昨日触れたドゥニ・ディドロと私の中では同義になっている百科全書 (l'Encyclopédie ou dictionnaire raisonné des sciences, des arts et des métiers)。その中を貫く精神とは一体どんなものだったのだろうか。Wiki では以下のように規定されている。
Esprit philosophique (哲学精神)
Esprit scientifique (科学精神)
Esprit critique (批判精神)
Esprit bourgeois (ブルジョア精神)
ブルジョア精神がぴんと来なかったが、ここではヴォルテール (フランス最初の資本主義者・資本家とある) に代表されるような考え方、例えば、仕事や富、製造業などの産業に価値を見出す精神を意味し、仕事は重視せず、商売、土や農業には手を染めない貴族の価値と真っ向から対立するものと説明されている。
この中の最初の3つの精神は私も重要であると考えており、求めているものでもある。それがそのまま今の日本に欠けているように感じるのは私だけだろうか。