風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

菅田俊

2020-08-28 05:35:55 | 名バイプレーヤー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縁あって東映に入社し、菅原文太の付き人を3年間務める。

1984年、テレビ特番『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』で、初の主役に抜擢されます。10号ライダーである仮面ライダーZX(ゼクロス)に変身する村雨良という人物を演じたのですが、このZX、この特番のみの登場で、テレビシリーズ化もヴィデオシリーズ化もされていないため、全仮面ライダーの中では、残念ながら少々影が薄い。

でも、仮面ライダーだったというのは、非常に意義あることです。

ちなみにこの時、菅田さんはヤクザ映画『制覇』に出演していたため、髪型はパンチパーマだったそうです。

 

パンチパーマのヒーローって、凄い画だ(笑)

 

 

その後、唐十郎氏の状況劇場に参加し、舞台俳優としての経験を積んだあと、映像の世界に復帰。東映時代の先輩、片桐竜次氏の紹介でVシネマに出演、主に悪役として頭角を表していきます。

 

2003年にはハリウッド映画『キルビル』や『ラストサムライ』にも出演されています。

 

ヤクザや刑事、腕の立つ剣客からコミカルな役まで、実に実に幅広い役をこなす。まさしく名バイプレーヤーであります。

 

私にとって、この方のとても印象深かった役は、『鬼平犯科帳』第2シリーズで、鬼平さんをあと一歩まで追い詰めた凄腕の浪人者です。

この浪人名前も素性も一切分からない謎の男。エンディングタイトルでは、役名が「凄い奴」とだけ表記されているんです。

 

この「凄い奴」を演じた菅田さんの剣技の速さ、凄まじさね。鬼平さんをあんな風に死の淵まで追い詰めたのは、この浪人だけです。

まさしく「凄い奴」でした。

 

鬼平さんがこの窮地をどうやって切り抜けたかは、

 

是非とも、本編を見て頂ければと(笑)

 

『鬼平犯科帳』第2シリーズ第9話、「本門寺暮雪」

 

ご覧あれ。

 

 

知る人ぞ知る。この感じがいいよね。

 

名バイプレーヤー、菅田俊。どこかでお見かけしたら、

 

そっと、注目してあげてください。

 

よろしく。


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