二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

【予告】弓塚さつきの奮闘記外伝 午後12:50

2014-09-10 23:38:36 | 連載中SS

「痛ったいなあ、シエル」

瓦礫の中からアルクェイドが這い出した。
服などが埃で汚れているが流石真祖というべきか、
代行者が全力で放った黒鍵を受けても痛いですませていた。

「は、このくらいやらないと貴女にダメージが入りませんからね、当然ですよ」

そして、その事はシエルも知っていた。

「あーもー、暴力的なんだからー。
 というか、ウチのシエルといい型月のヒロインは暴力的ね」

「いや、アルクェイド何自分の事を棚に上げているんですか?
 私もそうですけど、貴女も何度も遠野君をぶち殺しているではありませんか
 それに、いいですか?型月のヒロインたるもの一度は主人公を殺さねばなりませんから多少暴力的でも問題ありません」

「え゛」

やれやれ、と言っているアルクェイドにシエルが突っ込みを入れる。
ただし、ヒロインたるもの一度は主人公をぶち殺す必要があると放言するもので、常識人たるさつきが唖然とする。

「あ、こっちもキャスターに杖にされた士郎に止めを刺したりしたわね」
「自分もシロウを剣で…」
「……私は兄さんの首をチョンパして、金ぴかさんを飲み込んで、おじい様を握り潰して、それから…」

そして凛、セイバー、桜の順で思い出しように、突っ込みどころ満載な内容が出て来た。
月姫、Fateといったゲーム化されている型月の特徴としてやたらとBADENDが多い上に、ヒロインが主人公をぶち殺す。

という実にショッキングな光景が普通に存在している。
そしてここがミソであるが、当初からヤンデレ設定を持つヒロインが主人公を殺るのではなく、
ごく普通のヒロインが躊躇なく、それも選択肢を1つ誤っただけで一瞬でヒロインの手によって主人公が殺害されるのであった。

「あ、待てシオンは…駄目だ、あの子も始め志貴に喧嘩を吹っかけて来たし、
 吸血鬼ルートなら、うん…駄目だこりゃ、どいつもこいつも主人公を一度は殺している件について」

転生者にして常識人を自認するさつきは、
思い出話と主人公を殺した内容を語るヒロインズに着いてゆけず、
一瞬、友人のシオンに希望を見出したが主人公と行き成り喧嘩を吹っかけた挙句。
吸血鬼化ルートでは吸血対象として殺しに事実を思い出した。






コメント
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