円谷プロの社員脚本家として、『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』などで脚本を書き、『帰ってきたウルトラマン』ではメイン・ライターを務めた。
フリーとなってからも特撮やアニメ専門の脚本家として活躍し続けた方、上原正三氏が亡くなられました。82歳でした。
メイン・ライターを務めた『帰ってきたウルトラマン』には骨太な作品が多かった。中でも差別問題を真正面から扱った「怪獣使いと少年」は、当時大変な問題作とされ、上原氏はこのためにメイン・ライターを下ろされ、しばらく干されてしまいます。
沖縄出身ということが、その作風に少なからぬ影響を与えていたのかもしれない。
「怪獣使いと少年」もう一度観てみようと思います。
『秘密戦隊ゴレンジャー』『イナズマンF』『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』その他その他、多くの記憶に残る名作を残してくださった、上原正三氏に、心からの感謝と哀悼を込めて
合掌。
帰ってきたウルトラマン『怪獣使いと少年』より
上原さんの怒れる魂が生んだ傑作「怪獣使いと少年」一見の価値あり!