pakoya’s room~徒然づれなるままに~

韓国ドラマや感じたこと思ったことなどなど…

パレード

2011-07-03 15:35:47 | 映画
パレード (初回限定生産) [DVD]
クリエーター情報なし
キングレコード

「上辺だけの付き合い、それくらいが丁度いい」
都内の2LDKマンションに暮らす男女四人の若者達。

映画会社勤務の直輝、イラストレーターの未来、フリーターの琴美、大学生の良介。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。
そこに男娼のサトルが加わり、同じ町では連続暴行事件が起こり始める。
そして彼らの日常に、小さな波紋が拡がり始める…。(goo映画より)

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林遣都君出演作品、4作目^^;

行定勲監督が7年越しで念願かなって映像化したというこの作品。
なんとも、不思議な映画という印象です。

メイキングの中で、「序盤は、最後から6カット目のための大きな序章」てな感じに言っていた通り、序盤はかなりのドンヨリムード。
良介と琴美が‘お隣の部屋は何する人ぞ’と騒ぐけど、「それってすぐに分かるんじゃ?」と突っ込みを入れてあげたいくらいのドンヨリムード。

っていうか、4人が共同生活をしているこの部屋の雰囲気もちょっと不思議。
一部屋に二人ずつ(つまり、男性部屋と女性部屋)っていうのも、日本じゃあんまりピンと来ない共同生活のような気がするし、かといって、ゲストハウスのようなオープンな明るさ(私の勝手なイメージです^^;)もないし、相手に深く踏み込みこんでいる感じもない。
この辺りまでのシーンは、本当に座イスに寄りかかりながら観れる感じ^^;

そんな‘うわべだけの付き合い’が動いて面白くなってくるのは、サトルが加わってから。
未来は何となくサトルに自分の過去を話せるし、直輝も偶然に見かけたサトルを尾行するし、琴美の暇つぶしの相手も良介からサトルに移行する感じ。
サトルが加わってからは、私の体勢も少し前のめりになったでしょうか?

で、監督が撮りたかった6カット目…かどうか分からないけど終盤の方は、かなり面白く観ましたねぇ^^
意外な結末ではないんだけど、「みんな知っていた」ことを考えてもう一度最初から観てみると、2度目は全然違う見方が出来る映画なんじゃないかと思いました。
‘みんな知って’いながら、こんな風に暮らしていたとするなら、そうとう怖いかも^^;

さて、遣都君、かなり今までと違うイメージの役だけど、本当にすごい存在感
難しかったと思うのですが、こういう役もできる役者さんなんだなぁってビックリしました。
正直、青春物とか学園物がハマる俳優さんなんで、そのあとが難しいんじゃないかとも思っていたのですが、こういう演技が出来るとなると益々今後が楽しみです

ということで、4作連続で林遣都君出演作品を見てきたけど、『荒川アンダーザブリッジ』が公開になるまでは一旦ストップかなぁ。
このサトルを観た後で、『バッテリー』の辺りに戻れる気がしない…


2010年2月公開『パレード』予告編

DIVE!!

2011-07-02 20:22:29 | 映画
ダイブ!! 特別版 [DVD]
クリエーター情報なし
角川エンタテインメント

エリート選手の富士谷要一に憧れて飛び込みを始めた坂井知季は、要一と同じミズキダイビングクラブに通っている。
ところが、クラブは赤字続きで存続の危機に。
再建を任された新コーチ・麻木夏陽子の使命はクラブからオリンピック代表選手を出すこと。
手始めに津軽の野生児と異名をとる沖津飛沫を新たに招き、さらに今まで誰にも期待されることのなかった知季が「ダイヤモンドの瞳」の持ち主であることを見抜くのだった。(goo映画より)

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見たいと思っていた『君に届け』の熊澤尚人監督×林遣都の『DIVE!!』をやっと見れました^^
連日30℃を超えているこの季節に本当ピッタリ。

‘飛び込み’という、オリンピック以外ではほどんと見ることのないスポーツではありますが、すごく楽しんで見ることができました。

猛特訓をして、実際に、10mの高さから飛びこめるようになったというダイブボーイズ(?)の若々しい肉体美もさることながら(う~~~ん、表現がちょっといやらしい?)、エリートゆえの期待と責任という枠や、逆に大きく期待されることのない普通の男の子という枠、そして偉大な祖父という枠から一つ抜け出したいと願う10代ならではの話がすごく好きです。
練習に一生懸命になり過ぎて、彼女を弟に盗られて落ち込む知季なんて、もう本当に普通すぎて思わず「可愛いすぎる^^」って言っちゃいましたさ。

そんな、大きく期待されることのなかった‘普通の男の子’知季が、自分には特別な身体能力があると知って俄然やる気を出し、そんな知季に要一も飛沫も更に触発される。
こういうのって、いいですね。
勝つたびに孤独になっていく個人競技だけど、戦うたびに友情が強くなっていくという3人の関係がすごく好きでした。

そして肝心の飛び込みシーンも、俳優たちが猛特訓をしても、やっぱり代役やCGも使われたようですが(特にラストの試合のシーンは)、でもそんなことが全然気にならないくらい映画に溶け込んでいました。

そしてもうひとつ、最近かなりお気にな林遣都君。
実は、彼のあのキラキラした印象的な瞳が、スポーツが絡む青春映画にピッタリで主演作が多いのかと思っていました。
でも、彼が柔軟体操をする姿を見て、あの身体の柔軟性と運動能力で、映画の中のスポーツをきちんと体得できるのも大きな理由かも、と思いました。
あんまりスポーツが出来そうにも見えないのに、努力してしっかりと上達していく。
そこにリアルさが感じれるのが、スポーツ青春映画の醍醐味ですもんね。

ダイブ!!