作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 ミッキーマウスは今いくつ? 】

2006-10-04 11:38:50 | 14 エイジレス


高齢化社会を「明るく楽しい」ものにする、
そのカギはエイジレスだと思う。

今から27年前、ボクは商社マンをやめて独立起業し、
創業1千年超のドイツ企業の日本総代理店を始めました。

誰もが考える、普通のルートは使わない。
そう大見得をきって、知人の一人も居ない
美容室ルートの開拓をやった。

今でこそ「内面美容」の重要性も認識され、
多くの美容・健康食品が売り出されて、その一部は
美容室でも扱われているけれど、当時
「真の美容は細胞の一個一個の蘇りから」 を説いて
廻ることは、タイヘンなことに思われ、美容室に
関連商品を卸すディーラーたちは、頭を傾げるだけだった。

美容師さんたちの反応は違った。
何より体験したら結果がすぐに現われる。

ディーラーの経営者は男で、オトコはとかく理屈が
先行する。

女性の方が柔軟で、新しい物への好奇心も
やってみようの度胸もある。

ボクが未知の世界、美容業界に足を踏み入れたとき、
全国の美容室は12万といわれ、その時点ですら
過当競争と言われていた。

今はというと、なんと20万を越えている。
なのに充分成り立っている。

その秘密は、おしゃれ年齢層が大幅に広がった
からだと思う。

かつては白髪染めがせいぜいで、なるべく地味な
服装をし、背中丸めて家の中でひっそりしていた
年齢層が、今じゃ栗毛などのおしゃれな色に髪を
染め上げ、その髪に似合う服を求め、靴を買い、
装身具を身につけて、そうなると友人達に声をかけ、
おしゃれなレストランで地中海料理を楽しみ、
コンサートにオペラにとお出かけになる。

こうしたウーマン・パワーが、リストラで自信喪失の
男性経済社会の落ち込みを、どれだけ支えたか。
女性経済社会の及ぼす日本経済全体への貢献度は、
あまり統計に表れてこない。

団塊の世代が一斉に老人化するかのごとき報道を
間々耳にし目に入る。

冗談じゃない!

世界一の長寿国となった日本。
その実態が要介護の老人が充ち充ちた社会で
あってなるものか。

男女を問わず、人生いつまでもチャーミングな
存在であり続ける。

生まれてから地球が何回太陽の周りを廻ったか。
そんなこたぁ地球の勝手。
なにも乗せてもらってるからといって、回った数かぞえ、
落ち込んで行く必要なんかない。

エイジレス社会こそ、明るく楽しい日本を築く。

パパゲーノ、はばかりながら年齢なんか意識した
ことがない。

会社でも、テニスコートでも、劇団四季でも、
そして週3回の透析クリニックでも。

ミッキー・マウスは今も元気一杯跳ねている。
カレは今何才なんだろうって考えますか。



                 パパゲーノ

   

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