上映されていたことを知る。
簡単に彼の人生を見てみる。大学で哲学 (「ディドロと形而上学」 で学位) を修めた後、哲学を大学などで数年教える。1990年から書き始め、2作目のフロイト、神?が出てくる戯曲 "Le Visiteur" で成功を収めて以来、次々に作品を発表。始めは不可知論 agnosticisme の立場をとっていたが、最近キリスト教徒になる。そのためか宗教にまつわる作品が多い。また歴史上の人物 (フロイト、ディドロ、ヒトラー、キリスト、ポンティウス・ピラトゥスなど) についても書いていて、興味をそそられる。ブリュッセル在住。
まず次の三冊から読み始めることにした。
Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran (こちらは映画も)
Oscar et la dame rose
Ma Vie avec Mozart (CD付)
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2007-01-14 イブラヒムおじさんとコーランの花たち M. IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN