作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 東電と民主党の共通問題 】

2012-06-28 09:32:07 | 02 華麗な生活

昨日(27日)に沖縄を除く九電力は一斉に株主総会を開催。
東京電力には、福島の被災民を含む、一万人の株主が出席。

筆頭株主は東京都で、その代表として猪瀬副知事が出席した。
多くの質問をぶつけたらしい。
が、殆どは「のれんに腕押し」で、株主提案のすべてが否決された。

ここに東京電力の、原発事故も歯牙にも止めぬ、殿様事業の意識が
強く示されている。
この総会を以って、現在の経営陣は退陣するが、問題の男は事故時の
会長で、この総会を主催した、勝俣恒久というオトコ。

東電会長こそ退くが、電力業界のカリスマとして、今後も東電に君臨する
構えである。
猪瀬副知事が、事前に東電の現状を調べ、多くの疑問点を質問したが、
殆どが基礎株主の数が勝り、否決されてしまった。

こんな会社に、改めて一兆円の税金を投入する価値があるのだろうか。
福島県南相馬市長が語った、福島県民は放置されたんだ。
国から置かれたままなんだ、と言っていたが、その言葉の重みを民主党の
大臣どもは何と聞く。

福島への賠償は、これから始まる。その意識と覚悟は出来ているか。
平野や細野、どうも信用がならん。野田も枝野も、実に好い加減で、
福島県民の立場になっての働きが見られない。
この際、党が分裂から自壊に向うこと、はっきりしたんだから、総退陣したら
どうか。なんなら、東北六県だけでも、先に国民の信を問う選挙を先行させる
手もあるのじゃないか。

赤坂に本拠を置いたと聞く、復興庁の職員は、どこで何をしているのか。
涙こそ見せなかったが、声涙あわせた必死の訴えを無視された野田は、
さぞ悔しかろうと思うが、本来国民の声を無視した法案なんだから、
党内不一致をさらけ出しても仕方がない。


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