「さよならぼくのともだち」
学生運動家だった友人の死をきっかけに作られた歌ですが、そんな団塊の世代とか全共闘世代とかいうのはどうでもよくて、この曲の持つ「寂しさ」が、ただただ好きでした。
この方の曲すべてが好きなわけではありません。この方の曲は基本、絶望ばかりで、ずっと聴き続けるのは正直辛い。だから精々1曲か2曲を時々チョイスして聴くのがちょうどいい。
そんなわけですから、私はこの方の特別ファンだったわけではない。でもこの曲だけは、別格だった気がする。
今年の4月24日、心不全のため死去。65歳の若さでした。
メジャーになることを嫌い、本名を明かすこともなく、最後までミステリアスな存在であることを貫き通した。
その眠りが安らかであらんことを思い、
合掌。
どうぞ安らかでありますように。