作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 初めての胃カメラ 】

2008-07-19 15:57:14 | 02 華麗な生活

自慢じゃないが、生年が昭和9年だから、74歳になる。
胃カメラを呑んだ経験がなく、透析の場で、そのことを
口走ったのだが、ナースたちがカン高い声で大騒ぎし、
ボクはそんなタイヘンなことなのかと、驚愕した。

「四十歳になったら、胃カメラ」が常識らしいが、ボクには
よほど常識がないのだろう。
てなわけで、近々居カメラを呑む破目となった。

「もし、ガンが見つかったらの話だけど」と、ボクは婦長さんに
依頼した。手術や抗がん剤なんか受けないよと。
直ちにモルヒネの用意をして欲しい。今まで何の異常もなかった。
今だって毎食が美味しい。酒もやめたし、タバコは最初から
身につかなかった。痛みや胃酸過多なんか感じたこともない。

それでもガンが見つかったなら、こっちの寿命とガン細胞の
増殖力との勝負だ。

ついでだから、その後で大腸も診てもらおうと決めた。
ポリープなら昔からある。一個で良性だと聞いている。
同じことを三度言われた。毎回同じ話だから信用ができる。
もし大きくなっていたりしたら、今度こそ切除してもらおう。
検査に使うチューブの先にハサミを付けての手術のはずだ。

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