小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて17年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

朝里ダムのネーミングライツ

2020年05月26日 16時56分04秒 | 小樽
朝里ダムの名称が変わるかもしれない。
ダムを管理する北海道がネーミングライツ(施設命名権)のスポンサーを募集しているからだ。
道財政が厳しい中、財政健全化に資する取組であると評価する一方で、わずか年額30万円欲しさに、あまりにさもしいのではないかとも思ってしまう。
朝里ダムがある朝里川温泉地区は、小樽市にとって近隣にスキー場やホテルなどを抱える重要な観光拠点となっている地区でもある。

「○○○○朝里ダム」

朝里川温泉地区にとって、ふさわしくない名称にならなければいいが。
さらに危惧するのは、地元小樽市への配慮をみせない北海道の姿勢である。

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平成5年に竣工した朝里ダム。
小樽市の水がめとして市民の生活を支えている。





ダム湖であるオタルナイ湖の名称は市民公募によって決定した。
湖畔園地がオープンし、テニスコートなどのレクリエーション施設も整備され、公園内には朝里ダム記念館が建っている。
こうしたレクリエーション施設などの整備は、ダムを迷惑施設だとして歓迎しない地元の反対運動を押さえ込む「アメ」としての側面があっただろう。
ダムを建設するときには地元住民へ十分に配慮しているとの姿勢をみせるが、建設して20年以上経ってしまえば、簡単にネーミングライツとして名前を売り始めてしまう。
名称の決定は、選定委員会において審査するが、募集要項を見る限り、応募金額の多寡や北海道への貢献度などを基準にすることとされており、地元住民の意見を聞くことなどは全く想定していないようだ。

ヤフー朝里ダム
京セラ朝里ダム
北電朝里ダム
セブンイレブン朝里ダム
ローソン朝里ダム

やっぱり、どれもピンとこないなあ。
朝里ダムの名称変更は、朝里川温泉地区の観光関連事業者に対して少なからず影響を与えることだろう。

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北海道が管理するダムのネーミングライツスポンサーを募集します

北海道は、管理する14ダムのネーミングライツ(施設命名権)のスポンサー募集を開始した。
ダムのネーミングライツは宮城県に続き、都道府県では2番目の取り組みとなる。
使用期間は2020年7月から23年3月31日まで(3年ごとに延長あり)。
契約希望額は各ダム年額で30万円以上。締め切りは5月20日で7月の契約締結を予定している。
スポンサーになると、各施設に名称看板の設置や「ダムカード」に愛称を掲載することも可能となる。
対象は、美唄ダム、栗山ダム、当別ダム、朝里ダム、矢別ダム、新中野ダム、上ノ国ダム、様似ダム、浦河ダム、愛別ダム、西岡ダム、有明ダム、小平ダム、佐幌ダムの14施設。
問い合わせは、建設部建設政策局維持管理防災課