お神輿を 見に行ったことがありますか？
何を目的に観に行くかは人ソレゾレだと思います。
僕の場合は勇猛さだったり
棒の取り合い 奪い合いや それに伴なう喧嘩には興味が無いんです。
それに人ごみは どちらかといえば苦手なんです。
僕の一番興味があるのは 神輿の前の「扇子」です。
今では 時々 整形外科で頚椎や脊椎を引っ張ってますが
以前は自分でも担いだ経験があります。
比較的 小さく軽い神輿ほどリズムや いかにカッコよく担ぐかが
見られているような気がするんですが
大きく重く しかも町内の神輿で長い距離の割りに
休憩ヶ所も少ない場合は
綺麗にカッコよくベテランばかりで担ぎ続けるわけにもいきません。
千住の場合なら日光街道や墨堤通り、北千住駅前ローターリー等は
見せ場となります。
それはともかく
集まった人数が少なく交替もせずに長い距離を担ぎ続けていると
当然 担ぎ手は疲れ神輿は沈むように下がり
前後のタイミングはズレ狂い左右にブレ初め
元気な動きも消えてしまうんです。
有名な祭りでは多くの担ぎ手が呼ばなくても集まって来ますが
そうでない所では担ぎ手を集めるだけでも一苦労するんです。
僕が見たいのは担ぎ手達に疲労の限界がきても
交替せずに沈み始めた神輿なんです。
日常生活では滅多に もうダメ の更に先の自分や人達を
見ることはありません。
そんな時は早めに休憩するか寝るのが一番。
ところが 先の神輿は もうダメ限界状態。
そんな時に 魔法の「扇子」が登場するんです。
草野球のランナーを見ると
次の塁を狙ってベースからリードをとりながら
「リー リー リー」と声が飛びます。
沈み始めた神輿に向かって水平に開いた扇子は上下にゆったりと動き
「ロー ロー ロー」と声がかかります。
場所や会によって違いはあるんですが僕が見た場合を話します。
オーケストラを前にしたマエストロの振るタクトのように
扇子は動きます。
すると 疲れきって沈みかけ乱れたリズムの大きく重い神輿が
扇子の動きに同調し始めるんです。
扇子の左右では笛（交通整理の警察官も吹いてる奴です）
扇子の動きに神輿が同調し始め・・・
水平だった扇子は垂直に変り 掛け声とともに一気に動き始めます。
太く重く担ぎ手の肩に食い込んでいた重さが
皆が同調して動く事で軽く感じ始め
扇子が皆の士気を高めるんです。
ソレまでの動きが嘘のように神輿は元気に浮き上がり
時には担ぎ手の天に伸ばした手の平に棒が乗ります。
肉体的な限界の先の力を引き出す
扇子をあやつる神輿のマエストロが居るんです。
元気に動き出した神輿の周囲に居る人達も
扇子に合わせて両手を前に伸ばし上下に手拍子を打ちますから
先頭の扇子のリズムは後方にも伝わります。
僕は喧嘩でなく そんな人達の そんな光景を祭りで見るのが好きなんです。
フィギアスケートの演技でも疲れた後半での
ジャンプは高い得点が得られるのに似て
疲れてきて もうダメからが勝負なんです。
また例えばタップダンスでの激しい動きで曲の後半にダンサーは
激しい疲労に襲われているハズですが そんな時に
観客からは見えにくいソデで目のあった仲間が同じリズムを踏んで
いてステージとソデが同じタイミングで肩が動いてたりすると
僕には見えるわけない神輿の棒を想像したりして・・・
もちろん誰もが神輿を扇子一本で動かせるわけじゃありません。
全ての担ぎ手から信頼され 神輿や担ぎ手の状態を感知でき
対応し しかも憎めない天然の魅力や色気さえ持っていて
一瞬にして その場の空気を変えることが出来る
カリスマ性を持った人物でなきゃなりません。
そんな人は１００人に１人も居ません。
ただ仲間から宴会部長と呼ばれている僕の友人なら
ナレルと思ってますがナラナイでしょうね。
さて僕なら何が出来るかを考えると
扇子一本で神輿を自在に動かす能力なんて ありませんから
せめてカリスマが思い通りに能力を発揮できるような
環境を事前に作っておくこと なんだろうなと考えています。
