ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

レトロな世界の図書室へ。(東洋文庫)

2024-05-20 08:41:36 | 2023年10月より横浜での日々

母の日、娘が「多分お母さんが喜ぶと思うところへ連れて行くね」と車で文京区本駒込にある【東洋文庫】というところに連れ出してくれた。入館して…内心「わあ」と叫んでしまった。ほの暗い図書室は半径丈に天井までの図書棚があり、重厚な背表紙の如何にも古い立派な本達が整然と並んでいる。その前には長椅子。座って眺めていると、なんと言ったらいいのだろう。古い時代にさかのぼって本に囲まれている雰囲気。いつまでもその空気に浸っていたいと思わせてしまう部屋。本好きであれば私のこの気持ちはきっと解ってくれるだろうなあ。ラベルが貼ってあるということは手に取ることも出来るのだが・・・。手にとっても私には読めそうもないが。そう、ただこの雰囲気に包まれていたいと思える、レトロな図書室の佇まいだった。

 【東洋文庫】「アジア全域の歴史と文化を対象とする研究図書館ミュージアム」と公式ページにある。私はそんな難しいことは全く解らないが、娘が気に入るだろうと言った、このレトロな図書室の雰囲気に圧倒され、ずっとここに座っていたという気持ちに駆られた。大正時代に三菱財閥を起こした岩崎弥太郎(司馬遼太郎の”龍馬が行く”でもおなじみの)の子息の岩崎久が、日本や中国は勿論、東洋の国々のことを書き記した世界中の本を集めたもので、様々な国で古来からアジアの国々について書き記された本を収集したもの。当時の財閥の財力ならではの収集だろう。https://toyo-bunko.or.jp/

                              

    レトロでゴージャスな雰囲気の図書室・立て看板・庭園。

 併設の【オリエント・カフェ】は小岩井農場の経営だそうな。文庫ランチBook型と言いうのが楽しかった。k珈琲とデザートも付いている。アメリカに住む次女も、私達夫婦が訪れる前には、いろんな旅やイベントを用意して驚かせてくれたものだが、長女も時々こんな風に楽しませてくれる。心地よい時間を過ごすことが出来た。

   母の日にはこんな贈り物も姉妹から届いた。父の分も長生きしてねと。 サクランボ(佐藤錦)や珍しい風味のドレッシング,早速サラダでマイルドな味を楽しんだ。アリガトウ。

コメント (4)
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