そういうものではない。
勇猛が自慢の男など、
いざというとき
どれほどの役にたつか疑問である。
かれらはおのれの名誉をほしがり
はなやかな場所では
とびきりの勇猛ぶりを
みせるかもしれないが、
他の場所では身を惜しんで
逃げるかもしれない。
(坂の上の雲1、司馬遼太郎)

他人の目なんか気にしない、
と言う人でさえ、
そういうセリフが出るところを見れば、
その「気にしない」と
言わなければならないほど
「他人の目」が心にあるかもしれない。
ただ、それが悪いことでもない。
「他人の目」を意識することで
力が湧いてきたり、
間違った道に踏み出さずに済んだり、
何らかの効果はある。
どこからがダメだという線引きは、
とても難しいことだけれど、
「他人の目」を気にしすぎて、
それがある時だけ、
反対に、それがない時だけ、
何かをしたり、しなかったり、
という面が多すぎると、人は
だんだん「自分」が
なくなるのではないでしょうか。
気をつけなくっちゃ。(*´∀`*)