シーツとベッド

人体は就寝中に２５０グラム程発汗するし、体重が５０キロ
なら５０グラム程の細胞が、毎日壊れて身体から出ていく。
その圧倒的多数は胃腸に代表される消化器の内壁が排便
されるのだが、ヒフ表面の角質細胞の剥離も次いで多い。

だからシーツは汗を吸い垢がついて、マメに取替え洗濯
したり漂白したり、アイロン掛けたり。

これって、毎日のお肌の手入れとそっくりのこと。懸命に
表皮の手入れをやっている。シーツを綺麗にしているんです。

どんなにシーツを綺麗にしたって、ベッドそのものがへたったら、
シーツ面はデコボコになるしシワもできる。

これとてお肌の手入れと同じこと。いくらお化粧に時間かけても、
ヒフ構造で最も重要な真皮までは届かない。すでに細胞と
しては死んだ状態の角質が表皮の一番上にあるから、言葉は
悪いがお化粧は「死に化粧」。

やれナノだのリポゾームだの、化粧品の技術開発も進んじゃ
いるが、基本的にはお肌の表面に施すお手入れが真皮に
届かないのは、表皮にバリアゾーンがあって、いっさいの
水分を遮断するから。もしそうでないとお風呂に入れば水を
吸って人体は膨れ上がります。

ベッドがへたるのと同じこと。真皮を構成する細胞が健康で
なくなったとき、真皮層もまたへたる。顔面が陥没するんです。
表皮すなわちお肌にシワがよるし、デコボコした顔になってしまう。

スキンケアーはシーツのお手入れ。ベッドケアーに相当する
真皮のケアーは、構成細胞の一個一個を元気なものにして
やることで可能になります。

ビューティキャップを１０年以上、中には２６年も飲み続けて
いる人たちはみんな綺麗なお肌をしている。
最近の化粧品はよくなったからと、やめてしまった人は？？？？

せっかく続けていたのに、もったいないことしたよなぁ～。

　
　　　　　　　　　　　　　パパゲーノ

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