作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

歴史・エッセイ・小説・時事ニュース・・・なんでもござれのブログです。どうぞよろしく。

【 ヨーロッパの語源は 】

2012-06-19 11:15:52 | 02 華麗な生活

ギリシャ神話に、フェニキアの王女エウロパという美女が出てくる。
神々の王、ゼウスは美女ハンターとして名を馳せており、
一頭の純白な牡牛に姿を変えて、エウロパの前に現れる。

エウロパが牡牛になつき、その背に乗った途端、牡牛は疾走し、
クレタ島までエウロパを連れ去り求婚した。いったい何人目の事か。

ヨーロッパの語源は、ここに始まるとされている。
ギリシャに始まった、ヨーロッパ文明は、やがて神話の舞台をローマに
替えるが、そこでもまだ多くの神々が存在している。

ユダヤ教徒のキリストを、神の子として信仰し、一神教に替えた不思議さ
と、単一通貨ユーロを持った現実とに、共通の何かがある。

本来多神教で、神々が自由奔放に振る舞っていたギリシャと、
同じく多くの神々が自由を享受していたイタリアが、共に小党分立で、
政権がまとまらない事に、神話時代の多くの神々の存在があると
考えるのは、考え過ぎなのだろうか。

一神教の世界は住みにくい。神に見捨てられたら、救い手が居ない。

「華麗な生活」目次へ≫     総目次へ≫

208   ← 応援 クリックお願いします 3hearts


最新の画像もっと見る

コメントを投稿