作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 地球上のあらゆる資源を食い尽くす 】

2006-10-31 11:59:01 | 04 時事ニュース


なにも中国が憎くて言うのじゃない。

13億の民を持つ中国の、生活レベルが年々上昇
しているのは結構なことと思うし、ケチをつける気
なんてさらさらない。

ただ、食料から、重油から、水に至るまで、地球上
の有限資源のすべてが、裕福になった13億の民が
現われた時点で消費され尽くすであろうことを、ボク
は20年も前からことあるごとに主張してきた。

そして今その恐るべき事態が目の前にせまりつつある。

「誰が中国人にマグロの美味さを教えたんだ」と、
あるお笑い芸人が言っていたが、お笑いごとじゃない。

えらい連中にえらいこと教えてしまった。

中国は明の時代は徹底した鎖国の国で、海上には
板子一枚出ても、それは国法に触れる行為だった。
だから台湾は中国領じゃない、いわんや尖閣列島
においてをやと、それはまた別に置いておいて、
ここは海洋資源の話。特にマグロを含むサカナの問題。

都市部に住む豊かな中国人の間でサカナ食が
進んでいる。生ものを原則食べることのなかった
中国人が、恐る恐る刺身を食べたら、美味いと
感じ、やみつきになってきた。

これが中国の現状で、そんな時期にミナミマグロの
漁獲量制限が日本にのみ押し付けられた。

第二のクジラ事件である。

牛もブタも可愛くはないが、クジラは可愛い。
それを食べるなんて「オー!マイ・ゴット!」

おかげでクジラは繁殖を続け、いまや小魚から中魚。
クジラによる鯨食で、厖大な魚がみすみす鯨の餌
として消費されてしまう。

鯨の排泄物で海洋汚染がヒドイ状態になっている。

こうなったら、マグロの旨みを知った中国人に、
クジラの旨さも覚えてもらおうじゃないか。
超大国、13億人の中国人にクジラがどれだけ
美味しい食べ物かを教えたら、クジラ捕獲を
めぐる
問題で劣勢な捕鯨国の立場が逆転するかも。

牛を食べられない気の毒なインドも、経済的に
急成長真っ只中。教えましょう。クジラは旨いぞと。

クジラは適数に戻り、多くの小魚・中魚が人間サマの
食材に戻ってくる。


                 パパゲーノ


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