作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 不毛地帯(13) 】

2010-03-05 18:56:00 | 02 華麗な生活

先週木曜日は、このドラマの時間に、
ホテルバーの止まり木にいたので、
一話を見損なってしまいました。

一話抜けた間に、石油公社の総裁が
嫌味たっぷりだった段田に代わって、
如何にも高級官僚の天下りらしき男に
なっていました。

唐沢の壱岐正は、相変らず代官山の
ワンルームに小雪を引っ張り込んでいて、
そこへよりにもよって、ライバル商社の
鮫島に急襲される始末。

しかし何度見ても嫌な顔ですな。
あの鮫島を演じる役者。

イランで掘削中の油田から一向に
油兆が見られない。4本目の井戸も
岩盤に突き当たり、廃抗を決意。

折りしも、近畿商事社長の大門が
綿花の相場に失敗し、50億円もの
大損を抱えていて、その機嫌の悪いこと。
部下の忠告に「黙っとれ、このどアホ」は、
モデルの伊藤忠の人には耐えられない
だろうと同情します。

ボク元商社マンですが、産油国での
石油精製には大いに興味があったけど、
賭け事に違いない油田掘削なんか、
やりたいと思ったことはない。
担当部長なり役員なりは、失敗続きで
生きた心地がしないでしょう。
竹之内豊がその役を好演。

見るに絶えなかったのが、孤独を
慰めたい大門社長が、自ら追い出した
里見元副社長を酒席に呼んで、それも
大衆酒場とおぼしき汚い飲み屋。
その里見に戻ってきてくれと頼む場面。

ああ嫌だなと、途中で商社をやめて独立した、
わが身が正当化された思いでした。

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