2017年1月
滋賀県東近江市にある天台宗釈迦山百済寺(ひゃくさいじ)で撮影した1枚
本尊は十一面観音菩薩で、開基は聖徳太子とされる名刹です。
天正元年(1573年)に織田信長の焼討ちで一千坊が焼失し、その後、徳川三代将軍家光の治世(1650年)に百済寺再建許可が出て、本堂、山門、仁王門などが復興されました。
写真の聖徳太子孝養像は、復興落慶記念奉納品として将軍家光から寄贈されたもので、家光の乳母、春日局が生前に大奥で大切に拝んでいた像だと云われてます。
孝養像とは、聖徳太子が16歳の時に父である用明天皇の病気平癒を祈った姿をかたどったものなんだそうです。
百済寺の仁王門の左右に吊り下げられた大きな草鞋は、『百寺巡礼』の作家・五木寛之氏が35番目としてこの寺を訪れた時にこの大草鞋に触れて満願成就の願を掛けたことで有名ですね。
よろしければ、応援クリックお願いします!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます