作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 国有地の売却が好調 】

2013-04-25 17:39:29 | 04 時事ニュース

矢張り政権交代のメリットは大きい。
ミンスでは絶対無理だと思われたアイディアがどんどん実を結ぶ。

ここで疑問が出て来た。
安倍総理が、自民党の総裁選に出た時に、標榜した政策は、
京都大学藤井聡教授の「列島強靭化」であった。

藤井教授の書かれた著作も何冊か読んだが、強靭化の具体論の
中に、地震大国日本の、太平洋ベルト地域集中の、都市インフラを
リスク分散する事があった。

国有地が結構な高値で売却されているのは、専ら首都圏である。

リスク分散で、交通網を整備して、都市機能の分散をやれば、
地方の大都市、特に江戸期の大藩の城下町などが、首都機能を
分散して受け持つ事になり、地方の国有地の価値も騰がる。

もう一つ提案がある。JR各社の中で、経営が振るわないのが、
JR貨物だろう。一般の車両が走る高速道に、二両連結のトレーラー
などが走り回るから、いざ事故となると、軽四輪で里帰りの一家が、
倒れてきた、大型車両の下敷きとなって、一家が全滅の悲劇を見る。

藤井教授の列島改造の、もう一つの目玉政策が、交通網の整備に
あった。貨物輸送の基本を貨物列車の復活で、大型車両の一般道
乗り入れは、絶対的に少なくなる。

高速道路の傷み方も減少するだろう。
元来、貨物と人員の輸送が同じ道というのがオカシイ。

貨物駅を中核にした、貨物集散地が、日本の各地に出来て、大型
車両は、その集散地周辺だけを走るようになれば、傷ましい死亡事故
も減少する。

リスク分散で、首都圏の都市機能も貨物の集散も分散し、新たな城下町
が各地に出来て地価も騰がる。良い事づくめじゃないか。


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