百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

山のすがすがしい空気が漂う

2009年03月05日 | 読書
草すべり その他の短篇
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-07

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高校の同級生だった女性・紗絵ちゃんから、
浅間山へ登ろうと誘われ、40年ぶりに再会した。

もう、どうこうなる年でもない2人なのだが、
ほのかに、何かを感じる。。。

過ぎ去った過去を懐かしみ、今の現実を見つめる時、
そこには、40年の月日が。。。
何気ない別れのシーンが、せつなく、思わず胸がジーン。。。

どの短編も、これといった、起伏のあるストーリーではないのだけれど、
じんわりと心に染みるのでした。

芥川賞作家だとは知らずに読んだのだけど、
もっともっと他の作品も読んでみたい!と思わせる何かが。。。

私の満足度★★★★☆

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2 コメント

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読んでいないのに、なんとなくわかるわぁ~。 (風花)
2009-03-06 13:03:30
読んでいないのに、なんとなくわかるわぁ~。
高校を卒業して40年です。[E:wink]


こんな感じですよねぇ。
何が、、、?(笑)

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★風花さんへ (百子)
2009-03-06 15:24:54
★風花さんへ
主人公の男性は、憧れの女性と再会して、
ちょっとシビアな目で彼女を観察します。
多くは語られていないので、想像するしかありませんが、
女性を思いやりつつも、今の自分ができることは何もないと察した主人公。。。

上手く表現できないのですが、
見た目は変化しても、
ふっとあの頃の気持ちに戻れる同級生って、いいな。。。って思いました。

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