杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・代理母(代理出産)公募について

2007-04-14 13:31:51 | 女性
<代理出産>「7、8人が応募」根津院長へ電話やメール
4月14日3時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000008-mai-soci

今月の12日に、
諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘院長が、不妊夫婦の受精卵で妻に代わって出産する「代理出産」ボランティアを公募すると明らかにした
ということがニュースになりました。
この公募表明に対して、
根津院長は13日、
「電子メールなどで7、8人の応募があった」「この気持ちを生かせるようにしたい」とし、応募女性による代理出産に前向きな姿勢を見せたということです。

 日本産科婦人科学会は現在、代理出産を認めておらず、根津院長は12日に東京都内で開いた会見で「必要としている患者さんがいる」などとして代理出産のボランティア募集を発表しましたが、専門家から批判の声が上がりました。
 また、柳沢伯夫厚生労働相が公募に否定的な考えを示していることにたいして、根津院長は「日本人が海外でする代理出産を国は看過していた」と反論したということです。

 ボランティアの方がどのような目的でそれを希望されるのか、生まれた子どもさんに例えば障がいがあった場合に、依頼側が引き取りに難色を示したり、また逆に懐胎し出産した女性が引き渡しを拒んだりということが、外国でもあるようです。また、妊娠中の事故に対してどのような解決を図るのか、生まれてきた子どもの気持ちはどうか、などなどとても問題が多いと思います。

「海外でできるなら日本でも」という考え方は、ことの本質を見落としていると思います。

自分の子どもがほしいという気持ちは、理解できますが、もっと慎重に検討すべき問題ではないでしょうか。

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