作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 今日は何の日? 】

2011-12-08 13:52:16 | 02 華麗な生活

若い社員たちに、この質問をしても、怪訝な顔をするだけの
こと。
今日12月8日といえば、未明に日本の連合艦隊が
ハワイ湾に停泊する米海軍を
奇襲して、日米が戦争状態に
入った日なのです。

小学校一年生だったボクは、旧満州国の奉天市に住んで
いて、日米戦争が如何なる
意味を持つのか、詳しいことは
何も分からぬまま、「日米開戦」と叫びつつ、家の周りを
走っていたことだけを記憶しています。

この話を覚えている人も少なくなったけれど、日本海軍は
空母から発進した航空機
による空爆だけじゃなく、別途五隻
の特殊潜航艇と呼ばれた二人乗りの小型船でも
ホノルルを
奇襲しました。
九人の乗員が戦死して、新聞が「九軍神」と書きたてた。

小一のボクは、「九軍神」とはオカシイなと思いつつも、
「十軍神じゃないの」とは口に
出せず、戦後になって一人が
負傷して米軍に救出され、あの戦争の日本側第一号の
捕虜
になっていたと知りました。

年が明けてから、オーストラリアのダーウインに、また五隻の
特殊潜航艇が奇襲をかけ、
今度は「十軍神」と崇めれたから
ボクの「九軍神」への疑惑はますます濃くなった。

昭和も三十年代には、まだオーストラリアの対日不信感に
は根強いものがあって、
白色豪州を名誉とするオーストラリア
に黄色い肌の日本人が入ってロクなことはなかった。
そんな場所に一旦駐在を発令されたのに、課の先輩が強く
反対してくれて、ボクの豪州
駐在は取り消しになった。
それが入社二年目の出来事。

それ以来人事部長はボクを社命違反者と決めつけて、
何かと
苛めてくれました。

そんなボクがドイツや名前が似ているオーストリアに駐在
する運命に成ったのは
、何の因果によるものでしょうか。

人の運命は、まさに一寸先は闇だとの実感を持ちます。



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