機械を作る機械と呼ばれる工作機械。
日本の最も得意な分野であったのが、中国に押されて世界
第三の地位まで転落したと報道された。
これは日本経済にとって、大ごとである。
景気の復調のバロメーターが、工作機械の受注残に現れる
からである。
鉄をはじめ金属を紙かなにかのように、精密に削ったり
穴をあけたり加工する技術は、そう簡単に負けるはずは
なかった。ドイツだけがライバルであった。
今回の発表では、中国はドイツをも抜いた。
その中国では沿海部での人件費が急騰しているという。
農村部にまで消費景気がまわってきて、出稼ぎ農民(民工)
の数が減りつつあるからだそうで、こうした傾向にはえてして
拍車がかかるから、大企業の中国工場は別として、社運を
賭けて会社ごと中国に移転した、中小企業は、人件費の
高騰をカバー出来ぬまま、野垂れ死にしかねない。
こんな時こそ、しっかりした政府が必要なのだが、またも
チャチャが入るであろうが、小沢に好き放題に内閣を
手玉に取られている政権には、対策の取りようもなかろう。
パパゲーノ
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