つくば市をはじめ、栃木県に及んだ、巨大竜巻の被害は
想像を絶するものだった。
巨大と言ったが、実は軽いほうから二番目のレベルの竜巻で、
レベル的には、まだまだ凄いものが、現れる怖れも充分にある。
原子力安全委員長が口をつぐんだままで、原発再稼動が当然で
あるかの議論が進行中だが、ストレステストに竜巻の被害も、
加えないとイケナイのではなかろうか。
福島第一の場合は、アメリカ型の原発で、竜巻の被害に備えて
予備電源などを、地下に設置してあったため、津波被害で機能が
失われてしまった。
逆に高台に予備電源などの設置をすれば、今度は竜巻の被害を
もろに食うことになる。
日本の地勢は、ますます原発は危険の方向に向うことになる。
関西電力だが、大飯の3号機、4号機の再稼動が、前提であるかの
物言いをして、大阪府市統合本部の猛反撃を喰らっている。
大飯が再稼動して得られる電力は、236万キロワットである。
ところが関電が「足らぬ」と訴える電力量は495万キロワットだから、
この話、最初からロジックが合わない。
合わぬ約230万キロワットの内、130万キロワットは、夜間の電力を
用いて揚水による発電を起して、賄うのだと言う。
揚水の限度が130万キロワットなのか、やればもっと出きるのか、
そのあたりの説明はゼロである。
関電の送電圏内にある、自家用の発電設備の総能力は如何ほどか。
休業中だった火力発電の、再稼動に要する整備期間は何時までか、
関電に聞きたいことは、いくらでもある。
日本海に面した、福井県にある原発の位置は、大津波の恐れは少ないと
見ていたが、あそこに竜巻が起こらない保障は無い。
東電といい、関電といい、電力会社の態度は、まさに国家公務員そのものだ。
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