いま最も問題なのが、「大局観が大事だ」の「大局観」が
何を示すかである。
尖閣列島が、清の時代に日清間の合意で日本領に編入された
事実は、カツオブシ工場の名残もあることで、日本の実効支配
があったとする日本の主張に理があるとは思うが、日本外務省は
なぜ、国連が70年前後になって、尖閣の周辺に有望な油田が
有ると発表した後に、直ちに日本領だと国際社会で声高に発表
することを怠たったのか、それが分からない。
台湾までが監視船・漁船を交えて50隻を越える大船団を派遣して
来たが、デモンストレーションを行なった後は、おとなしく日本の
領海の外に出た。
彼等は石油を掘りに来たのではない。
漁をさせてくれと頼みに来たのだ。
受け入れてやるのが「大局観」に沿った処置ではないのか。
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