福島第一原発の1号機と2号機の間にあるパイプや、
炉心部のベントの場所から、ケタ外れの数値が出たが、
10シーベルトまでしか計測出来ないものや、5シーベルト
が上限の検知器を持って行って、出た数値が最大で後は
計測が出来ないものを持参して、しかもその上限自体が
人体を即死に追い込む程の凄い数値であることの報道が
弱すぎると思うのだが、枝野官房長官の意見を聞きたい
ものだ。
5とか10とか言うから、気を付けないと間違える。
普段言ってきたのはミリ・シーベルトだから、
5または10というのは、実は5000ミリ・シーベルトを意味し、
10は当然1万ミリ・シーベルト。
作業員が傍まで行っている写真があったが、あの場に
留まっていたら彼等の生命は保証されない。
福島の原発事故の凄まじさは、いよいよ高まるばかりだが、
「オレは原子力に強いんだ」と豪語した菅チョクトは、
ベントをやれと命じた事実を知らぬげに振る舞っている。
日本の「原子力村」なる閉鎖社会のメンバーは、東大の
原子力工学部の卒業生で固められているようだが、その
学部の一期生が、現在70歳で中に含まれる71歳は、
東大入試に一浪した連中と見る。
さんざ聞きなれた枝野の言葉。
「直ちに健康被害をもたらすものではない」を、不幸なこと
に未だ忘れていないが、現に10000ミリ・シーベルトの
現場が、むき出しに放置されている現実を前に、何かひと言
あって然るべきじゃないのか。
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