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二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

おススメSS パーシングの末裔・ベトナムの巨龍

2018-05-15 22:17:02 | おススメSS

パーシングの末裔・ベトナムの巨龍

第二次世界大戦後に日本が北海道の南北で分断される。
という架空戦記「征途」の二次創作です。

その中で具体的な描写はありませんが、
ベトナム戦争で頼りになる戦車として活躍した、
61式戦車について思考実験も兼ねて当時の状況などを考察する話です。




2.北海道戦争とT-54ショック

我が国が太平洋戦争末期以降、常にソ連製装甲戦闘車両の驚異にさらされてきたことは、大前提ゆえに割愛する。
61式をあそこまで恐竜化させた直接の原因は、北海道戦争末期に北日本が投入したT-54戦車の存在である。
実戦に投入されたのは戦争末期故に直接の戦闘回数はさほどでもない。

しかしそれまで絶大な信頼を得ていたパーシングを正面から撃破した56口径100ミリ高初速砲。
最大200ミリの重装甲を有する避弾経始に優れた砲塔、水冷ディーゼルとトーションバーによる高い機動性。
これだけの要素を36トンに収めたかの戦車はアイアン・フィスト作戦末期において、多大な衝撃を各国に与えた。

今後ソ連軍と北日本軍と地続きで向き合わねばならない日本国自衛隊。その同盟国米軍など最たるものである。
嘗てのIS-3ショックはパレードの中で起きたものだが、今回は実戦で性能を証明。

量産性にも十分配慮した設計も拍車をかけた。
北海道戦争の優勢を覆さずとも、長きに渡る共産陣営との大戦略に甚大な影響を与えた兵器の一つである。

かの戦争を直接経験した軍隊、
その中で日米の機甲開発の方針は。
特に日本側において大きく変更された。

パーシングの優位は今や危うく、既定路線であった35トン級戦車では発達余裕を含めて話にもならない。
敵戦車に勝利できない戦車に価値はない、事ここに至りも大火力重装甲を実現した戦車を彼らは求めた。





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【予告】弓塚さつきの奮闘記~MELTY BLOOD編 ACT.13「決戦前夜」

2018-05-15 01:20:10 | 弓塚さつきの奮闘記~月姫編

「というより・・・兄さんの手癖の悪さには半分諦めていますから」

いや、手癖が悪いって・・・秋葉。

「ふん、兄さんが既にアルクェイドさんと男女の関係になっている、
 という事実をこの私が知らない――――――なんて思っているのかしら?」

眼をすっと細めそう我が家の鬼妹は宣った。

う、アルクェイドとはその、なんだ。
まあ、勢いで据え膳食わぬは何とやらでやっちまった・・・じゃなく!?

「ご、誤解だ秋葉!?
 俺とアルクェイドとは高校生として健全なお付き合いをっ・・・!?」

「・・・シエル先輩、それと弓塚さんが教えてくれたのですが」

なんとか誤魔化そうとした時。
秋葉が静かに語りかけるように言葉を綴る。
とても美しい響きを伴った音声であるが・・・米神に青筋さえ浮いていなければなお良かった。

「魔術時の魔力が枯渇した時は体液交換、手っ取り早く臥所でまぐあうだとか」

ニコニコと笑みを湛えたまま秋葉は続ける。
コワイ!

「そして魔術的な繋がりが構築されたことで、
 相手の深層意識が夢と言う形で見ることがあるそうです」

一体何が言いたいのか分からない。
しかし、途方もなく嫌な予感がする。

む、繋がり。
魔術的な繋がり・・・いや、待て。
最近昔の夢、それもシキや秋葉達と遊んでいた小さい時の思い出をよく夢に見るけど、まさか。

「気づいたみたいね。
 私と兄さんは「式神行使」の力で結ばれています。
 魔術とは違い魔が持つ異能の力ですが原理原則は同じ。
 繋がりさえあれば無意識の中で相手の意識を覗き込むことは可能」

ましてや、と一拍。
 
「ロアとの戦で元からあった繋がりを兄さんと・・・。
 その、あの・・・キスを交わしたのを契機に繋がりが強化されたのですから」

と、手をモジモジさせながら秋葉は言った。
しかもこちらを伺うように上目遣いで。

なんだこの可愛い生き物?
今日は黒鍵でも降るのか!?






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