何を目的に観に行くかは人ソレゾレだと思います。
僕の場合は勇猛さだったり
棒の取り合い 奪い合いや それに伴なう喧嘩には興味が無いんです。
それに人ごみは どちらかといえば苦手なんです。
僕の一番興味があるのは 神輿の前の「扇子」です。
今では 時々 整形外科で頚椎や脊椎を引っ張ってますが
以前は自分でも担いだ経験があります。
比較的 小さく軽い神輿ほどリズムや いかにカッコよく担ぐかが
見られているような気がするんですが
大きく重く しかも町内の神輿で長い距離の割りに
休憩ヶ所も少ない場合は
綺麗にカッコよくベテランばかりで担ぎ続けるわけにもいきません。
千住の場合なら日光街道や墨堤通り、北千住駅前ローターリー等は
見せ場となります。
それはともかく
集まった人数が少なく交替もせずに長い距離を担ぎ続けていると
当然 担ぎ手は疲れ神輿は沈むように下がり
前後のタイミングはズレ狂い左右にブレ初め
元気な動きも消えてしまうんです。
有名な祭りでは多くの担ぎ手が呼ばなくても集まって来ますが
そうでない所では担ぎ手を集めるだけでも一苦労するんです。
僕が見たいのは担ぎ手達に疲労の限界がきても
交替せずに沈み始めた神輿なんです。
日常生活では滅多に もうダメ の更に先の自分や人達を
見ることはありません。
そんな時は早めに休憩するか寝るのが一番。
ところが 先の神輿は もうダメ限界状態。
そんな時に 魔法の「扇子」が登場するんです。
草野球のランナーを見ると
次の塁を狙ってベースからリードをとりながら
「リー リー リー」と声が飛びます。
沈み始めた神輿に向かって水平に開いた扇子は上下にゆったりと動き
「ロー ロー ロー」と声がかかります。
場所や会によって違いはあるんですが僕が見た場合を話します。
オーケストラを前にしたマエストロの振るタクトのように
扇子は動きます。
すると 疲れきって沈みかけ乱れたリズムの大きく重い神輿が
扇子の動きに同調し始めるんです。
扇子の左右では笛（交通整理の警察官も吹いてる奴です）
扇子の動きに神輿が同調し始め・・・
水平だった扇子は垂直に変り 掛け声とともに一気に動き始めます。
太く重く担ぎ手の肩に食い込んでいた重さが
皆が同調して動く事で軽く感じ始め
扇子が皆の士気を高めるんです。
ソレまでの動きが嘘のように神輿は元気に浮き上がり
時には担ぎ手の天に伸ばした手の平に棒が乗ります。
肉体的な限界の先の力を引き出す
扇子をあやつる神輿のマエストロが居るんです。
元気に動き出した神輿の周囲に居る人達も
扇子に合わせて両手を前に伸ばし上下に手拍子を打ちますから
先頭の扇子のリズムは後方にも伝わります。
僕は喧嘩でなく そんな人達の そんな光景を祭りで見るのが好きなんです。
フィギアスケートの演技でも疲れた後半での
ジャンプは高い得点が得られるのに似て
疲れてきて もうダメからが勝負なんです。
また例えばタップダンスでの激しい動きで曲の後半にダンサーは
激しい疲労に襲われているハズですが そんな時に
観客からは見えにくいソデで目のあった仲間が同じリズムを踏んで
いてステージとソデが同じタイミングで肩が動いてたりすると
僕には見えるわけない神輿の棒を想像したりして・・・
もちろん誰もが神輿を扇子一本で動かせるわけじゃありません。
全ての担ぎ手から信頼され 神輿や担ぎ手の状態を感知でき
対応し しかも憎めない天然の魅力や色気さえ持っていて
一瞬にして その場の空気を変えることが出来る
カリスマ性を持った人物でなきゃなりません。
そんな人は１００人に１人も居ません。
ただ仲間から宴会部長と呼ばれている僕の友人なら
ナレルと思ってますがナラナイでしょうね。
さて僕なら何が出来るかを考えると
扇子一本で神輿を自在に動かす能力なんて ありませんから
せめてカリスマが思い通りに能力を発揮できるような
環境を事前に作っておくこと なんだろうなと考えています。
