作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 日本の畜産農家も和牛も可哀想 】

2011-08-03 10:22:55 | 02 華麗な生活

菅政権は次々と県を指定しては、和牛の出荷制限を
行なっている。担当は細野だ。東電の賠償に上乗せする。

和牛は子牛の段階まで、ビタミン配合の飼料を与えられ、
以後はビタミンを抜く。
そのことで肉のどの部分にも微妙に
脂肪分が混じる肥満牛が出来上がる。

肥満牛は人間の肥満者と同じで、長生きが出来ない。
脂肪分が成人病の原因になるから。
そこで肥満牛の出荷時期が決まる。
長く飼い過ぎると成人病で死ぬわけである。
畜産農家は嘆く。出荷が出来る牛だったのにと。
牛にとってはどちらが幸福だったか。

ボクの子ども時代には、牛肉に霜降りなんてケッタイな物
は少なかったように思う。
日本の畜産業者は、霜降り肉が高く売れるから、
敢えて肥らせるのである。
これじゃガチョウを肥らせて、脂肪肝を抱える病的ガチョウ
を作り、フォアグラとして
珍味扱いをするフランス人と
同じことだ。

和牛に霜降り肉は要らない。自然に育てて長生きさせれば
良い。
長くドイツで生活したが、ステーキ肉も、日本料理屋
のすき焼き肉も、霜降りじゃなかった。

それで良いのだ。肥満牛の肉を求める、都会生活の
消費者が考え直せば済むことだ。


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