作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 TPP加盟推進に反論が来た 】

2011-10-18 10:09:21 | 02 華麗な生活

週末のNHK世論調査で、TPP賛成が56%、反対が30%
台だったか。
前原がTPPお化けという新語を使っているが、日本人にも
意地があるから、
加盟したからといって、GDPの90%まで
がアメリカに持って行かれるなんて
事態にはならないと思う。

郵貯・農協共済・公共事業・医療保険・住宅ローン・薬局が
狙われると列挙されたが、
全部既得権を守ろうとする部門
じゃないか。

韓国はEUとFTAを結ぶことで大いに日本メーカーのシェアを奪ったし、
今度は
アメリカとFTAを契約して更に輸出立国の位置を
高めようとしている。

今日の日経に古河電工が、超電導事業を加速させるため、
アメリカの線材メーカー
を買収する記事が載っていたが、
日本は何もアメリカに何もかも奪われる一方の
弱い立場じゃ
ない。
ブリジストンは今や世界最大のタイヤメーカーだ。
東レも世界最大のカーボン・ファイバーの供給者だ。

公共事業に談合が付き物と言われて久しい。
風穴を開けるためには他国からの
競争者の出現こそ大いに
結構。
農協だって零細農民を助ける立場は昔のこと。
今では却って零細農家に年に一度しか使わぬ機械類を売り
つける販社の立場。

民間医療保険が入って来たって構わないし、町中にはびこる
白衣の調剤薬局なんか
消えてなくなってくれた方がどれほど
良いか。

TPPは何もアメリカの属国になる訳じゃない。
既得権の上にあぐらをかいている
連中には迷惑だろうが、
国民全体で見れば良いことのほうが多いはず。

しかも環太平洋の安全保障同盟の下地にもなる。
前原の指摘どおり、TPPお化けに恐怖感を抱く必要はない。



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