おりおん日記

電車に揺られて、会社への往き帰りの読書日記 & ミーハー文楽鑑賞記

「今朝子の晩ごはん」 松井今朝子

2008年11月08日 | ま行の作家
「今朝子の晩ごはん 嵐の直木賞編」 松井今朝子著 ポプラ文庫 (08/11/08読了)

「今朝子の晩ごはん」-私の毎晩のお楽しみです。もう、このブログをチェックせずしては眠れません。そのブログのノベライズ本の第二弾。松井さんは、家でご飯を召し上がる時の大半は、キユーピー3分クッキングで見た料理の実践、週末の乗馬や整体治療に寄った帰りは渋谷の東横のれん街でお弁当やお惣菜を買って、スタッフや仕事仲間の方と三軒茶屋周辺の和食屋さんやイタリアンでの会食-どれも、とっても、おいしそうな晩ごはん。そして、小気味いいほどに、よく食べているのです。

ブログの魅力は、おいしい晩ごはんの紹介とともに、松井さんの、ちょっとカラクチな物言いが気持ち良いのです。演劇批評や政治への突っ込みなど、思わず、笑っちゃうぐらいストレートな表現で斬り捨てゴメンとぶった切っています。健康な思考で、溜め込まず、言いたいことを言う、毎晩、おいしいものを食べて。もちろん、ちゃんと、仕事もして-こういう、健康な暮らしって理想です。スタッフの方と一緒に行かれるレストラン、あまりにもおいしそうなので、店名をメモしてしまいました。

そして、松井さんの亀に対するあまりの偏愛ぶりは、とっても、微笑ましいです。亀好きの方にも、おススメの一冊です。