オリンピックの話題は誰もが書くだろうと触れないでおこうと、
思っていたのだが、金メダル確定と前評判が高かった選手が
次々と敗退する中で、従来から日本柔道の鬼門とされていた
女子の57キロ級と、男子の73キロ級で、それぞれ金銀を得た
ことは、大いに賞賛されて良いことと思う。
松本さんの事は、実際に試合が始まるまで知らなかった。
ボクの高校時代は、戦後間もなく、柔剣道ともにマッカーサーに
気を配ってのことか、共に部活も無かった時代。
戦いに挑む、松本さんの眼光の鋭さは、並みのものじゃないと
大いに驚いた。準備体操なのか、大きく高く跳ぶ姿にも圧倒された。
日本人が戦後失った、大和魂を彼女の闘争心に見た想いがする。
女子の57キロといえば、世界の柔道界えも、最も選手層が厚いだろう。
それだけに、金メダルの値打ちは、今は小沢の子分に納まっている、
軽量級の誰かとは、まるで違った物に思える。
男子の73キロ級も、また同じく選手層が厚い部門だろう。
それを日本で初めてのメダルを得た、中矢選手も立派だ。
後で知ったことだが、右ひじを痛めていて、相手にそこを狙われての
敗退だとのこと。銀メダルは金並みの値打ちがある。
今の世界柔道は、少しでも動きが無いと、審判が腕をぐるぐる廻して
教育的指導とやらのポイントを取られる。だから目を離す余裕が無い。
普段なら柔道の試合なんか見ようともしない。それを見るのはオリンピック
だからであろう。
男女サッカーをはじめ、オリンピックはまだこれからが忙しい。
政治の世界では三流国に成り下がった。
せめての鬱憤晴らしに、スポーツ界の選手諸君の一層の健闘を祈る。
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