これこそが、日本人の歌だと思えるものに出会った。
昨年末の紅白にも出たというから、今頃になって何だ
と言われるだろうが、出会いが遅れたのだから仕方
がないじゃないか。
吾亦紅と書いてワレモコウと呼ぶ。本来は花の名である。
が、作詞家の心の中では、「我もまたこのようにありたい」
だろうと思う。
歌は語れ、そして詩は歌えというのが本道であった。
なんでもいいから曲を作って、その音符の上にはみ
出しそうな歌詞を付ける最近の傾向には、オジサンは
付いて行けない。
そんな時に、語ってくれる歌に出あった。
昨夜からずっと感動に浸ったままでいる。
こんな曲でも、最初のシングル版は、たったの238枚
しか売れなかったんだと聞いた。
ホンモノが世に出るには、それだけの熟成の時間が
必要なのだということの見本みたいな話である。
パパゲーノ
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