先日の記事で古典についてのトゥルニエさんの考え (「教室で読まれる作品」) を紹介したが、今週の Le Point に皮肉たっぷりの定義をしている人がいるという小さな記事が出ている。
その人は、古典とは?と聞かれて 「賞賛はされるが読まれることのない本」 と答えている。
"Un classique ? Un livre dont on fait l'éloge et qu'on ne lit pas."
この発言の主はマーク・トウェイン (30 novembre 1835 - 21 avril 1910) である。Samuel Langhorne Clemens という本名を見て、以前にクレメンスが如何にマーク・トウェインを演出していたのかという視点から書かれた本を読んだことを思い出した。
Andrew Hoffman "Inventing Mark Twain: The Lives of Samuel Langhorne Clemens" (William Morrow & Co, 1997)
今回マーク・トウェインの本が2冊出たようだ。
"Ecrits secrets" (Arléa, juin 2006)
"Irrévérence et liberté : Aphorismes" (Arléa, juin 2006)