今朝ボクは神戸市の介護保険の関係者によって、
午前十時半まで自宅待機を命じられた。
週に三日を透析日とするボクにとって、火曜日と木曜日は
貴重な仕事日。
やって来たのが、調査担当と称する女性だ。
ボクは直ぐにも会社へ行けるように着替えて待っていた。
最初の質問が、名前と生年月日だ。
覚えて居るかの調査らしい。
次いで朝ベッドから起きるのに、寝返りが一人で出来るか
誰かの助けが必要かと訊く。
下着をはじめ衣類の着用に妻の手を借りるかどうか。
歯磨きは一人で出来るか。
靴は自分で履けるか。
その時何かにつかまるか。
この調査員、ボクを何者と思ってんだろう。
神戸市の介護関係に、いったい何人のスタッフが居るのか
知らないが、この組織から、やたらに人が来る。
それも事務所はボクの会社の至近距離にある。
だから前もって会社に来てくれと言っておいた。
ケア担当なら会社へ行くが、調査は自宅の様子を見るのだ
と言い張る。
ボクは確かに、一昨年5月に脊柱管狭窄症の手術を受け、
麻酔薬の多量注入もあり、術後数ヶ月経ってから多くの機能
障害で苦しんだ。
それが原因で介護関係者が来るようになった。
今までに来た人数は十名を下るまい。
なぜそんなに大勢の人間が、それも内部の連絡網が有る
のか無いのか、何の予備知識もなくやって来るのだ。
ボクが受けた質問内容を、もう一度読み返して欲しい。
介護の世話に一度でもなれば、それは認知症患者なのか。
神戸市には介護関係の人件費予算が余っているのか。
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