昨日、小林美佳さんとエイデル研究所の雑誌の鼎談でお目にかかりました。
小林さんは、「性犯罪被害にあうということ」というご自身の体験を本にされて活動されている方です。
事件から9年ほど過ぎていても、その被害の残した傷は大きく、お話しをする中で「わっ、思い出しちゃった」といわれることもありました。
最近、裁判制度の導入に当たって、性被害の場合のことが問題になり、社会にも多少問題意識が拡がってきたように感じますが、それでも、性犯罪の被害の重さについては、あまりにも社会にその理解が低いと感じます。何年か前の早稲田大学生のサークルスーパーフリー事件の時にも、某大臣が「強姦する人は元気があっていい」というようなとんでもない発言をしたことは記憶にあるところです。
結局は性加害をなくすことに尽きるのだろうという話になりました。
そのためには、一つは、性犯罪の被害の大きさについて広く知ってもらう必要があります。性の問題が重要な問題であることを教育で教えることが必要です。自分でやめようという自制を促すことにつながります。
でも、それだけでは難しく、やはり、やったら見つかる、見つかったら大変な制裁を受けるという心理的強制を科していく方法の確立も必要になります。
そのためには、まず被害者が声を挙げることです。
被害にあった人(女性に限りません)が、辛い気持で家に帰ってシャワーを浴び(証拠をが散逸します!)、忌まわしい着衣を捨て(これも証拠です!)泣きながらひとりでこもってしまうことも多いと聞きますが、それよりは、そこへ行けばそっと受け止めてくれる、ほっとできる場所があればいいと思います。
それは、傷ついた被害者をそのままそっと暖かく迎えてくれ、必要な証拠をうまく保存し、温かい飲み物と、必要な治療と、必要な情報を分かりやすく教えてくれ、そばにいてくれる人がいる、そして、聞き取りの専門家が事実を素早く聞き取ってくれて、そのあとに何度も何度も同じことを言わせられることのないシステムができていたら、証拠は早期に確保でき、犯人の発見も容易になります。
そして、それによって、裁判提起が可能になりそこで被害の大きさを考慮した判決が下される。そんなシステムができたら、卑怯な犯罪をおかす者が減少するのではないかと思います。
もっとも、強姦罪の構成要件の解釈や、99.9%が有罪という高い有罪率を維持するための精密司法といわれる日本の捜査機関のあり方などいろいろな問題はあります。でも、やれるところからはじめるべきです。
小林さんは、アメリカでの被害救済の場所の多さとその情報へのアクセスの容易さを知り、日本でもそうしたいと考え60もの会社を回り、スポンサーになってくれることを頼まれたということです。
どこにそんなバイタリティーがあるのだろうと驚くほどですが、ご自分の被害を乗り越えようとされながら、ご自分がすべきことをを見極め、前を向いて生きていらっしゃる姿が本当に素敵な方でした。
小林さんは、「性犯罪被害にあうということ」というご自身の体験を本にされて活動されている方です。
事件から9年ほど過ぎていても、その被害の残した傷は大きく、お話しをする中で「わっ、思い出しちゃった」といわれることもありました。
最近、裁判制度の導入に当たって、性被害の場合のことが問題になり、社会にも多少問題意識が拡がってきたように感じますが、それでも、性犯罪の被害の重さについては、あまりにも社会にその理解が低いと感じます。何年か前の早稲田大学生のサークルスーパーフリー事件の時にも、某大臣が「強姦する人は元気があっていい」というようなとんでもない発言をしたことは記憶にあるところです。
結局は性加害をなくすことに尽きるのだろうという話になりました。
そのためには、一つは、性犯罪の被害の大きさについて広く知ってもらう必要があります。性の問題が重要な問題であることを教育で教えることが必要です。自分でやめようという自制を促すことにつながります。
でも、それだけでは難しく、やはり、やったら見つかる、見つかったら大変な制裁を受けるという心理的強制を科していく方法の確立も必要になります。
そのためには、まず被害者が声を挙げることです。
被害にあった人(女性に限りません)が、辛い気持で家に帰ってシャワーを浴び(証拠をが散逸します!)、忌まわしい着衣を捨て(これも証拠です!)泣きながらひとりでこもってしまうことも多いと聞きますが、それよりは、そこへ行けばそっと受け止めてくれる、ほっとできる場所があればいいと思います。
それは、傷ついた被害者をそのままそっと暖かく迎えてくれ、必要な証拠をうまく保存し、温かい飲み物と、必要な治療と、必要な情報を分かりやすく教えてくれ、そばにいてくれる人がいる、そして、聞き取りの専門家が事実を素早く聞き取ってくれて、そのあとに何度も何度も同じことを言わせられることのないシステムができていたら、証拠は早期に確保でき、犯人の発見も容易になります。
そして、それによって、裁判提起が可能になりそこで被害の大きさを考慮した判決が下される。そんなシステムができたら、卑怯な犯罪をおかす者が減少するのではないかと思います。
もっとも、強姦罪の構成要件の解釈や、99.9%が有罪という高い有罪率を維持するための精密司法といわれる日本の捜査機関のあり方などいろいろな問題はあります。でも、やれるところからはじめるべきです。
小林さんは、アメリカでの被害救済の場所の多さとその情報へのアクセスの容易さを知り、日本でもそうしたいと考え60もの会社を回り、スポンサーになってくれることを頼まれたということです。
どこにそんなバイタリティーがあるのだろうと驚くほどですが、ご自分の被害を乗り越えようとされながら、ご自分がすべきことをを見極め、前を向いて生きていらっしゃる姿が本当に素敵な方でした。
様々な分野で活躍する女性達に詞を書いて貰って河口さんが曲を書き歌ってます。
コシノヒロコさん、荒川静香さん等。
この中できっこさんはレイプ体験を歌詞にして、こうした被害に遭った女性を勇気づけようと言う思いで書いたそうです。
WOMANING ~今を生きる女性たちへ~