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小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

大局観 自分と闘って負けない心

2011-06-15 05:07:30 | インポート
図書館で借りた本。



大局観 自分と闘って負けない心
羽生善治著

体力や手を読む力は、年齢が若い棋士の方が上だが、「大局観」を使うと「いかに読まないか」の心境になる。
将棋ではこの「大局観」が年齢を重ねるごとに強くなり進歩する。
同時に熟練になり精神面でも強くなると六十歳、七十歳になって、「大局観」は闘うための柱となる。
若い人は「大局観」はないが、経験を重ねて「大局観」を身につけていくと大筋で間違っていない選択ができることになる。

大局観とは/感情のコントロールはどこまで必要か/リスクを取らないことは最大のリスクである/集中力とは/繰り返しの大切さ/負け方について/知識とは/直感について/運について/ブラック・スワン/格言から学ぶこと・・・など



秀才の集まりであるプロ棋士の中にあって、20年以上にわたってその頂点に君臨し続ける羽生名人。
彼の思考は非常に合理的であり、視野が広く、人間としてとてもバランスが取れていると感じます。

「反省はするが、後悔はしない」
反省は必要だが、それが済めばうじうじと後悔する必要はなく、その経験や体験を自分自身の実力アップの上で不可欠なプロセスと受け止め消化し昇華させることが大切だ。

オススメの一冊。