作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 坂の上に雲のない時代に 】

2011-12-26 09:43:14 | 02 華麗な生活

司馬さんの「坂の上の雲」のドラマが三年越しに終幕を
迎えた。例によって二度続けて見た。

日本のGDPなんか考えていたら、軍費調達の借金なんか
無理な戦争であった。

奉天大会戦は、3月10日早朝からの濃霧で、お互いに
敵軍の姿が全く見えぬまま、
戦いにならず、ロシア軍が
後退をはじめ、結果日本はこの日を「陸軍記念日」として
いた。

補給が切れていたから、あのまま戦が続いていたら、
陸軍は間違いなく負けていた。

海軍のパーフェクトゲームは、世界の戦史にも見当たらない。
あの戦勝を快挙と言わずして何と呼べば良いのか。
日本の輝かしき戦勝の歴史を、日本人はもっと誇りにして
語り継ぐのが本当じゃないか。
フィンランドには東郷元帥の名を冠し、元帥をラベルにした
「トーゴービール」があり、人々に愛飲されている。



素晴らしい国が、ただ選挙目当ての集団による理念もなく、
財政の目途もない政党によって
崩壊前夜を迎えている。

あのドラマの冒頭の言をもじれば、このように長い文章に
なる。労組・農協・医師会・歯科医師会・トラック協会などの
組織に属する者だけの権益重視の党である。

日本海海戦にこそ参加していないが、無資源の国を貿易に
よって経済大国に押し上げる
のに、二十代後半から四十代
前半を、日本国に捧げ尽くした自負はある。

民主党の社会保障と名が付けば何にカネを費やしても
良いとする政策にはついて行けない。
野田は実質96兆円という史上最高額の予算を組んで、
マニフェストのすべてを無視しよう
としている。
歳入額は40兆円もあるかどうか。
埋蔵金がウソだったのなら、歳出だって敗戦後の日本の
ように、大きく削って当然だ。

96兆円の予算を汲む財源はどうなるのだ。
社会保障を半分くらい、削るしかないだろう。
橋下大阪市長に倣い、公務員人件費を先ず削る。
生活保護にはGメンを付けて厳重チェック。

60代以上の年金は、基金がある範囲に押さえ込めば
宜しい。この世代は昭和ヒトケタが牽引する経済成長に
客車よろしく付いてきて、給与増額と破格のボーナスに
ありついた世代だ。ビジネスクラスで行く世界旅行にも
積極参加が出来る世代だ。年金なんか削られても痛くは
なかろう。




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